酒類流通の未来を探る

酒類流通の未来を探る:RTD 次なる成長策続々 高単価、海外トレンドの日本向け

酒類 特集 2022.07.16 12433号 04面
小売業も注目し、店頭には「ハードセルツァー」専用コーナーも出現(ダイエー豊洲店)

小売業も注目し、店頭には「ハードセルツァー」専用コーナーも出現(ダイエー豊洲店)

 酒類市場が全体として漸減基調にある中で、流通各層でも存在感を高めているのが缶チューハイをはじめとするRTDだ。果実由来を中心とした味わいの多様さ、3%のライトから9%のストロングまでといったアルコール度数の幅広さで年代・性別を問わず支持を広げる。
 20年の酒税率改定で競合分野とされるビール系新ジャンルが増税、RTDが据え置かれたことで、これ以降さらに追い風が吹いている格好だ。21年の年間販売は14年連続で過去最大の市場規模を更新したもよう。22年は

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