中部外食・中食産業特集
新型コロナウイルス感染症が全国に広がり、2年を超えてもなお続く状況となっている。真っただ中の2021年外食産業界を振り返ると、日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査によれば、年間の外食全体の売上げは、前年比1.4%減、19年比では16.8%減と市場規模は縮小した。(中部支社編集部)
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◆中部外食・中食産業特集:業態別で明暗 ファストフード安定 話題づくりで惣菜…
特集 総合 2022.03.30新型コロナウイルス感染症が全国に広がり、2年を超えてもなお続く状況となっている。真っただ中の2021年外食産業界を振り返ると、日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査によれば、年間の外食全体の売上げは、前年比1.4%減、19年比では16.8%減と…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:業務用卸展示会 多様な切り口で提案 値上げは社会的責…
特集 卸・商社 2022.03.30業務用の卸は、コロナ禍で低迷が続く外食中食業界に向けて、商談や提案の場を設けている。あらためてその場が見直され、商売の活性化や情報提供、業界動向の提示などでこれまで以上に力を注いている。 カナカンは2月に業務用の食材展示商談会を石川県産業展示館で開…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:地元有力業務用卸トップに聞く=注力分野の見直しに重点
特集 卸・商社 2022.03.30中部地区の業務用卸は2年に及ぶコロナ禍で、注力分野の見直しに躍起だ。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴い、外食産業が長い間痛手を被っているのは当地区も例外ではない。産業給食についてもテレワークの導入に加え、半導体など部材不足による工場稼働率低下で…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:アコス・藤田亮一社長 組織変更で物流強化
特集 卸・商社 2022.03.30●メディカル、地元商品開発・提案 アコスの22年3月期決算は、売上高が前年並みの37億3600万円を見込む。22年2月までの累計売上高は、量販部が前年比1.5%減、直販部が同1.8%増で推移。量販部は不採算な取引を見直したことなどで減少した。直販部…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:浅地産業・浅地則夫社長 学校給食が堅調推移
特集 卸・商社 2022.03.30●メディカル、保育園で関係強化 浅地産業の21年7月期は、売上げが前年比10%増、経常利益が同12%増。20年7月期は学校休業が3ヵ月間あったため、あまり比較にならない。19年比では売上げ1%増、利益が5.7%増だった。 業態別売上げは構成比6割…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:大光・金森武社長 ネットショップが好調
特集 卸・商社 2022.03.30●厳しい時こそ外食をサポート 大光の今期(22年5月期)第2四半期業績は、売上高が前年比5.8%減の261億8400万円、営業損失が2億500万円(前年は営業利益4800万円)だった。想定以上に新型コロナの影響が長引き、主要販売先の外食産業で厳しい…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ジーケーエス・竹尾匡利社長 新規・水産加工が順調
特集 卸・商社 2022.03.30●社員一人一人の付加価値向上 ジーケーエスの今期(69期、22年6月期)ここまでの業績は、コロナ禍に伴う厳しい環境下で苦戦している。期初に立てた上期の売上目標と粗利目標(各前年比3%増)はクリアできず、特に粗利益の確保が難しい状況。 取引業態別で…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:黒地商店・黒地将典社長 学給・老健に一層注力
特集 卸・商社 2022.03.30●配送・品揃えで効率化を推進 黒地商店の21年9月期は、2年も続くコロナ禍の影響を受けている。岐阜県高山地区の観光・外食需要の低迷が続き、学校給食や老健施設で同業他社との競争が一層激しさを増している。この難局を打開するために社内ミーティングで話し合…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三給・林元造社長 キッズ向け給食開拓
特集 卸・商社 2022.03.30●トーカングループでシナジー効果 三給の2021年12月期業態別概況については、学校給食は昨年の秋口にコロナ禍で第6波による学級閉鎖はあったものの、長期間の休校がなかったため比較的安定して推移し、前年並みで着地した。 事業所給食は、リモートワーク…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:中部食糧・水井雅博会長 鶏肉加工、売上げ拡大
特集 卸・商社 2022.03.30●製造卸への転換を加速 売上構成比20%目指す 中部食糧の21年12月期売上高は、前年比4%増の114億4000万円だった。鶏肉加工事業が好調で全体の売上げをけん引した。同事業は20年4月から開始し、前期に初めて1年通した売上げ(8億円)を計上した…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:名給・青木基博社長 今期「健在活発」経営で
特集 卸・商社 2022.03.30●健康・健全であることが大事 名給の21年10期は、企業のテレワーク導入が進んだことにより産業給食部門は厳しく前年比3.2%減となったが、学校給食部門同25.4%増、メディケア部門同1.8%増と好調に推移し、全体では同2%増の301億0700万円、…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:山一商事・山下喜一郎社長 事業再構築へ補助金など活用
特集 卸・商社 2022.03.30●「ヤマイチセレクション」提供 山一商事の22年3月期売上げは、前年比で約6割の状況だ。岐阜県高山地区で観光需要の売上げが大きく、緊急事態宣言などが発令されると、宿泊や観光の動きが止まるため、前期より動きが悪い。利益面は、業務効率化や事業リストラな…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:味の素冷凍食品 苦戦のスイーツに注力
冷凍食品 特集 2022.03.30味の素冷凍食品国内統括営業部中部フードサービス営業部の今期(22年3月期)販売状況は、上期・下期ともに前年割れで推移した。全体を通しては、コロナ禍で制限された中ではあったが、販促面に関して一部展示会や試食会が開催できたことは大きいと感じている。 一…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:エム・シーシー食品 スパソースを大容量化
冷凍食品 特集 2022.03.30エム・シーシー食品名古屋支店の業務用部門は今期、主要取引先である外食業界が厳しい中、リスクヘッジを図るため、販売チャネルを増やしている。 値上げに伴い重くのしかかる人件費削減による人手不足の中、より簡便性の高い商品ニーズに応えていく。8割近くを事前…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ニチレイフーズ 定番2商品を重点展開
冷凍食品 特集 2022.03.30ニチレイフーズ中部支社業務用グループの今期状況は、コロナ禍で依然として厳しいものの、外食に対して消費者の行動・心理がウィズコロナ時代に応じたものに変化し、前期に比べれば堅調に推移している。 今期の取組みとして、外食ユーザーにはランチやテークアウトに…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:六甲バター 「Q食」シリーズ手応え
乳製品 特集 2022.03.30六甲バター名古屋支店の今期(22年12月期)は、学校給食向け新商品「学給型抜き15g4B/L化粧箱入」が個包装のため、栄養面だけでなく、衛生面でも高く評価されている。そのため、学校給食ルートは安定的に伸長しており、引き続き注力していく。 その半面、…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:理研ビタミン 中食分野の売上げ増へ
調味料 特集 2022.03.30理研ビタミン名古屋支店の今期(22年3月)は、新型コロナウイルス感染拡大で行動様式が一変したため、外食ルートは苦戦しているが、中食分野が堅調に推移しているため全体的に今期業績は前年並みに着地する見込み。 商品別では、市販用にも販売している顆粒だし「…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:テーブルマーク 取り込み図る外食需要
冷凍食品 特集 2022.03.30テーブルマーク名古屋支社業務用営業部の今期(22年12月期)は、これまで堅調に推移している。 今期、特に注力しているのはホテル、デリカ、介護の業態だ。度重なる新型コロナウイルス感染拡大の影響で、居酒屋など料飲業態への客足の戻りが鈍い中、観光地では近…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:極洋 自社工場での生産要に
冷凍食品 特集 2022.03.30極洋名古屋支社の今期(22年3月期)販売状況は、中食分野は量販店での惣菜の売上げが堅調に推移した。給食分野は、事業所向けが半導体不足などに伴う製造業の工場停止のダメージが少なからずあった。 コロナ禍で昨年の夏以降、中国やベトナムの協力工場からの供給…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三島食品 2%増、家庭用けん引
調味料 特集 2022.03.30東海地区で高く支持されている「ゆかり」とゆかりを使用した海苔メーカーとのコラボ商品を展開する三島食品。2021年12月期の売上げは前年比2%強増だった。 家庭用「ゆかり」「かおり」「あかり」の3姉妹に「ひろし」が加わり、売上げに大きく貢献した=写真…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:玉寿司 「柳橋きたろう」3号店開店
特集 外食 2022.03.30●地産食材の魅力発信 江戸前寿司店の老舗「玉寿司」(東京都中央区)は3月、名古屋市で3店舗目となる「柳橋きたろう松坂屋名古屋店」を松坂屋本館9階に出店した。 同店では、握り寿司や、新鮮なアジを使った「鯵(アジ)の薬味巻き」、三河湾で取れた「活あわ…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:高山グリーンホテル 「京王グループフェア」好評
特集 外食 2022.03.30●双方向の連携、活性化へ 高山グリーンホテル(岐阜県高山市)は15日から、京王電鉄(東京都)と協力し、京王百貨店など京王グループ各社の商品を販売する「京王グループフェア」を同ホテルの土産物店「飛騨物産館」で開催している。 同フェアでは、京王百貨店…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:妙香園 老舗茶屋こだわり限定品
嗜好飲料 特集 2022.03.30●春感じるフローズン 創業106年の歴史を持つ老舗茶屋の妙香園(名古屋市)が運営する「MYOKOUEN TEA STORE」(同市)は3月19日から1ヵ月間、サクラの甘さとほうじ茶の香ばしさが絶妙に調和した「さくらほうじ茶フローズン」(税込み720…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:注目企業=ヤヨイサンフーズ 新たな切り口で拡販
冷凍食品 特集 2022.03.30●「レンジでサカナ」強化 ヤヨイサンフーズ中部支店の今期(22年3月期)業績は、ここまで前年をクリアしている。新型コロナウイルス感染拡大で内食需要が高まったため惣菜が好調で、特に定番商品のクリームコロッケ、メンチカツ、ハンバーグの売れ行きがよかった…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:注目企業=マルハニチロ 春の一押し「西京漬け」
冷凍食品 特集 2022.03.30●単価増ニーズに応える マルハニチロは業務用冷凍食品の一押しの春季新商品として、コロナ禍で高まった中食・量販惣菜の弁当に向けた「48時間本漬け熟成西京漬け」をカラスガレイ、赤魚、サバの3種類で全国発売した。 西京漬けは、弁当の主役や食卓の主菜にな…続きを読む