清涼飲料特集
上期の清涼飲料市場は、1~2月の時点で前年超えで推移していたが、3月から新型コロナウイルス感染拡大の影響が出始め、4月以降は大きな影響を受けることになった。そのような状況下で各社は、マーケティングプランの再構築に知恵を絞るなど、さまざまな取り組みで、ウィズコロナの新たな日常へ対応を図る。特に猛暑が予想される今年の夏は、ウイルス感染を防ぐため、マスク着用で過ごす必要が迫られる未知の夏となる。夏の長期化による「(隠れ)熱中症」対策は例年以上に求められるだろう。この夏こそ、先行き不透明な不安による心や体、のどの渇きや心を潤し、日々を前向きに過ごす「清涼飲料」の有する本質価値を示す良い機会と思われる。未知の夏を「清涼飲料」とともに乗り越えていきたい。(本吉卓也)
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◆清涼飲料特集:ウィズコロナの新たな日常へ対応図る 本質価値、試される機会に
清涼飲料 特集 2020.07.11上期の清涼飲料市場は、1~2月の時点で前年超えで推移していたが、3月から新型コロナウイルス感染拡大の影響が出始め、4月以降は大きな影響を受けることになった。そのような状況下で各社は、マーケティングプランの再構築に知恵を絞るなど、さまざまな取り組みで、…続きを読む
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清涼飲料特集:飲料容器の対応を追う 環境配慮で先行 工夫重ね減量化も
清涼飲料 特集 2020.07.11食品企業も持続可能な開発目標(SDGs)への対応が迫られているが、清涼飲料は1970年代から環境問題に先行して取り組んでいた。ガラス瓶、スチール缶に始まったワンウエー容器は、アルミ缶、PETボトルが市場に投入されてきた。自動販売機の普及など販売チャネ…続きを読む
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清涼飲料特集:PETボトルの変遷 自主性と規制で進む
清涼飲料 特集 2020.07.11PETボトルはガラス瓶、スチール缶、アルミ缶に比べて新しい容器だが、環境への配慮も短期間で実現してきている。無色透明、つぶしやすい、キャップは樹脂製など技術的、経済的にリサイクルしやすくなっているが、法による規制に加え、飲料メーカー、容器メーカーの不…続きを読む
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清涼飲料特集:素材別リサイクル動向
清涼飲料 特集 2020.07.11●ガラス瓶 収集時の割れが問題に ガラス瓶の2018年のカレット利用率は74.7%と高い。カレット以外のガラスを使ったリサイクル率は82.2%で、そのうちガラス瓶向けは50%以上で推移。自治体のガラス瓶分別による成果だが、一方で、空き瓶が分別収集・…続きを読む
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清涼飲料特集:コカ・コーラシステム コアブランドに注力 大人向けファンタ好調
清涼飲料 特集 2020.07.11コカ・コーラシステムは今年の夏、「コカ・コーラ」「ファンタ」などの定番製品を中心とした炭酸飲料や、「アクエリアス」「綾鷹」「ジョージア」のコアブランドに最注力する。また、新型コロナ禍による生活スタイルの変化から、ネット通販などのオンラインチャネルの強…続きを読む
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清涼飲料特集:サントリー食品インターナショナル 「伊右衛門」がけん引
清涼飲料 特集 2020.07.11●売上げの最大化実現へ サントリー食品インターナショナルは、今上期、同社の戦略ブランドとなる「BOSS」「サントリー天然水」「伊右衛門」「伊右衛門 特茶」に注力し、新商品発売や大型リニューアル、消費者キャンペーンを実施した。今後もこれら戦略ブランド…続きを読む
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清涼飲料特集:アサヒ飲料 炭酸カテゴリー強化 新価値創造商品も投入
清涼飲料 特集 2020.07.11アサヒ飲料は、新型コロナ禍の先行きが見えない状況下で、年初に方針として示した「炭酸カテゴリーの強化」と「新価値創造商品の投入」を中心に据え、取り組む。 「炭酸カテゴリーの強化」では、国内飲料市場2番目に大きいカテゴリーとなる炭酸飲料市場に対し、炭酸…続きを読む
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清涼飲料特集:キリンビバレッジ ソルティライチ拡充 “家族への想い”訴求を
清涼飲料 特集 2020.07.11キリンビバレッジはこの春から秋にかけ、「世界のkitchenから ソルティライチ」シリーズに注力する。「たいせつな家族を想って生まれました。おいしく熱中症対策」をメッセージとし、同品が訴求する「家族への想い」を強化し、差別化を図りながら春から秋まで暑…続きを読む
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清涼飲料特集:伊藤園 健康価値と魅力訴求 お茶屋が作る茶系飲料
清涼飲料 特集 2020.07.11伊藤園は、「茶カテキン」などの「お茶」が有する健康価値の訴求へ最注力する。同社にしかできないリーフとドリンク連動などの取組みや、無糖茶市場を創造したオリジネイターとしての歴史をあらためて伝えるなど、「お茶」の持つ魅力や価値をウィズコロナの新たな日常へ…続きを読む
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清涼飲料特集:大塚製薬 体調管理と水分補給を 重要性訴え情報発信
清涼飲料 特集 2020.07.11大塚製薬は「ポカリスエット」を、夏やスポーツといった特定季節やシーンに依存しないブランドに育成しようとコミュニケーションを行っていく。「ボディメンテ ドリンク」は、通年のコンディショニング(体調管理)と水分補給の重要さを伝える健康啓発活動に科学的根拠…続きを読む
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清涼飲料特集:ポッカサッポロフード&ビバレッジ 新たなレモン飲料を
清涼飲料 特集 2020.07.11●独自価値追求で存在感 ポッカサッポロフード&ビバレッジは「特定の市場やチャネルにセグメントすることで、特定のファンに愛される強いブランドを育成する」という戦略骨子を掲げる。 ブランド戦略として、(1)「新たなレモン飲料ブランド確立への挑戦」(2…続きを読む
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清涼飲料特集:大塚食品 主力2商品に最注力 水分補給、のどの渇き対応
清涼飲料 特集 2020.07.11大塚食品はこの夏、「クリスタルガイザー」とビタミン炭酸「マッチ」に最注力する。猛暑が予想されるウイズコロナの夏場に向け、ビジネスシーンや学校、その他屋外での水分補給として「クリスタルガイザー」(500・700mlPET)の売場拡大に取り組む。 また…続きを読む
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清涼飲料特集:カゴメ 環境配慮に取り組む 新たな社会へ対応図る
清涼飲料 特集 2020.07.11カゴメの上期飲料事業は、25周年を迎えた「野菜生活100」ブランドや「野菜一日これ一本」「カゴメトマトジュース」などがけん引し、好調に推移している。また、容器などでの環境配慮への取組みも生活者や取引先各社の支持を受け、今後も推進していく意向だ。ウィズ…続きを読む
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清涼飲料特集:ハウスウェルネスフーズ 収益構造改革を推進
清涼飲料 特集 2020.07.11●「ネルノダ」市場に浸透 ハウスウェルネスフーズの20年3月期の飲料関連は、「ウコンの力」「C1000」「1日分のビタミン」の主力ブランドが軒並み減収となり伸び悩んだ。ビタミン類は、ゼリー製品や「1日分のビタミン」の内製化を進めるとともに収益性の低…続きを読む
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清涼飲料特集:ヤクルト本社 テコ入れで需要喚起 主力「タフマン」は刷新
清涼飲料 特集 2020.07.11ヤクルト本社の2020年3月期のジュース・清涼飲料などの売上高は、前年比3.3%減の273億5500万円だった。今期は各商品のテコ入れを行い、需要喚起を継続。主力品の「タフマン」もデザインを刷新するなど、新たな顔ぶれでアプローチを進める。 19年度…続きを読む
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清涼飲料特集:森永製菓 「inゼリー」価値提案 栄養バランスと筋力維持
清涼飲料 特集 2020.07.11森永製菓が展開するゼリー飲料のトップブランド「inゼリー」の前期(20年3月期)の実績は、売上高が前年比1%増と堅調に推移した。「inゼリー」ブランドは15年のリニューアル以降、販売金額が2桁増で成長。19年3月期は、過去最高の売上げを達成した。 …続きを読む
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清涼飲料特集:味の素AGF 家族の好みの甘さを SRPで社会課題解決
清涼飲料 特集 2020.07.11味の素AGF(AGF)が展開する「ブレンディ」ボトルコーヒーは、20年度も「家族の好みに合わせた、甘さで選べる」価値を継続して訴求する。各家庭において、あって良かったと思われるようなブランドや商品の提供を目指す。また、「ブレンディ」ボトルコーヒーなど…続きを読む
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清涼飲料特集:ネスレ日本 多様化ニーズに対応 カテゴリー拡大目指す
清涼飲料 特集 2020.07.11ネスレ日本は、多様化する消費者のアイスコーヒーのニーズに応えることで、「カテゴリー新規ユーザーの獲得」や「既存ユーザーの飲用杯数の増加」を継続して実現し、カテゴリー拡大に貢献する。 同社は、今期も昨年から引き続き「ネスカフェ ボトルコーヒー」専用の…続きを読む
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清涼飲料特集:UCC上島珈琲 「COLD BREW」拡販 基盤ブランドへ注力
清涼飲料 特集 2020.07.11UCC上島珈琲はこの夏、「UCC BLACK COLD BREW」(PETボトル製品)を中心に、基盤となる「BLACK無糖」ブランドに最注力する。猛暑が予想される盛夏に向け、すっきり飲めて止渇要素のある本格アイスコーヒーとして、「COLD BREW」…続きを読む
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清涼飲料特集:花王 「ヘルシア」拡充図る 限定で2機能性成分配合
清涼飲料 特集 2020.07.11花王は「ヘルシア緑茶」「ヘルシア緑茶 うまみ贅沢仕立て」をラインアップする「ヘルシア」ブランドに注力する。新たに数量限定となるが、機能性表示食品「ヘルシアmyリズム」を6日から投入した。“疲労感を軽減する”機能が報告されているクエン酸と、“体脂肪を減…続きを読む
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清涼飲料特集:坂本香料 リッチテイスト提案 広がる果実感を追求
清涼飲料 特集 素材 2020.07.11坂本香料は食品企業としての使命感からコロナ禍の自粛期間中もニーズのある限り、工場の稼働を止めず、従業員の安全を第一に考えながら時短やテレワーク対応をしてきた。従来、新規開発は顧客からのニーズを受けてのスタートが主体だった。5月の需要減で業務に余裕がで…続きを読む
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清涼飲料特集:丸源飲料工業 コロナ後の外食注視 春夏新商品を継続訴求
清涼飲料 特集 2020.07.11丸源飲料工業は、コロナ禍で春夏に予定していた食品展示会や業務用卸主催展がことごとく中止となり、新商品を訴求する機会が縮小していた。緊急事態宣言の解除後は訪問やWeb、郵送などあらゆる手段を駆使して新商品の訴求を行っている。新型コロナウイルスの影響で働…続きを読む
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清涼飲料特集:赤穂化成 健康志向高まり対応 ラインアップ拡充図る
清涼飲料 特集 2020.07.11赤穂化成は今期、「海の深層水 天海の水」「熱中対策水」「天海のにがり」の3ブランドに最注力する。 健康志向の高まりに対応する「天海の水」では、7月1日からキャンペーンを開始し、新規ユーザーとの接点拡大を目指す。ウィズコロナの影響から、マスクで過ごす…続きを読む
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清涼飲料特集:ダイドードリンコ 止渇系ニーズ獲得へ PETコーヒー新2品
清涼飲料 特集 2020.07.11ダイドードリンコは、夏場を迎え高まる多様な止渇系飲料へのニーズに徹底対応する。ソフトドリンクの止渇系で最もボリュームを占める水、お茶を中心に炭酸水や近年トレンドとなっているPETコーヒーでの止渇系ニーズの獲得も強化する。 自販機チャネルでは、ロケー…続きを読む
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清涼飲料特集:業界支える機械・資材・素材 キーワードは「新価値創造」
清涼飲料 特集 2020.07.11ここでは清涼飲料業界の発展を支える機械・資材・素材を紹介する。四国化工機の「NSATOM(えぬえすアトム)」は、独自形状・口栓付きで市場ニーズの高い飲料を充填できる紙容器無菌充填システム。世界的な脱プラスチックの潮流の中で、樹脂製容器に代わる次世代型…続きを読む
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清涼飲料特集:業界支える機械・資材・素材=小川香料 和柑橘の供給強化
清涼飲料 特集 素材 2020.07.11●プレミアム素材で提案 小川香料はカボスやシークワーサーなど、国産の柑橘類(和柑橘)から抽出した天然香料やエキスの供給体制を強化する。プレミアム素材として炭酸飲料やフレーバーウオーター向けに売り込む。産地との連携も進め、農業や地方経済活性化への貢献…続きを読む
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清涼飲料特集:業界支える機械・資材・素材=四国化工機 無菌充填「NSATOM…
清涼飲料 特集 2020.07.11●固形物や高粘度対応 四国化工機は日本製紙と共同開発し、新たに市場投入するキャップ付き紙容器の無菌充填システム「NSATOM」で、清涼飲料の価値向上に貢献する。固形物や繊維の入った飲料を無菌充填できるため常温流通が可能になり、販売する小売店でも扱い…続きを読む
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清涼飲料特集:数字で振り返る2019年生産量 5年ぶり前年比マイナス
清涼飲料 特集 2020.07.11●夏の記録的な天候不順が要因 2019年の清涼飲料の総生産量は2261万4900kl(前年比0.6%減)で、5年ぶりにマイナスになった。生産者販売金額は4兆0483億2400万円(同0.1%減)でほぼ前年並みだった。7月の記録的な天候不順や大型台風…続きを読む
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清涼飲料特集:ウィズコロナ マスクと過ごす未知の夏
清涼飲料 特集 2020.07.11今年は、ウィズコロナによる新たな社会環境で過ごす夏となる。猛暑が予報されるこの夏は、感染を防ぐために、外出時など、マスクを着けて過ごす夏となり、例年以上に「熱中症」対策が求められる。水分補給に加え、喉だけでなく、心や身体の渇きを癒(いや)す働きを有す…続きを読む
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清涼飲料特集:チルドカップコーヒー 嗜好多様化の中で存在感
清涼飲料 特集 2020.07.11チルドカップコーヒー市場は、コーヒーそのものに飲用バリエーションが増え嗜好(しこう)の多様化が進む中で、チルドならではのフレッシュな味わいの提供を武器に底堅い存在感を示している。2019年度の市場は前年から一転、4~5%増で推移したとみられる。18年…続きを読む