中部流通特集

小売 2020.03.26

 今年度は、令和として祝賀ムードを期待したが、5月のゴールデンウイーク10連休の小売業界不調に始まり、上期は老後2000万円問題などによる消費の引き締め、秋は異常気象や災害による店舗休業、冬場の暖冬などのマイナス要因をはじめ、昨年10月からの消費増税に伴うキャッシュレス還元事業は、不毛な価格競争、ポイント合戦に陥るなど、総じて小売業界にはマイナス要因が重なり、食品スーパーの既存店売上げは厳しい状況が続いた。(海野裕之)