納豆特集

農産加工 2020.03.23

 全国納豆協同組合連合会(納豆連)によると、業務用を含めた19年の市場規模は約2503億円だったとみられる。発酵食品ブームの継続、消費者の根強い節約志向、健康機能性の高さから、マーケットは8年連続で拡大し、16年以降は過去最高を更新し続けている。19年の伸び率は近年では最小となった。ただ、20年に入り、国立がん研究センターが、日常的に納豆を摂取する層は死亡リスクが1割以上低下すると発表、TV番組でも取り上げられたことから、2月以降は特需となっている。メーカーによっては、製造を主力に絞り込んだり、春夏の新商品発売を見送るなどで対応している。(小島麻由美)