中部外食・中食産業特集
●テークアウトは認知度向上がカギ
外食産業界は7月中旬まで着実に回復傾向にあった。しかし、7月半ばからコロナが再び猛威を振るい始め、客数が再び下降し、依然店舗飲食形態は先の見通せない状況となっている。一方、中食産業の市場規模は、日本惣菜協会によると、19年度で10年連続拡大してきたが、コロナ禍の影響で今期は主力で市場の約3割強のコンビニ業態が厳しい状況になっている。
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◆中部外食・中食産業特集:名古屋の新シンボル船出で巻き返しを
外食 2020.09.17●テークアウトは認知度向上がカギ 外食産業界は7月中旬まで着実に回復傾向にあった。しかし、7月半ばからコロナが再び猛威を振るい始め、客数が再び下降し、依然店舗飲食形態は先の見通せない状況となっている。一方、中食産業の市場規模は、日本惣菜協会によると…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:カネ美食品・園部明義社長に聞く 「コト消費」の提案強…
惣菜・中食 2020.09.17カネ美食品は「コト消費」を重視して、ストーリー性ある「コト」の提案を進める。「コロナ禍の中で知った食の体験と発見。事業者たるや、消費者ニーズのその先々を見据えなければ、生き残ることはできない」と園部明義社長は語る。今回は、アフターコロナの展望も含め今…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:惣菜市場の伸長続く 19年は0.7%増の10兆320…
惣菜・中食 2020.09.17日本惣菜協会が発行する「惣菜白書2020」によると、国内での19年の惣菜市場規模は前年比0.7%増の10兆3200億4300万円。同市場は2017年に10兆円を突破。10年前と比較すると27.3%増と、食品業界全体で突出した伸長率を誇る。伸長要因は高…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:外食産業企業動向=混乱過ぎ各社模索続く
外食 2020.09.17東海3県では、8月に再び県独自の緊急事態宣言が発令されるなど、新型コロナの影響でいまだ予断を許さない状況が続いている。壱番屋、木曽路、サガミホールディングス、ブロンコビリー、物語コーポレーションといった中部有力外食チェーンは特に4月以降、対応に奔走。…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:壱番屋 FC店に手厚い支援 積極的な売上げ対策を
外食 2020.09.17壱番屋の21年2月期連結業績目標は、売上高が前年比12.6%減の450億円、経常利益が同54.5%減の24億7000万円。全業態での出退店を考慮した期末店舗数は、国内が1店増の1302店舗、海外が15店増の201店舗と見込む。 国内店舗は4月上旬以…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:木曽路 多様な業態幅広く 10月、「木曽路」新3店舗
外食 2020.09.17木曽路は名古屋市昭和区に本社を構え、前年度(20年3月期)売上高は439億2400万円、店舗数は全国に173店舗(同年4月30日現在)と外食産業界に大きな存在感を発揮している。 事業内容は、しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」(123店舗)をはじめ、…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:サガミHD 第1四半期44%減収 テークアウト販売強…
外食 2020.09.17サガミホールディングス(HD)の21年3月期第1四半期決算は、売上高が36億9400万円(前年比44.2%減)、営業損失が13億8700万円、経常損失が13億9100万円、純損失が14億1500万円となった。特別損失として、店舗臨時休業による損失38…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ブロンコビリー 来店機会の創出図る
外食 2020.09.17●下期は「ステーキ祭り」 ブロンコビリーの20年12月期第2四半期決算は、売上高が77億2300万円(前年比30.7%減)、営業利益が-4億8700万円、経常利益-4億4900万円、当期純利益-8億6600万円と新型コロナウイルス感染対策による休業…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:物語コーポレーション 新業態の開発目指す
外食 2020.09.17●新社長に加藤副社長 「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」などを展開する物語コーポレーション。21年6月期の連結業績は、コロナ禍の影響を考慮し、売上高691億0600万円(同19.2%増)、営業利益39億6000万円(同30.5%増)、経常利益43億円…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:味の素冷凍食品 「弁当にケーキ」提案
外食 2020.09.17●女性客好評、食数1.5倍に 味の素冷凍食品西日本支社中部フードサービス営業部の取組みは、ギョウザ、シュウマイ、米飯、スイーツ類の拡売に注力。現在はコロナ禍の影響は受けているが、テークアウト向け差別化提案を強化。デザートが入っている弁当が少ないこと…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:理研ビタミン 「野菜いっぱい」拡充
外食 2020.09.17●ザクザク玉ネギ具材感 理研ビタミン名古屋支店業務用部門は今期、市場が堅調に推移している中食・惣菜市場への提案を強化し、新たにテークアウト市場などにも注力していく。 新商品は、今春に発売した新シリーズでザクザク玉ネギの具材感が特徴の「野菜いっぱい…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ニチレイフーズ 秋の新商品で変化対応
外食 2020.09.17●定番メニュー刷新強化 外食産業市場が、営業時間の短縮や来店客の人数制限など営業スタイルの変化・働き方の変化を求められる環境下で、テークアウトやデリバリーのメニュー増加が期待されている中、ニチレイフーズ中部支社業務用グループは、定番メニューの「ハン…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:極洋 真ダイを産地活締め
外食 2020.09.17●期待高まるチルド出荷 極洋の今期は、中期経営計画「Change Kyokuyo 2021」の最終年度。水産商事部門は質の高い水産物の安定供給と魅力ある提案を、冷凍食品部門は直系工場製品と簡便・即食製品の販売拡大などで支社売上高220億円を目指す。…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:エム・シーシー食品 小袋・1kgタイプ投入
外食 2020.09.17●カフェスタイル多様に エム・シーシー食品名古屋支店の業務用部門は、売上げの約7割を占める。コロナの影響を受け厳しい状況が続いたが、7月からは回復傾向にあり、外食店のテークアウトやデリバリーは売上げを伸ばす一つの方法として今後も提案を強化していく。…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三島食品 個食用など新規開拓
外食 2020.09.17●「ゆかり」発売50周年 三島食品名古屋支店業務用部門の1~7月累計売上げは、前年と比べ若干下回った。要因は新型コロナウイルスの影響が大きく、市販用は前年を上回ったが、業務用は苦戦した。特に外食・ホテルなどの宿泊施設が大きくマイナスとなった。 主…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:マルハニチロ 惣菜・介護業態拡大へ
外食 2020.09.17●こだわり焼きそば発売 マルハニチロ中部支社業務用部門の20年3月期売上高は、2月までは惣菜、外食、介護食向けの販売が順調に推移したが、コロナ禍の影響で3月に急ブレーキがかかるものの計画・前年比とも増収で着地した。 要因は惣菜、外食で新規商品の採…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ヤヨイサンフーズ 健康訴求で差別化を
外食 2020.09.17●「イートベジ」にドリア 昨年新ブランド「イートベジ(EAT-VEGE)」を立ち上げたヤヨイサンフーズ。同シリーズは「野菜(vegetable)」と「食べる(eat)」を組み合わせた名称で、「野菜を中心とした植物性食材を食べよう」というコンセプトの…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:テーブルマーク 個包装パン伸び顕著
外食 2020.09.17●食品ロス削減に利点も 優れた冷凍加工技術と職人の技によって生み出される高品質な焼成冷凍パンブランド「ディライトベーカーズ」を展開するテーブルマーク。コロナ禍では、特に個包装パンの伸長率が目を引く。 従来の学校給食や病院・介護施設といった給食市場…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:日東ベスト ハンバーグ重点に業務用市場活性化図る
外食 2020.09.17日東ベスト名古屋支店は、外食向けや新たな市場のテークアウト向けにハンバーグ関連の提案を強化する。 人気のジョイグルメ(JG)シリーズの新商品「ハンバーグロティール」は、肉厚感とジューシー感が特徴で、厚さは同社従来品の1.3倍で、冷めてもジューシー感…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ケイエス冷凍食品 植物由来原材料だけ「ソイリーボール…
外食 2020.09.17ケイエス冷凍食品名古屋支店の今期方針は期初はホテルの朝食バイキングなどに向けて簡便調理品に注力する方向でスタートしたが新型コロナの影響でもともと注力業態であったデリカや学給ルートに加え、シニアルートなども強化している。 今秋の新商品は、植物由来の原…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:外食事業者5社が食品リサイクル・ループ参加
外食 2020.09.17外食事業者5社のセブン&アイ・フードシステムズ、トリドールホールディングス、松屋フーズ、リンガーハットジャパン、ワタミは、共同の取組みとして、名古屋市内で運営する店舗が食品リサイクル・ループに参加。7月20日には、食品リサイクル法に基づく再生利用事業…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ユニーとタクシー会社、デリバリー試験運用
外食 2020.09.17ユニーは、テナント入居する飲食店応援企画として、愛知県尾張地方でタクシー事業を展開する名鉄西部交通と「平日タクシーデリバリー」サービスを開始した。30日までの期間限定で新型コロナウイルスの影響により売上げ減少となった飲食店へ包装材などで協力し、地域貢…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:壱番屋、インドに初出店 日本式で挑戦
外食 2020.09.17壱番屋は、インド(ハリヤナ州グルグラム)に「カレーハウスCoCo壱番屋」を8月3日初出店。昨年6月に合弁会社を設立し、今春の開設を目指すも、コロナ禍で時期がずれた。カレーの本場・インド1号店が将来への布石になると期待がかかる。 店舗名は「カレーハウスC…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:コロワイドグループ・アトム、創業45周年企画を展開
外食 2020.09.17●「創業ステーキ」開発など コロワイドグループのアトムは、1975年5月26日の創業から45周年を迎えた「ステーキ宮」で、記念企画を開催。各店では「創業ステーキ」開発と「ヒレステーキ」復活のほか、クーポン配布を実施している。 注目は記念メニュー「…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:日本初のタワーホテル「THE TOWER HOTEL…
総合 2020.09.17一時は取り壊しの危機にあった名古屋テレビ塔が、今秋ホテルとしてよみがえる。再生のコンセプトはローカライジング、東海地区の活性化だ。食材や芸術といったこの地の上質な文化を、敏腕の「女将」のおもてなしを介して世界に広めていく。地元愛から始まったこのプロジ…続きを読む