全国小売流通特集
全国小売流通特集:コンビニエンスストア業界動向=再成長の基盤整備 コスト増加も難題
ファミリーマートはデジタルサイネージを3000店に設置完了。1週間で約1900万人に接触可能なメディアで、商品の拡販につながり、加盟店には設置料も新たな収益源として期待
セブンイレブンは中食メーカーとの協力による冷食PBで独自価値追求=写真は園田康清セブンーイレブン・ジャパンFF・冷凍食品シニアマーチャンダイザー(左)
ローソンの「ゴーストレストラン」専用商品。店内厨房を生かした食事配達事業に参入、加盟店の新たな収入源にする構え
◆新価値追求の商品戦略を
22年のコンビニエンスストア(CVS)はウィズコロナに対応して顧客ニーズをつかんだ商品やサービスなど取組みの成果が問われる。本格化する宅配サービスの拡大で新たな顧客接点を広げ、データ活用による客に応じた販売促進、新たな収益源として店のメディア化など新たな顧客体験を創造し、再成長に向けた基盤を構築できるかに掛かる。その上で原料高や食品の値上げに加え、水道光熱費などのコスト増対策も大きな課題だ。(山本仁)
日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
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全国小売流通特集
小売2022年、小売業界は各方面からの急激なコスト増に直面している。それらは国際情勢を背景に唐突に立ち上がった問題のように見えるが、実際には2020年代の課題として想定されていたものが緊迫度を増しただけだ。つまり課題は一過 […]
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