全国卸流通特集2025
全国卸流通特集:三菱食品元特別顧問・廣田正氏「お別れの会」 卸の産業化へ尽力
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◆全国卸流通特集:2024年問題 物流の逆風克服へ 卸間競争、新たなフェーズ…
特集 卸・商社 2025.09.30食品業界がコスト環境の悪化と節約志向の逆風に直面する中、卸売業の健闘が続いている。大手総合卸の24年度業績は3期連続で顕著な収益改善成果を示し、過去最高益を更新した企業も相次いだ。 昨年4月の物流「2024年問題」の本格化に伴う物流費の高騰を受けつ…続きを読む
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全国卸流通特集:巻頭インタビュー=三菱商事・近藤祥太常務 「CtoB」で未来…
特集 卸・商社 2025.09.30◆近藤祥太常務執行役員S.L.C.グループCEO ○三菱食品の完全子会社化・連携通じ食の安定供給強靭化 三菱商事は昨年4月に生活関連産業を束ねる「S.L.C.グループ」を立ち上げ、「CtoB」の新コンセプトに基づく成長戦略を展開している。同グルー…続きを読む
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全国卸流通特集:三菱食品 商事と連携強化で成長加速 100周年に新たな船出
特集 卸・商社 2025.09.30三菱食品は母体となる菱食の前身企業、北洋商会の1925年の設立から数え、3月に100周年を迎えた。この歴史的な節目の年に三菱商事による同社の完全子会社化が発表され、7月にTOBが成立。今後、三菱食品は非上場会社として、三菱商事と相互の経営資源を一体化…続きを読む
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全国卸流通特集:24年卸業界=3期連続で収益改善成果 戦略的取引拡大、価格転…
特集 卸・商社 2025.09.30食品卸業界の好業績が続いている。24年度はドライバーの時間外労働規制に伴うコスト上昇や消費低迷の逆風を受けつつも、卸各社は戦略的な取引拡大や食品値上げに伴う価格転嫁の継続、物流合理化などの対応策を推進。コスト上昇分を上回る収益改善成果を獲得し、増益へつ…続きを読む
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全国卸流通特集:25年卸業界=コスト上昇、節約志向の市場に挑む 物流改革と需…
特集 卸・商社 2025.09.3025年度の市場は物価上昇と所得の伸び悩みに伴う節約志向の進行、物流需給の一層のひっ迫などを受け、消費・コスト環境とも逆風にさらされそうだ。食品値上げに依然歯止めがかからず、人件費やエネルギー価格の上昇も続く中、「サプライチェーンのコスト吸収力が限界に…続きを読む
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全国卸流通特集:三菱食品元特別顧問・廣田正氏「お別れの会」 卸の産業化へ尽力
特集 卸・商社 2025.09.30◇菱食元社長三菱食品元特別顧問・廣田正氏「お別れの会」 11月10日パレスホテル東京で 卸売業の産業化を推進し、業界発展に多大な貢献を果たした旧菱食元社長、三菱食品元特別顧問の廣田正氏が7月3日、老衰のため92歳で死去した。三菱食品は11月10日、…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド
特集 卸・商社 2025.09.30「物流の2024年問題は、24年で片づく問題ではなく、将来にわたり続いていく問題」--製配販の物流関係者らが早くから指摘していたとおり、今年は物流需給が一段とひっ迫している。食品業界は納品リードタイムの延長などで大きな混乱を回避している状況だが、30…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=続く物流需給問題 LT延長奏功も課…
特集 卸・商社 2025.09.30ドライバー職への時間外労働規制の適用開始(24年4月以降、年最大960時間に制限)から1年半が経過した。これに伴う国内輸送能力の低下と運べないリスクの増大--いわゆる「物流の2024年問題」は、近年最大の業界関心事となっていたが、今のところ供給停止な…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=食料システム法成立 合理的な価格形…
特集 卸・商社 2025.09.30今年6月18日、食品サプライチェーンの持続性確保に向けた重要な法律が制定された。旧・食料等流通法の大幅改正・改称版となる「食料システム法」(食料等の持続的な供給を実現するための食品等事業者による事業活動の促進及び食料等の取引の適正化に関する法律)であ…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=人口2030年問題 経済・社会の持…
特集 卸・商社 2025.09.3024年の日本人の出生数は統計開始以来初めて70万人を下回った。1949年の出生ピーク(269万人)のほぼ4分の1という水準だ。今年はその49年生まれを含む団塊世代の全員が75歳以上の後期高齢者に移行。30年には高齢者の割合が30%を上回り、人口減少と…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=記録的猛暑の常態化 棚替え時期など…
特集 卸・商社 2025.09.30気象庁によると、今年6~8月の平均気温は平年を2.26度C上回って、1898年の統計開始以来、最も暑い夏となった。23年、24年も平年比プラス1.76度Cと過去最高を記録しており、気候変動による“猛暑の状態化”が色濃くなっている。 各所で35度C超…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=酒税改定が最終局面 ビール類税率一…
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30この5年かけ進んできた酒税法改定が来年いよいよ最終を迎える。類似酒類の酒税格差を是正する狙いで、21年、23年、26年の3段階で進行。来年10月以降、ビール類では3分野(ビール・発泡酒・新ジャンル)の酒税率一本化が完了。26年10月以降、価格帯の違い…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=不安定な農産品供給 加工食品トレン…
特集 卸・商社 2025.09.30国内農産品の供給不安が相次いでいる。23年産米の不作を端緒とするコメの不足・高騰は今月中旬現在も沈静化していない。同消費者物価指数(CPI)は6月に過去最高の213.5(20年平均=100)を記録し、備蓄米の店頭販売が本格化した7月も212.2と高止…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=商品情報PF始動へ 授受業務の抑制…
特集 卸・商社 2025.09.301990年代の酒類加工食品データベースセンター構想から30年、標準データベース(DB)基盤を介した食品製配販3層の効率的な商品情報授受がいよいよ現実味を帯びてきた。 既に酒類・食品業界ではジャパン・インフォレックス、日用雑貨業界ではプラネットが業界…続きを読む
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全国卸流通特集:卸を取り巻く8大トレンド=飲酒問題注目集める 国連ハイレベル…
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30酒類業界では世界的な健康意識の高まりを受け、飲酒に伴うアルコール関連問題が注目を集めている。今年9月には米国・ニューヨークで国連ハイレベル会合が開催され、議論される予定。その成果文書に、一滴でも飲酒すると安全ではないかのような、いわゆる「ノー・セーフ…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=日本アクセス・服部真也社長 取引先と社会課…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 日本アクセスは今年4月から始動した第9次中期経営計画で、食品総合卸ナンバーワンの事業規模と収益基盤の構築を図り、3年後の27年度売上高2兆6500億円、経常利益354億円を目指す。得意とする…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=国分グループ本社・國分晃社長 全社挙げて長…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 国分グループ本社は今年、第11次長期経営計画の最終年を迎えた。現長計では「共創圏の確立」など重要施策を掲げるが、方針の中にはすでに目標値をクリアしているものもあるなど堅調な推移を見せる。今年…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=三菱食品・京谷裕社長 経営計画の早期達成を
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 三菱食品は、経営計画「MS Vision 2030」の早期達成に取り組む。三菱商事による完全子会社化を通じ、両者が持つ経営資源の相互利用を推進。生活者接点のデータや最新ソリューションを融合さ…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=三井物産流通グループ・柴田幸介社長 シナジ…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 三井物産流通グループ(MRG)は昨年4月、三井物産系流通5社の大型統合により設立。従来の食品卸の枠を超え、物流、包装資材といった多彩な機能をもつ新組織として、初年度は基盤作りに注力してきた。…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=加藤産業・加藤和弥社長 提案型営業さらに磨…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 加藤産業は今期(25年9月期)、「価値創出活動の推進」「デジタル技術の活用」「基本理念の共有」を三大基本方針に掲げ業務を展開してきた。このうち「デジタル技術の活用」では、リアルとデジタルの施…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=ヤマエグループHD・網田日出人会長 社員の…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 ヤマエグループホールディングスは前期、売上高が1兆0069億1400万円で着地。売上高1兆円の大台を突破した。九州外での売上高構成比は約6割まで高まっている。M&Aも積極的に推進。買収した企…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=トモシアホールディングス・荒木章社長 利益…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 トモシアホールディングス(HD)は25年度に経常利益115億円の予算を掲げ、推進中の経営計画「トモシアグループビジョン(TGV)2027」の最終目標(110億円)を前倒しで達成する方針だ。達…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=伊藤忠食品・岡本均社長 川上、川下との連携…
特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 伊藤忠食品は今期、23年度から推進してきた中期経営計画「Transform 2025~創造と循環~」の最終年度を迎える。「情報」「商品開発」「物流」の三つを重点戦略に据え取り組んできたが、店…続きを読む
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全国卸流通特集:日本酒類販売・倉本隆社長 基盤づくり継続し進化
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◇ナショナルホールセラー トップに聞く わが社の経営戦略 日本酒類販売は今期から第2次中期経営計画「Challenge to Change2027」(25~27年度)をスタートさせた。酒類市場を取り巻く環境が厳しさを増す中、物流効率化やマーケティン…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=上位4社全て増収 底堅い需要で好調 訪日外国人需要増…
菓子 特集 卸・商社 2025.09.30菓子卸の業績が好調だ。菓子卸の24年度の売上高は、菓子需要の底堅さと価格改定の影響で上位4社がすべて増収で推移した。前年に続き2年連続で増収となった。業界首位の山星屋は、売上高が過去最高の3571億円で前年比6.7%増。三菱食品の菓子の売上げは301…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=全国菓子卸商業組合連合・戸澤亨理事長 「卸の使命」再…
菓子 特集 卸・商社 2025.09.30◇菓子卸団体トップに聞く 北海道札幌市に本社を置く菓子卸である日之出商事の戸澤亨社長は2025年5月、全国菓子卸商業組合連合会(全菓卸商連)の理事長に就任した。北海道菓子卸商業組合からの全菓卸商連理事長就任は初で、関東圏以外からの就任も、堀場伸二理…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=山星屋・猪忠孝社長 第10次中計スタート
菓子 特集 卸・商社 2025.09.30◇菓子卸トップに聞く 山星屋の猪忠孝社長は躍進を続ける菓子産業の要因を「多様性」にあると分析する。「日本の菓子産業は全国津々浦々の地域銘店メーカーから大手メーカーまで多彩で特筆性のある商品で構成されおり、日本の産業の中でもまれなこの多様性こそが菓子…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=コンフェックス・昆靖社長 前期は増収増益着地
菓子 特集 卸・商社 2025.09.30◇菓子卸トップに聞く コンフェックスの昆靖社長兼グループCEOは「菓子業界は夢を与える」といわれるが、菓子業界で働く人たちが元気のない業界では、人に夢を与えることはできないと語る。同社内では菓子業界で働くことに喜びを感じ、コンフェックスを誇ることが…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=高山・高山時光社長 次期中計策定に着手
菓子 特集 卸・商社 2025.09.30◇菓子卸トップに聞く 高山は、今期を最終年度とする現中期経営計画において、売上高に関しては順調な成長を果たす一方、利益面は大規模な新システム投資の影響で、想定済みではあるが厳しい状況が続いた。この間「ローコストオペレーション」に磨きをかけ、売上げと…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=ハセガワ・青柳有社長 新たに未来創造本部
菓子 特集 卸・商社 2025.09.30◇菓子卸トップに聞く ハセガワの青柳有社長は、2023年6月の社長就任以降「未来型菓子卸」への転換に向け、社内変革を進める。その成果は業績にも現れており、前期の売上高はベンチマークとしていた300億円を大幅に上回る315億円を達成。今期は新たな中期…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸=健康志向で変化する飲酒文化 酔わない時代の在り方探る
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30酒類市場が過渡期にある。健康志向を背景にあえて酔わない選択肢が広がり、アルコールとの付き合い方が変わっている。従来の飲酒文化が変わりつつあるが、生活を潤す「必潤品」としての重要性は変わらない。酒卸は新たな時代への酒類の在り方を探っている。(岡朋弘) …続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く現状打破のキーワード
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30ライフスタイルが多様化し、若年層を中心にアルコール飲料との付き合い方が変わっている。生活を潤す“必潤品”として、どのように市場活性化を図っていくか。「伝統と継承」「炭酸割り」など、全国系卸の酒類トップによる25年のキーワードをまとめた(日本食糧新聞8…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=国分グループ本社・佐藤公彦氏 酒の明るい未来実現…
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇国分グループ本社・佐藤公彦マーケティング・商品統括部 酒類部長兼戦略推進室部長 酒類業界の明るい未来を実現するにはどうしたら良いか。そう考え切り口として示したのが「伝統と継承」「革新と進化」「多様性と共生」の三…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=日本酒類販売・村上浩二氏 和酒復権狙う炭酸割り
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇日本酒類販売・村上浩二取締役専務執行役員営業本部本部長 日本酒の復権を図りたい。そのために同業卸や業務用酒販店などの皆さんとともに「日本酒需要創造会議」を立ち上げ、現在は日本酒のハイボール「酒ハイ」の飲食店での…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=三菱食品・細田博英氏 食とのマッチング重視
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇三菱食品・細田博英取締役常務執行役員商品統括 「多様性」「健康志向」「グローバル化」の三つが挙げられる。多様性という視点では今後、酒類の魅力をいかに伝えていくかというところが非常に大事になってくるだろう。そうし…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=伊藤忠食品・森洋之商品本部本部長 デジタル活用販…
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード まずは「ソバーキュリアスに対応した売場提案」を挙げたい。体質的には飲めるがあえて飲まない選択肢を取る人が増加していることでノンアルコールビールといった商品の棚割り強化などが求められていると感じている。 季節や時間…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=三井物産流通グループ・佐藤友治氏 ノンアルをとら…
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇三井物産流通グループ・佐藤友治三井食品ユニット商品本部 世の中の流れとして健康志向の高まりがあり、酒類ではノンアルコール飲料や低アルコール飲料が伸びている。これからはノンアルコール飲料をお酒の代替というよりもア…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=日本アクセス・俵積田秀剛酒類MS部長 真ん中に一…
酒類 特集 卸・商社 2025.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード 1点目の「ソリューションプロバイダーへの進化」については、従来の製配販の商流・物流における一方向的な提案ではなく、メーカー・小売業との深耕的で継続的なコミュニケーションが欠かせない。真ん中に一般消費者のお客さまを置…続きを読む
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全国卸流通特集:日本加工食品卸協会・時岡肯平専務理事 物流安定化へ道筋開く
特集 卸・商社 2025.09.30◆情報基盤構築は新ステージへ 「2024年問題」の本格化で持続可能な食品物流の構築が重要課題に浮上する中、日本加工食品卸協会(日食協)は製配販の連携を通じ、物流効率化に向けた商慣習の是正や政府ガイドラインに基づく自主行動計画の策定に取り組んできた。…続きを読む
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全国卸流通特集:地域卸=新たなビジネスの柱創出へ 利益確保へ業務効率改善
特集 卸・商社 2025.09.30地域卸各社は既存得意先に対し、社内で取引のない部門の商材を新たに提案するなど深耕を図るのはもちろんのこと、新たな販路開拓との両輪で業容の拡大につなげる戦略を展開している。強みとするカテゴリーで売上げの積み上げに努めるとともに、EC事業やネット通販など…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=北海道 夏物の売れ行き猛暑左右
特集 卸・商社 2025.09.30道内食品・酒類卸業界は今年、猛暑による夏物商材の売上げが業績を左右した。札幌管区気象台によると、6~8月は道内全174観測地点で、昨年は5日だった猛暑日が合計12日に上ったという。暑さの後押しもあってか、8月に日本食糧新聞社北海道支局が実施した卸・問…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=東北 訪日客、SM惣菜に関心も
特集 卸・商社 2025.09.30日本での旅行期間中に夕食をデパ地下やスーパーで購入したいと考えている訪日客(インバウンド)が一定数いることが、台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の調査でわかってきた。繁華街や観光地での外食に偏りがちだった食への消費…続きを読む
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全国卸流通特集:日本アクセス・赤羽勉東北エリア統括 機能強化でトップライン拡…
特集 卸・商社 2025.09.30◇エリア別動向・東北 経営トップに聞く 日本アクセスの第9次中期経営計画(25~27年)が始動した。「変革と挑戦×実践2027~ソリューションプロバイダーへの進化~」をスローガンに掲げ、東北エリアではマーケティング機能を生かした商品提案やソリューシ…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=新潟 人口減少に広がる危機感
特集 卸・商社 小売 2025.09.30新潟県の1月1日時点での人口は211万人余で、前年から約2万7000人減少した。減少数は全国4番目で、全国的に見ても人口減は深刻な問題となっている。地域経済における影響も深刻で、県内卸各社からも「このままでは10年後、20年後には新潟で事業が続けられ…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=関東 圏外勢含め小売再編加速
特集 卸・商社 小売 2025.09.30関東地区の小売流通の情勢は再編が急加速した。トライアルホールディングス(HD)による西友の買収が完了し、中部の雄バローホールディングスの傘下で中核のSM事業会社バローが関東に進出する。OICグループのロピアも新潟進出など積極出店を続ける。ドラッグスト…続きを読む
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全国卸流通特集:常洋水産・大谷俊貴常務取締役 “チャレンジ”テーマに変化へ対…
特集 卸・商社 2025.09.30◆エリア別動向・関東 ◇常洋水産 大谷俊貴常務取締役水戸支店長兼営業本部長 今年の商圏動向を見ると、消費者が物価高の中で安い物を求めていると感じる。コメの価格高騰により、売れる商品にも変化が見られる。おかずを減らす目的からか、値頃なふりかけの需要…続きを読む
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全国卸流通特集:ユアサ・フナショク・山田共之社長 取引先との取組み強化
特集 卸・商社 2025.09.30◆エリア別動向・関東 経営トップに聞く 千葉県地盤の大手総合卸であるユアサ・フナショクは、地域密着力を軸に独自の強みを発揮し、首都圏一円の小売業と強固な取り組み関係を築く。今期は先行き不透明な経営環境に対し、(1)取引先との取組み強化(2)フルライ…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=甲信 競争から共創、新時代へ
特集 卸・商社 2025.09.30ナショナルチェーンと連動したナショナル卸の台頭などを背景に、激しい競争を戦っている甲信エリアの地域卸。インバウンドを含む観光需要など業務用市場が順調に推移する一方、量販店など一般市場では商品の値上げラッシュで消費者の店頭での買上点数が減少するなど、苦…続きを読む
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全国卸流通特集:マルイチ産商・柏木康全社長 県水との完全統合迫る
特集 卸・商社 2025.09.30◆エリア別動向・甲信 経営トップに聞く 水産を基軸に一般加工食品、畜産、フードサービスなど、フルラインで事業展開するマルイチ産商。海なし県・長野にありながら水産物の取扱量は国内トップクラスを誇り、グループ力を生かした原料調達、商品開発、加工、供給の…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=静岡 物価上昇で消費減退懸念
特集 卸・商社 2025.09.30◆独自の強み、生き残る鍵に 静岡県が8月に発表した県内政令指定都市物価指数の7月報(20年=100)によれば、食料品の物価指数は静岡市で前年同月比7.8%増、浜松市で同8.4%増と物価上昇に勢いが増す。10月以降、電気代などの光熱費が上昇する見通し…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=中部 猛暑も買上点数伸び悩む
特集 卸・商社 2025.09.30中部地区の主要スーパーである静岡県浜松市のマックスバリュ東海(MV東海)の2026年3~5月期、スーパーマーケットのバローを中核とする岐阜県多治見市のバローホールディングス(HD)の26年4~6月期の連結決算がこのほど出揃った。コメをはじめとする食品…続きを読む
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全国卸流通特集:カナカン・井上佳哉常務取締役 能登の復興支える使命
特集 卸・商社 2025.09.30◆エリア別動向・中部 経営トップに聞く ◇カナカン 井上佳哉常務取締役営業本部長 金沢市のカナカンは2024年1月の能登半島地震以降、石川県七尾地区には物流拠点を維持しつつ、七尾支店を金沢支店に統合した。そのため金沢支店からも能登エリアへの商品供…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=近畿 デジタル生かし販促強化
特集 卸・商社 2025.09.30近畿エリアの食品卸売業各社は、強化カテゴリーを定めて目標達成に向けた着実な取り組みを進める。業界の課題である買上点数減少には、デジタルサイネージを活用した販促提案を強化する。値上げ問題や人件費高騰などには次世代物流構築への注力や、業務のデジタル化の推…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=四国 特産品で地域活性化図る
特集 卸・商社 2025.09.30人口減少・高齢化が進む四国エリアにおいて、大手卸は独自戦略を展開している。地域の特産品を使った取り組みを通じ地域経済活性化への貢献や、事業領域拡大に向けセンター機能の拡充などで物流インフラ整備に注力する動きなどが見られる。(藤林敏治) ●物流インフ…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=中国 最適物流への挑戦続ける
特集 卸・商社 2025.09.30新型コロナウイルス感染症が復活し始めているものの多くの来場者が集うイベントなどが通常開催され、小売流通業も各店舗への来店客数が回復傾向にあるなど、社会全体に活気が戻ってきている。コロナ禍により、新しい生活様式が浸透し、消費市場においてもこれまでとは違…続きを読む
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全国卸流通特集:さんれいフーズ・門脇寛行取締役 海外など新たな販路開拓
特集 卸・商社 2025.09.30◆エリア別動向・中国 経営トップに聞く ◇さんれいフーズ 門脇寛行取締役常務執行役員 山陰両県から京都府北部に至る日本海沿岸エリアで事業展開しているさんれいフーズ。昨年、製造関連の子会社を吸収合併し、従来の業務用卸に加え、製造・開発機能を持つ次世…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=九州 アンテナ巡らせ商品調達
特集 卸・商社 2025.09.30九州地区卸動向として地域卸、全国卸各社は、それぞれの切り口から新しい価値の提供に努めている。自社ならではの視点で着目した商品を、会社を挙げ本格調達。行政や地域企業との連携で事例を重ねる。そのスタイルはさまざまだ。九州地区で、知恵や工夫を凝らし奮闘する…続きを読む
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全国卸流通特集:佐々木冷菓 卸の視点でSNS発信 総選挙、豆知識など内容工夫
特集 卸・商社 2025.09.30◆エリア別動向・九州 佐々木冷菓は、アイスクリーム、冷凍食品を取り扱うフローズン卸売企業だ。長崎県に本社を置き、九州をメーンに営業拠点を配置。九州外では、山口、愛媛にも拠点を有している。同社は近年、SNS(Instagram)の活用に力を入れてきた…続きを読む