中部食品マーケット特集2024
昨年5月に実施された新型コロナ5類移行から1年が経過した。中部地域も人流が増加し、特に名古屋市ではコロナ前の活気を取り戻している。ただ、夜の繁華街は完全に客足が戻っていない。人手不足の問題も重なり、営業時間の短縮、長期休業を余儀なくされている店舗もある。金沢市については元日に発生した能登半島地震の影響で観光客は減ったままだ。(中部支社編集部)
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◆中部食品マーケット特集:外食=人流回復も夜営業苦戦 スーパー=買上点数増に…
総合 2024.07.23昨年5月に実施された新型コロナ5類移行から1年が経過した。中部地域も人流が増加し、特に名古屋市ではコロナ前の活気を取り戻している。ただ、夜の繁華街は完全に客足が戻っていない。人手不足の問題も重なり、営業時間の短縮、長期休業を余儀なくされている店舗もあ…続きを読む
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中部食品マーケット特集:中部地域唯一の食の総合見本市「FABEX中部」4回目…
総合 2024.07.23中部エリア唯一の食の総合見本市「FABEX中部」と「東海スーパーマーケットビジネスフェア」が7月24、25日の2日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催。中食・外食、小売市場における食材や機器、容器、情報サービスといった幅広い商材を持つ企業らが…続きを読む
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中部食品マーケット特集:サガミホールディングス・大西尚真社長 選択と行動の経…
外食 2024.07.23◇FABEX中部/東海スーパーマーケットビジネスフェア 後援企業トップインタビュー ●FABEX中部代表幹事 サガミホールディングス・大西尚真社長 「和食麺処サガミ」など、中部地区最大級の和食麺類チェーンを運営する名古屋市のサガミホールディングス…続きを読む
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中部食品マーケット特集:ヤマナカ・中野義久社長 商品力の強化進める
小売 2024.07.23◇FABEX中部/東海スーパーマーケットビジネスフェア 後援企業トップインタビュー ●東海スーパーマーケットビジネスフェア代表幹事 ヤマナカ・中野義久社長 ヤマナカは愛知県を中心に「ヤマナカ」「フランテ」合わせて61店舗を展開している創業100年…続きを読む
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中部食品マーケット特集:エスワイフード・山本久美代表 客足戻り売上高過去最高…
外食 2024.07.23◇FABEX中部/東海スーパーマーケットビジネスフェア 後援企業トップインタビュー 名古屋市のエスワイフードは、24年8月期の業績予想を過去最高売上高と見込んでいる。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが5類に移行してから1年以上経過し、中部…続きを読む
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中部食品マーケット特集:青柳総本家・後藤稔貴社長 銘菓の伝統守り新たな挑戦
菓子 2024.07.23◇FABEX中部/東海スーパーマーケットビジネスフェア 後援企業トップインタビュー 明治12(1879)年創業の青柳総本家は、名古屋銘菓として看板商品であり、地域に親しまれている「青柳ういろう」などの菓子を直営店や百貨店、駅の売店などで販売している…続きを読む
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中部食品マーケット特集:中部惣菜業界トップ座談会 惣菜業が担う食の継承と未来
惣菜・中食 2024.07.23日本惣菜協会は先ごろ、23年の国内惣菜市場の規模が前年比4.9%増の10兆9827億円になったと発表した。コロナ前の19年比でも6.8%増となり、20年に10兆円を下回った市場は完全に回復したといえる。惣菜は現代人のライフスタイルを支えていると言って…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=森下登志美社長インタビュー
小売 2024.07.23◇創業25周年で描く百年構想 静岡市の静鉄ストアは森下登志美社長の下、22年に台湾市場に参入するなど、革新的な施策を次々と打ち出している。現在、新たな小型店「KITE-GO」やネットスーパーなどの新たな業態で多様なニーズに応え、客数は着実に伸長。今…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=藤枝統合センター、しずてつストアPC…
小売 2024.07.23◇さらなる効率化に期待 精肉特化のPCが寄与 静鉄ストアは23年10月、物流の2024年問題に対応して、新たな物流拠点として山岸運送(静岡県島田市)の物流センター内で「藤枝統合センター」(同県藤枝市)の運用を開始。PBを中心に常温商品の大量在庫が可…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=「KITE-GO」 22年秋スタート…
小売 2024.07.23◇生鮮3品・惣菜充実で好調 高い利便性で2桁増店舗も 静鉄ストアは新業態「KITE-GO」の22年秋スタートからの業績拡大が続く。要因として、CVSと同程度面積の小型店で生鮮3品と惣菜が充実していること、さらにドライや日用品などが値頃感のある価格で…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=台湾支店を1月に設立
小売 2024.07.23◇4月に公式サイト開設 販売は想定上回り好調 静鉄ストアの革新的な取り組みは今では海外市場にまで広がる。1月には台湾の台北市に現地ECサイト(電子商取引)での販売を目的に台湾支店を設立。同時に海外向けブランド「富士山美食物語」を立ち上げた。さらに4…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=「しずてつストアむつみ会」総会開催
小売 2024.07.23◇固い信頼関係再確認 ともに歩む決意、新たに 静鉄ストアの取引先企業で構成される「しずてつストアむつみ会」は5月31日、第56回定時総会を開催した。そこでお互いの固い信頼関係を再確認し、これからの発展に向けて、共に歩む決意を新たにした。現在、同会の…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=PB 喜ばれる商品へ3条件
小売 2024.07.23●毎日のおいしさを創造 冷凍品は自販機でも 静鉄ストアは22年8月、地元の消費者がもっと喜んでもらえるような商品をコンセプトにPB(プライベートブランド)「いい値チョイス」の展開を開始した。同ブランドは(1)毎日の暮らしに欠かせない(2)買い求めや…続きを読む
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中部食品マーケット特集:静鉄ストア研究=接客 5宣言で行動変容促す
小売 2024.07.23●きめ細かな対応に評価 23年には特別賞を受賞 森下登志美社長率いる静鉄ストアでは「しずてつストア 5つの行動宣言」を従業員全員と共有し、意識改革に伴う行動変容を促している。 23年11月、74社182人が出場した「CGCグループ 全国チェッカー…続きを読む
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中部食品マーケット特集:味の素冷凍食品 ホテル向け品質に磨き
冷凍・チルド 2024.07.23味の素冷凍食品国内統括営業部中部フードサービス営業部の前期(24年3月期)の業績は、外食・中食・給食分野で前年比微増となった。 今期も注力業態を外食に据え、引き続きスイーツ、ギョウザ、シュウマイの3本柱を一層強化していく。特に業務用でトップシェアを…続きを読む
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中部食品マーケット特集:ケイエス冷凍食品 シティーホテル採用増
冷凍・チルド 2024.07.23ケイエス冷凍食品名古屋支店の今上期(24年1~6月)売上げは、増収増益かつ過去最高値を記録した前期と比較すると金額、物量ともに厳しい状況。ただ利益面では、3月に実施した商品値上げが奏功しここまで好調に推移している。 今期注力している販路は外食、デリ…続きを読む
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中部食品マーケット特集:エム・シーシー食品 省力化対応の商品開発
調味 2024.07.23エム・シーシー食品名古屋支店の業務用部門の今期(2024年8月期)ここまでの業績は、金額ベースでは前年比20%強で推移している。 今期は、ホテルなどの外食産業の現場では市場が回復していることを受け、現場の人手不足に対する商品開発に、より一層注力して…続きを読む
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中部食品マーケット特集:万城食品グループ 生鮮販路の基盤確立へ
調味 2024.07.23静岡県三島市の万城食品グループの今期(25年3月期)ここまでの業務用領域の状況は、量販惣菜を中心に、本わさびや沢わさび、ドレッシングなどが売上げをけん引している。4月には生鮮販路の成長基盤を確立すべく万城シーズニングパートナーズを設立。万城食品が長年…続きを読む
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中部食品マーケット特集:テーブルマーク ユーザー目線で提案を
冷凍・チルド 2024.07.23テーブルマーク名古屋支社の今期(24年12月期)ここまでの業務用の状況は、昨春からの営業戦略の刷新などに伴い、収益力が徐々に強化され、増収増益で着地した前年と同様に順調に推移している。 中でも外食は、ホテルや料飲店などを中心に付加価値に軸を置いた提…続きを読む
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中部食品マーケット特集:マルハニチロ 好評「出来たて」に注力
冷凍・チルド 2024.07.23マルハニチロ中部支社の今期(25年3月期)ここまでの売上げ状況は、昨年比で横ばい。新型コロナの感染症法上の扱いが5類に移行した23年に比べ、ホテルや観光地、外食業に客足が戻ってきた流れが落ち着いてきたことや、値上げが一巡したことが要因と考えられる。同…続きを読む
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中部食品マーケット特集:三島食品 飲用需要の発掘本格化
飲料 2024.07.23三島食品名古屋支店は、フラッグシップ商品「ゆかり」を基にした清涼飲料水「赤しそドリンクゆかり」の売り込みを、地場の飲食チェーンなどに向けて本格化させたい考え。 居酒屋などでのアルコールメニューに加え食事やデザートでも使える点などをアピールし、ゆかり…続きを読む
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中部食品マーケット特集:日東ベスト 肉主役のメニュー充実
冷凍・チルド 2024.07.23日東ベスト名古屋支店は今期、外食、中食、給食、病院の分野に力を入れていく。外食向けの売上げはここまで前年比2桁増で推移しているが、コロナ前の19年比では9割強にとどまっている。ただ、レジャー・観光需要が旺盛になっている中、付加価値の高い“肉”商品を提…続きを読む
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中部食品マーケット特集:ニチレイフーズ 生鮮から切り替え狙う
冷凍・チルド 2024.07.23ニチレイフーズ中部支社の今期(2024年3月期)ここまでの状況は、前年比4%増で推移している。昨年に改善した利益率をそのままに、引き続き高単価商品の提案を実施している。 今期は新製法の過熱蒸気製法を採用し、味覚面が向上した冷凍ブロッコリー「素材その…続きを読む
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中部食品マーケット特集:理研ビタミン 「たれ」の付加価値訴求
調味 2024.07.23理研ビタミン名古屋支店の業務用領域の直近の業績は、量販惣菜と外食がけん引する形で好調に推移している。今期(25年3月期)もインバウンド需要と人流の回復などに伴い、この基調が続き、前年超えでの着地が期待される。 4月には「背徳の豚アブラそばのたれ」を…続きを読む
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中部食品マーケット特集:極洋 人流戻り増収増益着地
冷凍・チルド 2024.07.23極洋名古屋支社の前期(24年3月期)は、人流回復が大きく影響し、増収増益で着地した。けん引している業態は、宴会やインバウンド需要によるホテルを筆頭に主に外食だが、これに加えて量販店の惣菜も好調に推移した。 ただ、価格改定に伴い売上高は前年をクリアし…続きを読む
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中部食品マーケット特集:シーラック 高採算性へ商品刷新 OEM製造好調
調味 2024.07.23◇トピックス 看板商品「バリ勝男クン。」シリーズで静岡県内を中心に広く認知されている焼津市のシーラックの前期(24年3月期)は、値上げの影響で増収になった半面、生産コストの上昇に価格転嫁が追い付かず、減益で着地した。今期は高付加価値化に向けた商品の…続きを読む
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中部食品マーケット特集:新日邦 野菜工場の業績拡大 衛生・高質志向に合致
農産加工 2024.07.23◇トピックス 新日邦のアグリ事業部は、2014年から野菜工場「808FACTORY」(静岡県焼津市)の出荷を開始し、前年を割ることなく順調に業績を拡大している。前期(24年6月期)は、物価高の中でも高まる衛生意識と高質志向に伴い、前年比2桁増で推移…続きを読む
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中部食品マーケット特集:山岸運送 協力会社と理念共有 輸送力強化で好調推移
総合 2024.07.23◇トピックス 静岡県中部を中心に食品をはじめとする生活必需品の運送業・倉庫業を手掛けている同県島田市の山岸運送の前期(24年3月期)は、配送ネットワーク拡充や自社便の増便などによる輸送力強化に伴い、前年に続き増収増益で着地した。 今期ここまでも好…続きを読む