食品業界の24年は、地政学的リスクに備えつつ、歴史的なインフレ環境下で高まる生活防衛意識に対抗しながら選ばれる食をつくり、持続可能性を追求する使命を持つ。フードテック市場に注目し、伝統食の尊さを未来へつなぐ革新的な技術を磨く。地域に根差したブランディ…続きを読む
◆ようやくコロナ収束へ “チャレンジ”を鍵に万博でビッグチャンスつかむ 24年関西小売・外食市場を斬る 2023年の関西市場は新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類に緩和されたことをきっかけに、社会・経済の正常化が進む一方、現在進行形で続く物価高…続きを読む
◇新春インタビュー ◆環境配慮型農産物の販路拡大へ 近畿農政局では多様な農業の振興や輸出促進サポートなど、特色ある産地づくり、食品産業の振興に向けて施策を推進している。2021年5月には農林水産省により、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立…続きを読む
24年は年明け早々、能登半島を襲った最大震度7の大地震や羽田での日航機火災が発生し、波乱の幕開けとなった。 日経平均株価が一時、23年11月20日の取引時間中につけたバブル経済崩壊後の高値(3万3853円)を上回り、90年3月以来、33年10ヵ月ぶ…続きを読む
水産加工品メーカーの海心(宮城県塩釜市)が手掛ける「レン・チンお魚Deli」シリーズの評価が高まっている。レンジで簡単に焼き魚の調理ができる先進的なアイデアに加え、レンジアップの過程で表面に焼き目をつけるなど、独自の製法が人気の理由だ。23年3月の発…続きを読む
●サメ使用商品ずらり サメの活用は食品だけにとどまらない。23年9月に気仙沼市中央公民館で行われた第27回「三陸気仙沼の求評見本市」では、カツオやサンマなど三陸を代表する大衆魚の加工品に加え、サメを使ったさまざまな商品が出品された。 肉や皮、骨な…続きを読む
「食べる習慣がない」などの理由から国内で消費されてこなかったサメの肉を活用する動きが広がってきた。地球温暖化による海洋環境の変化や魚の分布域の移動を背景に、漁獲量が激減しているサンマやサバなどの大衆魚に変わる食材として注目を集めている。日本の食卓にサ…続きを読む
●セントラルキッチンは今後の柱 1994年、大学を卒業して決まっていた企業に就職したが半年で辞め、それからカリーナの人生が始まる。ただ、学生時代にアルバイトでお世話になっている。就職先は上場企業だったが、“歯車”を回す方で仕事をしたい、その機会を逃…続きを読む
◆仙台で居酒屋、カフェ、さらに中食へ 1969年に珈琲館「カリーナ」を開店し、赤塚和子氏は仙台での事業を始める。以前は、出身地の宇都宮でスパゲティ専門店CARINAを営業していた。「初めて仙台に来たときにいい街だなと思い、知人の紹介で店を開くことを…続きを読む
◇東谷剛営業企画課長 ●全国の学校給食で導入 アジテック・ファインフーズが製造、販売する乾燥大豆ミートが好調だ。原料など品質へのこだわりや、相手先の規格を手掛けるOEMへの対応力が評価されている。業務用分野での導入が進み、この5年で販売額は約3倍…続きを読む