新春特集2023第2部

新春特集第2部:2023年業界展望=中食 サステナ実践は不可避 値上げ避けられず

特集 中食 2023.01.01 12515号 39面
米販類は依然としてシェアが大きい(ライフ豊洲店)

米販類は依然としてシェアが大きい(ライフ豊洲店)

ローストビーフ丼はプチぜいたくに合致(原信古正寺店)

ローストビーフ丼はプチぜいたくに合致(原信古正寺店)

野菜が豊富なタンメン系、ちゃんぽん系(ヨーク西落合店)

野菜が豊富なタンメン系、ちゃんぽん系(ヨーク西落合店)

だしで差別化が図られる卵焼き(東武ストア松原店)

だしで差別化が図られる卵焼き(東武ストア松原店)

 23年の中食市場は、原材料価格の高騰に加え、為替の円安、エネルギーコストの上昇により、値上げが本格化することになりそうだ。22年の上期は、コロナ禍での行動制限がなくなり、外出機会が増えたものの、内食需要の底堅さに支えられて平均売上げは前年比2~3%増で推移。また、外食の値上げ時期が早かった分だけ惣菜に流れた恩恵もある。ただ、昨夏以降は、急激な為替変動と、ウクライナ問題などを背景にエネルギーコストが上昇して後半になるほど、デリカ工場の光熱費が収益を圧迫する状態がボディブローの

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