全国味噌特集2023
2023年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量や輸出が前年同期を下回り苦戦を強いられた。出荷量に関しては、新型コロナウイルス対策の行動制限が緩和されたことで外食需要が回復し、家庭内での調理機会が減ったことで大きく数字を落とした。その一方、新ブランドの立ち上げや既存商品のブラッシュアップで、市場を活性化させようという動きも見逃せない。(涌井実)
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◆全国味噌特集:上期は出荷・輸出が苦戦 価値提供で需要創出を
調味料 特集 2023.09.252023年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量や輸出が前年同期を下回り苦戦を強いられた。出荷量に関しては、新型コロナウイルス対策の行動制限が緩和されたことで外食需要が回復し、家庭内での調理機会が減ったことで大きく数字を落とした。その一方、新ブランドの…続きを読む
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全国味噌特集:出荷=上期は前年比4%減 コロナ以降は減少加速
調味料 特集 2023.09.25全国46組合781社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会によると、23年1~6月の出荷量は17万6591t(前年比4%減)だった。前年より7444t減少した。22年の累計出荷量は37万4216tだったが、23年は通期でこの数字をさらに下回る見込み。会…続きを読む
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全国味噌特集:輸出=前年の反動で大幅減 欧州でも存在感高まる
調味料 特集 2023.09.25財務省がまとめた貿易統計によると、23年上期(1~6月)の味噌の総輸出量は、前年比7.4%減の1万0211tだった。金額は同2.4%減の24億6840万円だった。22年上期は数量・金額ともに2桁増で過去最高を更新したが、23年はその反動で数字が伸びな…続きを読む
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全国味噌特集:トレンド=新ブランド続々誕生 試されるマーケティング
調味料 特集 2023.09.25味噌業界では近年、いくつかの新しいブランドが誕生した。地域により好みが分かれ、ブランドスイッチが起きにくいとされる業界で、新商品を市場に定着させるのは難しい。味と価格のバランスはもちろん、消費者とどうコミュニケーションし、ブランドの魅力を伝えていくか…続きを読む
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全国味噌特集:即席味噌汁=高い“タイパ”で注目 FDタイプ市場けん引
調味料 特集 2023.09.25即席味噌汁市場は、需要の拡大により順調な成長を遂げている。タイムパフォーマンス(タイパ)を求める志向が強く、そのニーズを満たすべくマーケットで注目を浴びた。特にフリーズドライ(FD)タイプの商品が、市場の成長をけん引する。 一方で、生味噌タイプの商…続きを読む
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全国味噌特集:塩こうじ=粒・液体・パウダーなど 形変えてじわり浸透
調味料 特集 2023.09.25米こうじと塩、水を混ぜ、発酵熟成させた「塩こうじ」。江戸時代の文献にもその名が残る、日本古来の伝統的な発酵調味料だ。タンパク質をアミノ酸などに分解する酵素が豊富に含まれているため、肉や魚を漬け込むとうまみが増し、食感が軟らかくなる。自然な塩味や奥深い…続きを読む
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全国味噌特集:業界トピックス=2023秋冬新商品 麹やだしにこだわり
調味料 特集 2023.09.25大手メーカーを中心に、秋冬の新商品が出揃った。味噌カテゴリーでは、ぜいたくに麹を使ってコクと複雑な風味を醸した逸品や、だしにこだわった商品の発売が目立った。FD(フリーズドライ)加工した粉末タイプの即席味噌汁なども発売された。パウダー状の塩こうじや、…続きを読む
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全国味噌特集:味噌汁タイプの完全栄養食「MISOVATION」に注目
スープ 特集 2023.09.25食事は具だくさんの味噌汁だけでいい--。 いま、味噌汁タイプの完全栄養食「MISOVATION」への注目が高まっている。 栄養士が開発した、1食に必要な31種類の栄養素をバランスよく摂取できる新感覚の味噌汁で、日本各地の味噌メーカーとコラボレーシ…続きを読む
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全国味噌特集:23年上半期POSデータ分析 主力品ズラリで際立つ大手の存在感
調味料 特集 2023.09.25日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計した全国約1060店舗から構成されたデータ)を分析し、2023年1~6月の味噌の売上げランキングを作成した。上位には大手メーカーの主力商品が並んだ。一部の商品を除き、内容量は750g以…続きを読む
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全国味噌特集:北海道地区=猛暑で販売面に影響が
調味料 特集 2023.09.252023年1~7月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合調べ)は1万0625t(前年比6.6%減)、仕込み数量1万0739t(同11.1%減)となった。今年前半戦の動向は5月に新型コロナウイルス感染症の5類感染症引き下げとなり、行動制限の…続きを読む
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全国味噌特集:関東地区=提案型販促に期待感
調味料 特集 2023.09.25東京を中心とする首都圏エリアのスーパーでは、大手メーカーの主力商品が店頭に並ぶ。各カテゴリーの売れ筋商品やPBが棚スペースの大半を占める中、中小企業の商品がそこに割って入るのは容易でない。そこで期待されるのが、コロナでストップしていた店頭販促の再開だ…続きを読む
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全国味噌特集:長野地区=大手・中小の温度差広がる
調味料 特集 2023.09.25「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから大手、中小、蔵規模まで、約100の製造業者が軒を連ね、全国の味噌出荷量で50%以上のシェアを占めている。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年1~6月の県味噌実出荷量は9万8009tで、前年同期を…続きを読む
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全国味噌特集:中部地区=簡便と品質の二極化
調味料 特集 2023.09.25中部地区のメーカー各社は、仕入れコストなどの上昇を受け、続々と価格改定を進めており、愛知県味噌溜醤油工業協同組合の調べによると、愛知県での味噌の出荷量は前年割れが続く。今後、円安の影響で大豆や小麦、コメといった輸入原材料の価格は高止まりするとみられ、…続きを読む
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全国味噌特集:関西地区=多彩な展開で価値創出
調味料 特集 2023.09.25中国から伝来し、日本各地の風土に合わせて独自の発展を遂げてきた味噌。食生活の多様化が進む現代では、和食以外の料理に使用する機会も増えている。万能調味料としての味噌の可能性はどこまで広げることができるのか、各社多彩な商品で新たな価値創出に注力している。…続きを読む
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全国味噌特集:四国地区=県外需要喚起に向け
調味料 特集 2023.09.25徳島県は大豆栽培と製塩が盛んであったことから味噌作りが発展し、現在も四国4県のなかで高い味噌生産量を誇る。県内の味噌文化振興に向け、かねこみそとヤマク食品は商品開発や新市場開拓を進めている。(岡田幸子) ●かねこみそ 伝統醸造軸に独自性を発揮 か…続きを読む
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全国味噌特集:九州地区=定着なるか新切り口
調味料 特集 2023.09.25九州味噌業界においても、価格改定部分での数量減はやはり目立つ。容量でみても、価格改定後に従来の主力サイズに比べ、小容量のものが動き出したといった声も聞く。お買い得感をなくしても、1回当たりの買い物消費額を抑えたい。そんな消費者も一定層いそうだ。業務用…続きを読む