全国卸流通特集2025

全国卸流通特集:エリア別動向=静岡 物価上昇で消費減退懸念

特集 卸・商社 2025.09.30 13007号 34面
品質を軸にした商品展開で地元での支持が厚い「KO mart fine」(写真=4月下旬出店の佐鳴台店)、10月上旬には浜松市で2店舗を出店予定

品質を軸にした商品展開で地元での支持が厚い「KO mart fine」(写真=4月下旬出店の佐鳴台店)、10月上旬には浜松市で2店舗を出店予定

全国のTVでも取り上げられ、地元での人気が根強いスーパーサンゼン(掛川市)

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静岡の食流通を支える静岡流通センター

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ロピア浜松プラザフレスポ店、昨年11月の開店当時のにぎわいを維持

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メイカングループは夏季総合食品展示会で浜松餃子に焦点を当てたブースで地域の魅力を前面に訴求する

メイカングループは夏季総合食品展示会で浜松餃子に焦点を当てたブースで地域の魅力を前面に訴求する

 ◆独自の強み、生き残る鍵に
 静岡県が8月に発表した県内政令指定都市物価指数の7月報(20年=100)によれば、食料品の物価指数は静岡市で前年同月比7.8%増、浜松市で同8.4%増と物価上昇に勢いが増す。10月以降、電気代などの光熱費が上昇する見通しで消費がさらに冷え込むと予想される。他の市町村も同様に購買意欲の減退が懸念される。製配販3層はさまざまな施策を打ち出しているが、買上点数の減少が続く。そのため、消費者を引き付ける独自の強みがあるかどうかが

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