チーズ特集
◆チーズ特集:拡大から浸透へ 進むステージ変化
◇急成長一段落も最需要期へ喚起策
大きな拡大から着実な浸透へ–19年度上期(4~9月)のチーズ市場は、近年続いてきた需要拡大の流れを維持しながら、成長を続けている。昨年は大手メーカー中心の価格改定や、白カビ・青カビチーズの健康報道などさまざまな変化が起き、市場は大幅な伸びを示したものの、今年はこれまでと比較して手堅い推移となった。全体として大きな減退はなかったが、消費支出でも大きな伸びは見られなかった。しかし、消費の底堅さは依然として強く、家庭用では即食系商品が、業務用では高付加価値を実現する高加工度商品の需要が増加。下期は最需要期へ向けて、プロセスチーズ(PC)、ナチュラルチーズ(NC)ともに新商品の投入やプロモーションの拡大など、需要喚起策を各社推進。変化するステージへの対応で、メーカー、輸入商社、業界団体らは積極策を講じている。(小澤弘教)
●家庭用 消費底堅く即食志向強い
家庭用チーズの販売状況は、金額ベースでほぼ前年並み、物量ベースで1~2%の微増で推移したとみられる。PCが金額・数量ともにほぼ前年並みから微増、NCは2~3%増で推移。前年上期と比較して伸び率が若干鈍化した感がある。特に、開封してすぐに食べられる即食系商品は需要が高まり、容量・形態のトレンドは「手軽さ・食べやすさ」が評価のポイントになってきているようだ。
PC市場の最大カテゴリーであるスライスは、金額・物量とも前年並み。コモディティー化によるせめぎ合いが続いている。NCのシュレッドは金額・物量とも増加し、トレードオフ関係が最近強まってきている点も影響した。明治や雪印メグミルクは今春の増量キャンペーンがプラスに働いた。
ベビーチーズは金額・物量とも前年比1~2%増。昨年ほどの勢いが落ち着いたとの見方が多勢だがアイテム数の増加、おつまみ・おやつなどワンコインで多彩なフレーバーが楽しめる価値から、幅広い年齢層にさまざまな喫食シーンを提供してきた。
六甲バターは定番品、プレミアム品ともに増加し、5%増を達成。4月から本格稼働した神戸工場の生産体制も着々とバージョンアップしている。マリンフードも秋にはボジョレー解禁のタイミングで特売需要を獲得した。ポーションは微減から微増とみられる、6Pのけん引が若干鈍化してきた。カルトンは全体では2桁近いマイナスで推移。「切れてる」は2%程度減で着地した。
NCでは、シュレッドは各社で明暗。物量で前年で5%程度のプラスとなったが、金額は2~3%増。大容量サイズが好調である一方、単価が下がっている。価格競争の激化が続く中、東京デーリーは「香り際立つパルミジャーノブレンド」が2桁増。昨年下期に投入した「厳選4種のチーズブレンド」とともに、差別化シュレッドとして市場ポジションを獲得している。
昨年はアルツハイマー型認知症の予防効果についてのTV放映の効果で一気に市場を拡大したカマンベールは反動の年となり市場物量・金額ともに2桁近くマイナスになった。しかし、一昨年比ではプラスとなっていることから、水準の底上げ分は確保している。
そうした中でも、明治は金額・物量とも既存商品群で前年をクリアした。青カビについても健康報道の効果は根強く、小売・量販店での配荷は進んできている。特に顕著なのが、クリームチーズはポーションタイプの苦戦もあり、前年を下回った。そうした中、ベルジャポンは主力の「キリ」ポーションタイプなどはプラス。積極的販促強化が奏功した形だ。
フレッシュモッツァレラは、森永乳業の「クラフトひとくちモッツァレラ」の昨年9月からの上市が大きくプラス効果。ライトからミドルユーザーの獲得が進み、けん引している。ストリングはSNSから火がついた「じゃがアリゴ」が継続して火がつき、金額・物量とも6%程度の伸びを見せた。
家計調査で見る1~10月の消費量は昨年と比べて落ち着いてはいるものの、購入金額・数量とも根強く増加。こうした点からも、チーズが家庭の日常の食材として定着し、拡大してきていることが考えられる。
12月に入ってからもチーズ需要の高まりは売場からも見られ、各社はプロモーション強化や業態別注力アイテム訴求など、需要喚起策を推進中。底堅い需要は続くとみられることから、今後も伸びしろが多くある市場だ。
●業務用 高加工度アイテム需要増
今年度上期の業務用市場は金額・物量とも前年比1~2%増で前年を上回ったと推計される。今年は5月の大型連休や7月の冷夏、秋口の台風、消費増税など、自然環境・社会環境と多くの変化に見舞われたが、おおむね良好に推移。外食は前年並みを維持し、加工食品は堅調となったとみられる。特に、簡便性や差別化志向の高まりから、加工度の高い商材へのニーズが強まっている。
ソフト系チーズがけん引役となる同市場だが、簡便性の高いアイテムの需要が引き続き強い。雪印メグミルクの「ロイヤルスノー」は用途拡大や使い勝手の良さなどが評価を高め、製パンやCVSでの新規採用が増えている。マリンフードの「クッキングモッツァレラ」は、幅広い使用用途で導入が進み、業績の底上げに寄与した。
特に外食では、人手不足によるオペレーション簡略化ニーズは依然として高く、より加工度の高いソースやペーストを求められることが多い。森永乳業の「4種のチーズソース」は外食中心に引き合いが多い。「使い方がすぐわかる」「誰が使用しても同じ味が再現できる」といった確実性も求められている。
外食チャネルでのチーズ需要の旺盛さは続いている。「チーズタッカルビ」や「ハットグ」など、チーズの物性を生かした「SNS映え」するメニューはブームから定着へと移行しているといって良い。
チーズの最需要期とオーバーラップする形で、大手外食チェーンではチーズをメーンにしたフェアを展開しているが、NCに関してメニューに細かな情報を載せるなど、消費者の関心の高まりを示している。
最近では「発酵鍋」(関連記事10面)にも注目が集まり、中でも「チーズ鍋」に対しての業界からの提案が進んでいる。上期からもラクレットの人気が続いていることも見逃せない。
CVSチャネルでは、「バスク風チーズケーキ」の根強い人気や、チーズを使った差別化中食アイテムの拡充が目立ってきた。和食ジャンルにチーズを組み合わせたり、中~高価格帯商品にNCをアクセントに使ってみたりするなど、各社独自性の高い商品を展開し、物量も伸びている。製パンでも、今年は7月が比較的涼しかったこともありチャネル自体の好調が後押しした。
一方、市場全体としては、「フードロス」への対応が気になるところ。最近では、SMでは閉店の1~2時間前には商品を作らず、CVSでも24時間営業をやめる店舗が増えていくと予想されることから、秋に入り動きが鈍化してきた感も否めない。より高付加価値を実現するメニュー提案などが、今後ますます求められそうだ。
-
◆チーズ特集:拡大から浸透へ 進むステージ変化
乳製品 特集 2019.12.16◇急成長一段落も最需要期へ喚起策 大きな拡大から着実な浸透へ--19年度上期(4~9月)のチーズ市場は、近年続いてきた需要拡大の流れを維持しながら、成長を続けている。昨年は大手メーカー中心の価格改定や、白カビ・青カビチーズの健康報道などさまざまな変化が…続きを読む
-
チーズ特集:関西市場動向=伸び率やや鈍化も伸長
乳製品 特集 2019.12.16【関西】絶好調が続いていた関西地区のチーズ市場は依然として伸びてはいるものの、今期に入り動きはやや鈍化した印象。小売各社の金額ベースでは、オークワ(3~11月)が前年比1.3%増、コープこうべ(4~9月)は同4.1%増。メーカー各社の1~10月は六甲…続きを読む
-
チーズ特集:量販店6社のチーズ販売状況=最需要期に向け売場育成
乳製品 特集 2019.12.16量販店6社に見る19年度上期のチーズ販売状況は、前年を下回った企業もあったが、テーマ性の統一やラインアップの増強などを行い、おおむね堅調な推移を示した。秋冬最需要期に向けては各社嗜好(しこう)・用途に合わせた売場育成に注力していくようだ。(小澤弘教)…続きを読む
-
チーズ特集:主要チーズ輸出国・地域の対応=供給は世界的にタイト感
乳製品 特集 2019.12.16〈豪州〉 日本の最大のチーズ輸入相手国、オーストラリア(豪州)は、昨年からの干ばつによる影響が大きく、生乳生産量が減少傾向にある。干ばつの長期化は酪農経営面の圧迫も進め、生産コストの上昇や乳牛の淘汰(とうた)を招いた。 集乳競争も引き続き激しさを…続きを読む
-
チーズ特集:注目高まる“発酵鍋” マリンフード、オリジナルレシピ紹介
乳製品 特集 2019.12.16外食で「発酵鍋」への注目が高まっている。ぐるなびが毎年発表する「トレンド鍋」にノミネートされ、中でも昨今のチーズ人気から独特の「チーズ鍋」を提供する店舗も増えてきた。ブーム到来の兆しの中、マリンフードは自社商品を使ったオリジナル鍋レシピを紹介。自宅で…続きを読む
-
チーズ特集:USDEC、米国産チーズアイディアメニューコンテスト開催
乳製品 特集 2019.12.16●高レベル作品続々と アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)は11月29日、東京都新宿区の服部栄養専門学校で「アメリカ産チーズアイディアメニューコンテスト2019」最終審査会を開催した。今回は3部門で111作品が応募。1次審査を勝ち抜いた15人が実技…続きを読む
-
チーズ特集:パルミジャーノ・レッジャーノ協会・ロブスキ氏に聞く
乳製品 特集 2019.12.16◇パルミジャーノ・レッジャーノ協会 アンドレア・ロブスキPR担当 ●日本、戦略的マーケットとして期待 --現在の生乳生産事情は。 パルミジャーノ・レッジャーノに使用される生乳は、北部5県にまたがる地域に限定されており、一般の生乳とは異なる。現在…続きを読む
-
チーズ特集:パルミジャーノ・レッジャーノ協会、日本酒とのペアリングイベント
乳製品 特集 2019.12.16パルミジャーノ・レッジャーノの生産者で組織するパルミジャーノ・レッジャーノ協会は11月26日、東京都内でメディア関係者らを対象にした同品と日本酒とのペアリングイベントを開催した。熟成期間や削り方の違いで生まれる風味や食感の違いに加え、日本酒との相性で…続きを読む
-
チーズ特集:グラナ・パダーノ保護協会、EU産農産物認知拡大へ
乳製品 特集 2019.12.16グラナ・パダーノ保護協会はパルマハム協会と共同で、EUの協力でPDO(原産地名称保護)商品のキャンペーンを展開している。イタリア産のグラナ・パダーノPDO=写真=とパルマハムPDOを使用したレストランキャンぺーンやTVプロモーション、展示会出展などを…続きを読む
-
チーズ特集:チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会、チーズフェスタ開催
乳製品 特集 2019.12.16●「チーズフェスタ」に6067人 新企画で魅力発信 チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10~11日、東京都渋谷区のエビススバルビル(EBiS303)で、「チーズフェスタ2019」を開催した。今回は、「3ステップで世界の絶品チーズ料理」…続きを読む
-
チーズ特集:伊藤ハム 伸びる「キリ」シリーズ さらなる認知拡大へ
乳製品 特集 2019.12.16【関西】伊藤ハムが輸入販売するベル社チーズの19年1~9月累計実績は、春以降価格改定の影響で店頭回転が鈍化傾向にあるが、金額で前年比5.8%増、重量で3.5%増と前年実績を上回っている。 主力のキリシリーズ(クリームチーズ)のポーションタイプ(キリ…続きを読む
-
チーズ特集:小岩井乳業 秋冬歳暮ギフト一新 クロスMDで独自価値
乳製品 特集 2019.12.16小岩井乳業の直近までのチーズ販売実績は、ほぼ前年並みで推移した。下期は10月から歳暮ギフトのラインアップを一新し、プラス効果が期待される。各チェーンではクロスMDが生まれてきており、引き続き独自価値を発揮していく。 今春は乳製品11品でパッケージデ…続きを読む
-
チーズ特集:全国酪農業協同組合連合会 スモーク強化に努める
乳製品 特集 2019.12.16●おいしいスモークチーズ、来年発売40周年 全国酪農業協同組合連合会(全酪連)の20年3月期上期チーズ販売実績(物量)は、PB含めて前年比18%減の1470tで着地した。迎えた下期はスモークの強化に注力。9月に「おいしいスモークチーズ」のリニューア…続きを読む
-
チーズ特集:マリンフード シュレッド新2品伸長 業務用拡販策も順調
乳製品 特集 2019.12.16【関西】マリンフードのチーズ類の1~10月は、金額ベースで前年比15.5%増、物量ベースでも同15.5%増と2桁伸長が続いている。家庭用では同18.8%増、業務用では同5.6%増となった。業務用拡販キャンペーンを実施し、「クッキングモッツアレラ」など…続きを読む
-
チーズ特集:協同乳業 需要期外底上げ図る サワークリームへ重点
乳製品 特集 2019.12.16協同乳業のチーズ類上期(4~9月)業績は、数量(個数)ベースで6%増、金額ベースで微増の着地となった。重点強化策を推進するサワークリームは、下期も継続して販促を推進。これまでの諸策で認知度の向上も進んできているが、さらに積極的な展開を進め、用途の幅広…続きを読む
-
チーズ特集:ヨシダコーポレーション 津島工場PC新製造ラインが稼働
乳製品 特集 2019.12.16●将来見据え新体制を 【中部】ヨシダコーポレーションは4月に25周年を迎え、今期(19年4月~)は新中期3ヵ年計画の初年度が始動している。基本経営方方針は「量から質へ」「NCからPCへ」。生産体制も愛知県愛西市の本社工場をNC専用工場に、同県津島市…続きを読む
-
チーズ特集:雪印メグミルク PC3大カテゴリーに新商品 下期好調スタート
乳製品 特集 2019.12.16雪印メグミルクの20年3月期上期チーズ部門全体は、主力商品の販売拡大を進めた結果、ほぼ前年並みの売上高369億円で着地した。昨年の価格改定が尾を引き、PCは前年未達だがNCは市場並みに物量が伸長してきた。下期は、PCの需要拡大に特に注力。3大カテゴリ…続きを読む
-
チーズ特集:明治 カマンベール、地上・空中戦で底上げ 成長のエンジンに
乳製品 特集 2019.12.16明治は、カマンベールチーズ需要全体の底上げに向けて、消費喚起策を積極展開していく。下期は新商品「明治北海道十勝カマンベールチーズ燻製」が上々の滑り出しを見せ、トライアル獲得も順調に推移。店頭の試食販売を徹底する「地上戦」に加え、Web起点の重点プロモ…続きを読む
-
チーズ特集:宝幸 全方位からアプローチ 豊富な品揃え生かす
乳製品 特集 2019.12.16宝幸ロルフ事業の上期4~9月は、金額ベース前年比5%増、物量ベース8%増で折り返した。家庭用は苦戦したが、業務用はCVS、外食チャネル好調で、物量では2桁伸長を達成。下期は豊富なラインアップを生かした「全方位」でのアプローチを進め、上期の好調を維持し…続きを読む
-
チーズ特集:六甲バター AI活用検査システムなど神戸工場の新施策続々
乳製品 特集 2019.12.16【関西】六甲バターの1~10月の業績は、チーズ全体で前年比3%増となった。家庭用は同4%増、業務用は前年並みで、堅調に推移した。4月から本格稼働した神戸工場では、ベビーとキャンデーに続いて、来期はスライスのラインを設置する。 家庭用を種類別に見ると…続きを読む
-
チーズ特集:森永乳業 モッツァレラに最注力 プロモーションを拡大
乳製品 特集 2019.12.16森永乳業の上期チーズ部門売上高は、金額ベースで237億2300万円(前年比1.3%増)、数量ベースで1万8900t(同1.0%増)と前年を上回り推移した。昨年秋から新商品を投入したモッツァレラの拡大が続き、下期も最注力商品として重点強化を継続。「想像…続きを読む
-
チーズ特集:東京デーリー 主力品、堅調に推移 ブリーなど情報発信強化へ
乳製品 特集 2019.12.16東京デーリーの上期業績は、金額ベースで前年超えとなった。チーズチップスや白カビ、青カビなど主力品が堅調に推移し、差別化シュレッド商品も大きな伸びを示した。下期はブリーやチーズチップスなどで情報発信を強化し、来期へ勢いを続ける取組みを推進する。 上期…続きを読む
-
チーズ特集:エフ アール マーケティング 「ル・ルスティック」通期430tへ
乳製品 特集 2019.12.16●新たな楽しみ方周知 エフ アール マーケティングの20年2月期直近(3~10月)までの業績は、売上高増、利益微増で推移している。これまで地道な営業活動・価値普及を進めてきたラクレットが大きく伸長。12月には新たな取組みとしてレンジアップ商品のテス…続きを読む
-
チーズ特集:チェスコ 業態別で需要喚起策 限定品投入などで売場活性化
乳製品 特集 2019.12.16チェスコは下期、事業活動推進の柱であるデパート、直販、業務(問屋ルート)、量販の基本4チャネルで、業態別需要喚起策に注力する。各チャネルの消費動向に合わせたラインアップや販促策を導入し、重点ブランドのアイテム訴求や、近年のトレンドに合わせた品揃えの充…続きを読む
-
チーズ特集:三井物産 サプライヤー関係強化は順調 BtoBforCで生かす
乳製品 特集 2019.12.16三井物産の今期チーズ取扱量は、前年比50%増で推移する見込みだ。欧米の主要サプライヤーとの取扱量は拡大傾向にあり、日本市場向けの商品開発など関係強化も順調に進む。国内では、今年食品原料部内に新設した「乳製品開発営業室」による「BtoBforC」戦略の…続きを読む
-
チーズ特集:日本マイセラ ピンポイント訴求を推進 嗜好多様化取り組む
乳製品 特集 2019.12.16日本マイセラの19年9月期は、ほぼ前年並みでの着地となった。他社と一線を画す取組みとしてワンコインのブルーチーズ展開など、独自の展開を深耕しながら、GMSや大手SMへの販路拡大も強化を継続。今期は台風など天候要因も影響があるが、業態に対応した顧客の嗜…続きを読む
-
チーズ特集:野澤組 品揃えでニーズ対応 外食などへ注力維持を
乳製品 特集 2019.12.16野澤組は、同社の持つ豊富なチーズラインアップを強みに、他社にない利便性などのニーズに対応した事業戦略を進める。外食や加工食品チャネルへの注力を継続し、新商品投入で販促を推進。食のトレンドや作業性の課題などにさまざまな提案を強化していく。 19年9月…続きを読む
-
チーズ特集:ラクト・ジャパン 高付加価値品など拡販 サプライヤー網広げる
乳製品 特集 2019.12.16ラクト・ジャパンの19年11月期は、物量ベースで前年並み、金額ベースで微減となった。日欧EPAやTPP11による関税が下がったため、単価が下がったことが影響した。今期はラクレットなど高付加価値チーズや、作業性の高さなどを実現する高加工度チーズの拡販に…続きを読む