中部流通特集

総合 2022.09.24
中部流通特集

 中部の食品スーパーの多くが苦戦している。背景には内食需要の減少以外に、相次ぐ値上げによる節約志向の高まりも大きい。中部地区で低価格販売を売りにするドラッグストアや域外資本のスーパーの存在が大きくなっているのは、消費者の財布のひもが想像以上に固くなっているためだ。
 域外資本の食品スーパーとして昨今、話題に上っているのが神奈川県に本社を置くロピアだ。同社は関東や関西を中心に低価格帯のスーパーを展開してきたが、5月にモレラ岐阜店(岐阜県本巣市)の出店で中部地区に進出。続いて8月には柳津店(岐阜市)をオープンした。この秋には可児市への出店が予定されているなど他社に比べて勢いがある。(中部支社編集部)