和食特集
「和食:日本人の伝統的な食文化」が13年12月 4 日、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、今年で 6 周年を迎えた。登録の更新は 6 年ごとに行われ、遺産保護・継承策の着実な成果を伝えて今はユネスコの回答待ち。 6 年のうちに人口減は徐々に進み、超高齢化の度合いを深めて日本の成熟は明らか。減少する一方の食料自給率を高め、国家を保つ一策が遺産登録。健康価値を強みにした世界普及、輸出増を促して永続的な食料の安定供給、数少ない成長戦略を確かにする。輸出促進とともに求められるのが、その背景となる自国文化の発展。家庭・地域の食文化の集積である和食を誇り、高めることは国の豊かさに直結する。献立の中心となるコメ、拡大役を担う米粉とともに、業界・団体ごとの推進策を追った。(吉岡勇樹)
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◆和食特集:成熟国家で輝く遺産
総合 2019.12.20「和食:日本人の伝統的な食文化」が13年12月4日、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、今年で6周年を迎えた。登録の更新は6年ごとに行われ、遺産保護・継承策の着実な成果を伝えて今はユネスコの回答待ち。6年のうちに人口減は徐々に…続きを読む
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和食特集:「コト」情報発信 農水省「SAVOR JAPAN」
総合 2019.12.20●地域の食・観光資源を活用 農林水産省は東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年度もインバウンドを地域に誘致し、輸出につながる「SAVOR JAPAN(セイバージャパン)」の事業を継続する。地域の食品と観光ツアーなどを組み合わせ、地域の文化…続きを読む
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和食特集:米粉市場動向=グルテンフリーに期待
農産加工 2019.12.20グルテンフリーの切り口で、米粉の海外需要に期待が高まる中、加工品を含む国産米粉輸出量は17年度が約50t、18年度約200tとなり、今年度は700tを見込み順調に拡大している。強みは、グルテンを含まない「ノングルテン米粉」にあり、17年に認証制度がス…続きを読む
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和食特集:米粉=西村機械製作所 国内外で米粉産業育成を支援
農産加工 2019.12.20西村機械製作所は、日本の米粉産業を技術面で支える一方、コメ生産国中心に海外普及も目指し、タイに現地法人を設置するほか、ミャンマーやベトナム、台湾などに向けても米粉普及活動を展開し、精米過程で破砕米が発生する問題の解決とともに、米粉とその加工品の産業育…続きを読む
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和食特集:米粉=日の本穀粉 和菓子の海外普及を目指す
農産加工 2019.12.20和菓子文化の世界普及を目指す日の本穀粉は、海外進出する若手職人を積極的に支援している。 そこで昨年、海外事業部を設立。中でも、食文化の国・フランスに着目し3月、連絡事務所を設け、和菓子に造詣の深いアルザス在住フランス人を現地代表に起用し、菓子専門学…続きを読む
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和食特集:米粉=みたけ食品工業 シンガポールや米国向けに輸出
農産加工 2019.12.20米粉に先進的に取り組むみたけ食品工業は海外輸出にもいち早く取り組み、シンガポールや米国に向けて輸出を開始した。これに先立ち昨年、農林水産省公表の「米粉製品の普及のための表示ガイドライン」に沿って、グルテン含有量1ppm以下の「ノングルテン米粉認証」を…続きを読む
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和食特集:米粉=波里 海外展開へ業務用商品販売も
農産加工 2019.12.20波里は、輸出を目指し、グループの金ごま本舗とともに、シンガポールで催事販売を通じて、小売商品を販売するほか、現地ベーカリーショップをターゲットに、業務用商品の販売に向け、準備を進めている。 商品施策では、「米粉の用途別基準」に沿って、番号表示した商…続きを読む
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和食特集:コメ市場動向=中国向けけん引で輸出量拡大
農産加工 2019.12.20加工品を含めるコメ輸出量が拡大している。18年実績が前年比17%増、今1~9月は同24%も伸長した。中でも巨大市場中国向けで、昨年5月に指定精米工場が2ヵ所増加。加えて11月、福島第一原発事故後、禁止されていた新潟県の規制が緩和された追い風がある。た…続きを読む
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和食特集:コメ=神明ホールディングス 販促奏功し、米国伸長
農産加工 2019.12.20最大手コメ卸、神明ホールディングス(HD)は、日本米の海外輸出に積極的に取り組み、米国や中国、香港に事業拠点を設置し、ニーズに即した営業活動を展開している。18年の総輸出量は3500tに上り、前年比13%拡大、今年は4000tを達成する見込みという。…続きを読む
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和食特集:コメ=幸南食糧 寿司最適「日本晴」、スロバキアで採用
農産加工 2019.12.20幸南食糧は、輸出にも積極的に取り組み、香港やシンガポール、台湾などに販売している。JA越前たけふと提携し、寿司に最適な「日本晴」の生産振興を図り、香港やシンガポールの寿司専門店を皮切りに、他国にも広がり始めた。 スロバキアで日本人経営の寿司チェーン…続きを読む
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和食特集:コメ=木徳神糧 COFCOと手を組む
農産加工 2019.12.20有力コメ卸木徳神糧は、コメのグローバルビジネスに業界先駆け参入し、日本米海外輸出に関して、日本食レストランを中心とした業務用向けと中華圏の個人消費に対応した販売を強化している。18年総輸出量は約1500t。19年度は2300~2500t程度になる見込…続きを読む
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和食特集:コメ=JA全農 輸出量は前年比55%増
農産加工 2019.12.20全国農業協同組合連合会(JA全農)は、JAグループ一丸となって国産農産物輸出拡大に取り組み、17年、輸出対策部を立ち上げ、全農インターナショナルを輸出に特化した事業に切り替えた。18年には既存のロンドンとシンガポールに引き続いて、香港、台湾に現地法人…続きを読む
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和食特集:コメ=大潟村あきたこまち生産者協会 台湾への直接販売開始
農産加工 2019.12.20大潟村あきたこまち生産者協会(あきたこまち協会)は、商社を介さずコメを海外に直接販売する仕組みを整え、11月に台湾に向けて初出荷した。商社を介する一般的な輸出より、経費を半分から3分の1まで削減し、販売価格を現地米の2倍以下に抑えることが可能になった…続きを読む
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和食特集:コメ=全米輸 香港の高級中華店狙う
農産加工 2019.12.20全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸)は、日本産のコメとその加工品の海外需要開拓・拡大を図り、世界マーケットに届ける活動を展開し、戦略的輸出事業者の会員で構成されている。「日本産米輸出」の統一ロゴマークを定め、オールジャパンで海外展示会・イ…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=フジッコ 豆・昆布の社内資格制度を新設
惣菜・中食 2019.12.20【関西】フジッコは豆、昆布を中心に、和食文化の伝承へ多彩な食育・啓発活動を推進している。 今期、豆・昆布に関する社内認定資格制度「まめこん検定」を新たに立ち上げ、幅広い部門の従業員が知識を身に付け、活動を全国に広げられる体系作りに取り組んでいる。8…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=にんべん 食育「鰹節教室」20年、次代へつなぐ
水産加工 2019.12.20にんべんは親子向けの「鰹節教室」を20年近く行い、食育活動を深めている。だしの伝道者を育てる、アンバサダー企画は今期から部活動を始め、啓発内容を進化。祖業の鰹節とともに和食を高め、だしはさらに、さまざまな食文化に合う「味のインフラ」と伝えて次代につな…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=三幸 ホッと一息“和の一品”を
惣菜・中食 2019.12.20【新潟】三幸は、家族団らん、一日の終わりにホッと一息つける味付けにこだわった“和の一品”を20年1月14日から4月末まで期間限定で全国発売する。おかずやつまみを想定した「あさりと筍の土佐煮風」など酢の物・煮物・漬物メニュー6アイテムを展開。春に向け、…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=マルコメ 「使いやすさ」多彩に進化
味噌・醤油 2019.12.20【長野】和食の基本、一汁三菜の「汁物」を代表する味噌汁。味噌のトップメーカー・マルコメは多様化するライフスタイルに向け、ラインアップを「ちょっとでも使いやすく」(マーケティング部)進化させながら、和食の再普及に取り組んでいる。今年で発売10周年を迎え…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=永谷園 「平日のラク映えごはん」などレシピ充実
水産加工 2019.12.20永谷園は「すし太郎」を使った「平日のラク映えごはん」や「松茸の味お吸いもの」の「マツダケレシピ」と簡単メニューを充実し、現代のご飯食ニーズに応じている。祖業の品である「お茶づけ海苔」は今年から小学生向けの食育授業を開始。次代への文化継承を加速している…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=カタギ食品 創業100周年記念ごまが好評
農産加工 2019.12.20かどや製油グループのカタギ食品は、有機ごまやセサミンを豊富に含む商品群など、原料に特徴のある商品を強みとする。 中でも、長年の産地施策が実を結んだ、業界でトップシェアを占める有機ごま類では、いり・すりごまに加え、「有機ねりごま白」をラインアップして…続きを読む
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和食特集:関連メーカー動向=紀文 若年層ほどおせち重視 全国規模アンケート
惣菜・中食 2019.12.20和食の代表格ともいえるおせち料理。紀文がこのほど発行した「2020年 紀文・お正月百科」からは、令和初の正月に積極的におせちを用意しようとする若年層の意識が浮かび上がった。 また伝統行事や食文化としての正月・おせちについても、若年層ほど重視する傾向…続きを読む