ふりかけ・お茶漬け特集
ふりかけ・お茶漬け市場は19年度、ほぼ前年実績並みの559億円で着地したとみられる。新型コロナウイルスの感染防止による、ご飯食増が追い風になった。両市場とも縮小推移だったが、最終的にわずかながら水面下から浮上した。肺炎防止の特需を今後の成長の好機に生かせるか。業界の展望を追った。(吉岡勇樹)
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◆ふりかけ・お茶漬け特集:コロナ特需で反転微増
水産加工 2020.04.22ふりかけ・お茶漬け市場は19年度、ほぼ前年実績並みの559億円で着地したとみられる。新型コロナウイルスの感染防止による、ご飯食増が追い風になった。両市場とも縮小推移だったが、最終的にわずかながら水面下から浮上した。肺炎防止の特需を今後の成長の好機に生か…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:ふりかけ 子ども人気で需要増
水産加工 2020.04.22●「のりたま」60周年、「ゆかり」50周年 ふりかけ市場は前3月期、前年比1%増の384億円で着地したとみられる。年初まで同2%減で推移していたが、2月末から需要が急増。コメ消費が一気に増え、代表的なコメ周り商材の一つであるふりかけも関連販売が進んだ。…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:お茶漬け 消費増大で真価発揮
水産加工 2020.04.22●食欲増進効果、市場継続に光明 お茶漬け市場は前期、ふりかけ同様に期末の需要増を受け、ご飯食が進む真価を発揮している。新型コロナを防ぐ巣ごもり志向が深まり、主食のコメ購買と備蓄が加速。お茶漬けはふりかけ以上の消費の伸びを見せ、食欲が無くてもさらさら食べ…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:丸美屋食品工業 「のりたま」周年企画充実で増収
水産加工 2020.04.22丸美屋食品工業は「のりたま」の発売60年を迎えて商品力を高め、消費増に応えている。新型コロナウイルスの感染防止による追い風はあるが、以前から周年企画を充実して増収。新たな「ペパたま」が支持されるなどし、好スタートを切った。 特需で勢いを増し、3月ま…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:永谷園 お茶漬け需要増大 新商品ヒットも
水産加工 2020.04.22永谷園はトップブランドの「お茶づけ海苔」をはじめとした、ご飯周り商材の需要急増に応えている。新型コロナウイルスの感染防止に伴う内食、コメ消費の増大によって2月末から大幅増収が続く。昨秋発売の「鯛だし茶づけ」、今春の「やってみた」ふりかけなどの新商品も…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:三島食品 原料の自社栽培強化へ
水産加工 2020.04.22【中国】三島食品の19年12月期決算は、売上高142億9800万円と目標額には若干届かずほぼ前年並みの着地となった。 家庭用部門では、主力の「ゆかり」は引き続き堅調に推移しているものの、「ゆかり」に次ぐ主力商品である「青のり」が原料不足の影響で販促…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:田中食品 醤油メーカーとコラボ
水産加工 2020.04.22【中国】田中食品の20年1月期決算の売上高は、ほぼ前年並みとなった。「旅行の友」や「鰹みりん焼」「のり・たまご」「ミニパック30袋入り」「同パート2」といった主力のレギュラー品が堅調に推移したほか、新商品の「ソフトふりかけ・いか昆布」「同・梅ひじき」…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:大盛食品 真鯛削り節など糸島グルメを商品化
水産加工 2020.04.22【九州】大盛食品では近年、全国的に注目を浴びている福岡県北西部に位置する糸島半島地区の産物を使った商材開発を温めてきたが今春、第1号商品として2品を新発売した。 天然マダイの漁獲量が日本一を誇る糸島にあってこれを原料とした「天然真鯛お茶漬」「真鯛削…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:ニチフリ食品 業務用苦戦も主力支持
水産加工 2020.04.22ニチフリ食品は2月末から需要急増を受け、特に「おかか」といった主力商品が支持されている。業務用は苦戦して前2月期売上げは前年実績並み。「ドラえもん」などを展開するキャラクターは、特需前から好調。今春は得意のコラボ開発を小休止する。「いわし削りふりかけ…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:Mizkan 中高生向け商材拡充、「鶏めし」など好評
水産加工 2020.04.22Mizkanはおむすびの素のパイオニアである「おむすび山」を展開する。近年は中高生の弁当向け商材の開発に強みを発揮し、今春発売の「おむすび山チャーシューごはん」「鶏めし」も好評。朝食提案を進め、おいしさと健康のほか、作る楽しさを伝える。内食志向急伸に…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:にんべん 「おかかふりかけ90g」胡麻入り大幅増
水産加工 2020.04.22にんべんは前3月期、期末に需要急増を受けて、「おかかふりかけ90g」といった主力品が支持された。2月までは苦戦して最後に巻き返し、通期で微減収にとどめた。「エビチリ風」など昨秋の新商品販売も厳しかったが、味わいの評価は上々。ソフトタイプで先駆けてきた…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:大森屋 「誘惑のふりかけ」など順調
水産加工 2020.04.22【関西】大森屋の19年10月~20年2月のふりかけ製品売上高は前年比2.4%増と堅調に推移。昨秋発売の「誘惑のふりかけ」2品が順調。主力の「緑黄野菜ふりかけ」「小魚ふりかけ」は前年並みの推移だが、TVCMを投下した首都圏では2月単月で2桁伸長を記録し…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:フタバ 新工場へ6月全面移転
水産加工 2020.04.22【九州】フタバでは熊本市西区に新工場の建設が順調に進んで、5月完成予定となった。敷地面積約6000平方m、建物面積約2500平方m、延床面積約5000平方mで、1階、2階を生産工場として、事務所は2階の一部を活用する。 衛生設備の向上はもちろん、H…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:日本海水 「浦島海苔」ブランド強化
水産加工 2020.04.22日本海水は「浦島海苔」ブランドのふりかけ・お茶漬けの販売を強化する。特に首都圏では「すべてが国産原料のふりかけ」シリーズや、付加価値商材の「贅沢ふりかけ」シリーズで売場の差別化を提案する。業界で初めてスーパー大麦を使用した新商品「スーパー大麦ふりかけ…続きを読む
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ふりかけ・お茶漬け特集:浜乙女 「混ぜ込み悪魔めし」成長
水産加工 2020.04.22【中部】浜乙女は昨年8月に新発売した「混ぜ込み悪魔めし」が引き続き好調を維持し、主力商品になる規模にまで成長している。 また、「徳用ふりかけ いわし」は、18年8月にリニューアルし、イワシ・サバ・カツオの削り節やDHA・EPA・カルシウムが手軽に摂…続きを読む