総合乳業特集

総合乳業特集:処理不可能乳、サプライチェーン挙げて回避へ

乳肉・油脂 2022.01.19 12349号 07面

 ●正念場乗り切るも当面注視
 コロナ禍の影響で生乳の需給バランスが一時的に大きく緩和されたことで、5000t規模の発生が懸念されていた年末年始の処理不可能乳だが、酪農乳業界やミルクサプライチェーンを挙げたさまざまな取組みが奏功し、回避されたようだ。全国の乳業メーカーらによる最大限の処理努力や、政府・自治体からの呼び掛け、メディア報道の活発化による消費者の購入量増加などで、正念場を乗り切った。ただし、年間の生乳生産量がピークに向かい、学乳がストップする

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    乳肉・油脂

     2022年の酪農乳業界は、生乳生産基盤の強化が進む中、いかに牛乳・乳製品需要の喚起を進めていくか、正念場を迎える年になりそうだ。酪農乳業関係者らの長年の努力が実を結びつつあり、生乳生産量は昨年に続き増産基調、家庭内での […]

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