全国小売流通特集

全国小売流通特集:コンビニエンスストア業界動向=再成長の基盤整備 コスト増加も難題

小売 2022.07.30 12442号 26面
ファミリーマートはデジタルサイネージを3000店に設置完了。1週間で約1900万人に接触可能なメディアで、商品の拡販につながり、加盟店には設置料も新たな収益源として期待

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セブンイレブンは中食メーカーとの協力による冷食PBで独自価値追求=写真は園田康清セブンーイレブン・ジャパンFF・冷凍食品シニアマーチャンダイザー(左)

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ローソンの「ゴーストレストラン」専用商品。店内厨房を生かした食事配達事業に参入、加盟店の新たな収入源にする構え

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 ◆新価値追求の商品戦略を
 22年のコンビニエンスストア(CVS)はウィズコロナに対応して顧客ニーズをつかんだ商品やサービスなど取組みの成果が問われる。本格化する宅配サービスの拡大で新たな顧客接点を広げ、データ活用による客に応じた販売促進、新たな収益源として店のメディア化など新たな顧客体験を創造し、再成長に向けた基盤を構築できるかに掛かる。その上で原料高や食品の値上げに加え、水道光熱費などのコスト増対策も大きな課題だ。(山本仁)

 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)

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