酒類流通の未来を探る
酒類流通の未来を探る:今期最大の課題 未曽有の大規模値上げ
22年の酒類市場で、最大の話題となるのが秋に控える値上げだ。ビール類、RTD、洋酒、清酒や焼酎と、ほぼすべてのカテゴリーが対象となるが、ボリュームの大きいビール類の値上げは、特に中間流通の卸売業にとっては収益確保に向けた極めて重要な取組みとなる。
原材料費やエネルギーコストの高騰、ウクライナをはじめとする国際情勢の影響を受け、価格改定はまず食品分野からスタートし、すでに複数回の値上げを実施しているメーカーやカテゴリーも存在する。