中部新春特集2025

中部新春特集:季咲亭、漬物通じ地域課題解決 一部地域の学校給食に採用

漬物・佃煮 特集 2025.01.25 12884号 20面
食を通じた地域貢献活動の中で生まれた「静岡めんま」

食を通じた地域貢献活動の中で生まれた「静岡めんま」

地元の放置竹林から収穫した若竹。1本当たり10kg程度の重さがあり、収穫は体力的に厳しい

地元の放置竹林から収穫した若竹。1本当たり10kg程度の重さがあり、収穫は体力的に厳しい

地元の小学生を招いて社会科見学。右は小泉幸雄社長(同社インスタグラムから)

地元の小学生を招いて社会科見学。右は小泉幸雄社長(同社インスタグラムから)

 静岡県の地場野菜などを使用した漬物の製造・販売を手掛ける静岡市の季咲亭は2016年、「静岡めんまプロジェクト」を立ち上げ、食を通じて地域課題解決に取り組む。24年10月、一部地域の学校給食に同プロジェクトで誕生した「静岡めんま」が採用。同社の地域貢献活動の輪は着実に広がっている。
 放置竹林が土砂崩れなどの災害の原因になっていることを受けて、小泉幸雄社長は自社の製造技術を活用すれば、食を通じてこの問題が解決できるのではないかと考え、同プロジェクトをス

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら