中部流通特集
中部流通特集:イオン、4月1日からレジ袋無料配布終了 直営全売場で
イオンは4月1日から、全国のイオン直営全売場でレジ袋の無料配布を終了する。また、バイオマス原料配合のレジ袋(13年から食品売場で販売)に加え、衣料品など非食品の売場のレジ袋も6月から順次、FSC(森林認証制度)認証紙袋やバイオマス配合の環境配慮素材に切り替える。国が進める7月1日からの小売業のレジ袋有料化に先立つ動きで、小売業トップとして環境問題をリードしていく構えだ。
同社は1991年から「買物袋持参運動」を開始し、レジ袋の削減に取り組み、さらに2007年から食品売場のレジ袋無料配布中止を進めてきた結果、実施店舗でのレジ袋辞退率は約8割を超えている。
また、有料レジ袋の収益金は、自治体などを通じて緑化など地域の環境保全に役立ててもらえるよう寄付しており、07年から18年までの累計収益金額(有料レジ袋の販売価格から仕入れ原価を差し引いた金額)は約7億円。(海野裕之)