酒類流通の未来を探る

◆酒類流通の未来を探る:量から質に変わる好機 難局が問う酒の真価

酒類 2022.07.16 12433号 01面
外飲み制限が解除され、東京・上野アメ横では客足が戻りつつある

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4月に開店したライフのセントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店の酒類売場

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6月開催の「酒屋角打ちフェス」では2年半ぶりということもあり活気を帯びたイベントとなった

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6月末にオープンした酒を飲まない人が主役のバー「スマドリバー渋谷」

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 酒類業界が新型コロナウイルスの感染拡大を機に変容しようとしている。低価格品を主軸に「量」を追い求めていたコロナ禍前とは異なり、コロナ下でも選ばれる「質」を重視する商品や取組みが目立つ。ただ、酒類の価値向上は道半ば。外飲み減少や大型値上げなど逆風が吹く難局の中、売上げを回復しながら酒類の魅力を高める施策が新たな課題だ。
 酒類市場は人口減少や酒類を提供する飲食店数が減り、コロナ収束後も国内需要の縮小が続くとみられる。足元では業務用市場が復調している半面

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