中部流通特集

中部流通特集:東海地域の食品動向調査(2)20~21年ロシアのウクライナ侵攻、家計を直撃

特集 総合 2022.05.21 12401号 11面

 ●小売・卸業を中心に価格競争さらに激化 先行きは不透明
 今年、ロシアのウクライナ侵攻で燃料・穀類価格がさらに上がると見込まれる。21年の傾向に従えば、家計はさらに消費を減らすと推測される。また、事業者の収益は前年よりもさらに圧迫されると想定できる。
 戦後、わが国は、安価な外国産の食料に大きく依存してきた(注2)。その結果、生産基盤が、原油価格高騰だけでなく、紛争などの国際情勢に大きく左右される脆弱なものになってしまった。

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