マーガリン類特集2024
マーガリン類特集:業務用=「少量添加」など注目分野続々
業務用マーガリンは23年、価格適正化により金額ベースでは前年を上回り、原料環境の一定の落ち着きを背景に採算性もおおむね改善された。バターの価格改定の中でコンパウンドタイプが需要を高めたほか、外食や土産分野なども大きく回復している。一方、物量ベースでは最終市場の量目減(サイズダウン)や値上げによる数量減を受け、油脂使用量が減少。これにより、20年以降4年連続となる生産減を強いられた。
24年は4月までの累計生産量(日本マーガリン工業会調べ)で前年比2