木徳神糧の23年12月期連結決算は、コロナ禍の行動制限緩和で外食・中食需要が回復し、売上高で前年比9.7%増。収益面では、コメ取引価格が上昇傾向にあり22年産米の収益性が向上し、営業利益は同56.6%増、経常利益は同57%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同42.4%増と好決算だった。今期は、現況に応じた仕入れと販売戦略、新製法無洗米の稼働による環境負荷とコスト低減、グループ企業と連携した海外戦略などを強化している。 同社は米粉にも注力し、業務用
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コメへの関心の高まりが、ここへきて需要に結びついてきた。さまざまなデータから、減少を続けた家庭用需要に歯止めが掛かってきている。これに業務用の復活も重なり、有力コメ卸の販売量が増加している。(佐藤路登世)
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