酒類流通の未来を探る2025

酒類流通の未来を探る:中部=生活防衛意識で飲食苦戦 日本人利用客、著しく減少

酒類 特集 2025.08.09 12978号 12面

 25年の中部地区の酒類をめぐる市場環境は、物価高に伴う生活防衛意識の高まりを受けて、特に年末年始以降、多くの飲食店で苦戦が続く。一方、外国人観光客でにぎわう伊勢(三重県)や高山(岐阜県)、ターミナル駅のある名駅周辺の飲食店は軒並み好調なものの、日本人利用客の減少は著しく、需要の底上げが課題となっている。
 さらに若年層を中心に広げる飲酒文化の多様化に伴い、酒類の出荷数は微減傾向にある。これを受けて、各卸・飲食店は飲酒機会などの魅力を主にSNSで継続的

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