漬物特集2023
◆漬物特集:加速する付加価値訴求 ユーザー層の減少に多様な打ち手を展開
食品需給研究センターの食品産業動態調査によると、23年1~8月累計の野菜・果実漬物の生産量は55万0959tと前年比0.3%減だった。構成比で最大のキムチの生産量が回復に転じた一方、ショウガ漬けをはじめ減少したカテゴリーも目立ち、全体では微減で推移。消費面ではシェアの広がるキムチに比べ主要カテゴリーの浅漬けの減少が続くなど、市場の成長獲得へ克服すべき課題は多い。高齢化の進行で今後も避けられないユーザー層の縮小や値上げ影響による販売数量の減少への歯止めをかけるべく、業界各社は