鍋物調味料特集
鍋物商戦は10月に入って最需要期を迎えた。鍋つゆ、ぽん酢といった鍋物調味料は冬の量販店のマグネットになって、青果、精肉などさまざまな売場で活躍する。主力の鍋つゆは市場規模400億円に迫って和風調味料の代表格。強みは野菜をはじめとした生鮮品がおいしく、たくさん食べられる健康価値。コロナ共存の秋冬商戦を盛り上げ、心身を温めて食生活を豊かにする。(吉岡勇樹)
-
◆鍋物調味料特集:成長する小分けつゆで競争激化 ぽん酢でMizkan大型施策
調味 2022.10.14鍋物商戦は10月に入って最需要期を迎えた。鍋つゆ、ぽん酢といった鍋物調味料は冬の量販店のマグネットになって、青果、精肉などさまざまな売場で活躍する。主力の鍋つゆは市場規模400億円に迫って和風調味料の代表格。強みは野菜をはじめとした生鮮品がおいしく、…続きを読む
-
鍋物調味料特集:Mizkan 「鍋つゆ」過去最高更新へ 「味ぽん」は接点増ブ…
調味 2022.10.14Mizkanはコロナ共存の新たな団らん、健康志向と調理疲れ、節約志向に対応し、鍋つゆで過去最高の業績を築く。「辛鍋つゆ」という初の辛口シリーズを展開する。程よい辛味とうまみで辛口トレンドに応じる。トップブランドの「〆まで美味しい」はミニパックをシリー…続きを読む
-
鍋物調味料特集:紀文「鍋白書」 地域色健在、ご当地おでん種200超
調味 2022.10.14紀文が鍋料理シーズン到来にあわせて毎年発行する「鍋白書」。22年度版は“ご当地おでん”をテーマに、全国各地のおでん種に焦点をあて、地域限定の「ご当地おでん種」27種を紹介した。また代表的なおでん種の喫食率について、それぞれ上位10都道府県を算出し、地…続きを読む
-
鍋物調味料特集:味の素社 「鶏だしうま塩」強化 好調「おでん本舗」改良
調味 2022.10.14味の素社は、1個1人前の固形つゆを8個入れた「鍋キューブ」を展開し、今季は主力の「鶏だしうま塩」を重点強化する。新たなTVCMを投下し、デジタルコミュニケーションにも注力する。前期は上期売上げを大幅に伸ばし、昨秋発売の「おでん本舗 あごだし醤油」も好…続きを読む
-
鍋物調味料特集:エバラ食品工業 「フライパンで焼肉鍋」新カテゴリー創出へ
調味 2022.10.14エバラ食品工業は、鍋市場への提案強化による既存ブランドの競争力強化と新サブカテゴリーを提案する。「プチッと鍋」と「なべしゃぶ」は利便性訴求のほか、健康意識や節約意識など生活者ニーズに応える提案を進める。22年秋冬は4年ぶりに鍋つゆの新商品を発売。焼肉…続きを読む
-
鍋物調味料特集:ヤマサ醤油 「うま肉」好スタート 飽きない味わいが評価
調味 2022.10.14ヤマサ醤油は、新たな「うま肉鍋つゆ にごり鰹だし」の配荷店を増やし、好スタート。「うま肉」は肉と好相性の野菜を一つだけ用意する簡単調理。肉種別の飽きない味わいが評価された。鍋焼き用の「饂飩(うどん)鍋気分」は計画通りの展開。「昆布ぽん酢」の500ml…続きを読む
-
鍋物調味料特集:ヒガシマル醤油 だしのうまさ楽しむ「味しゃぶスープ」発売
調味 2022.10.14ヒガシマル醤油は今季、濃縮鍋つゆ「味しゃぶスープ」を発売し、野菜を楽しむしゃぶしゃぶメニューを提案するとともに、ロングセラー「うどんスープ」の鍋活用も訴求する。濃縮つゆ、粉末スープの素で作る鍋つゆは手軽さに加え、最後までだしがたっぷりの楽しめる点とコ…続きを読む
-
鍋物調味料特集:にんべん 「鍋つゆ」リニューアル 小売店での採用増える
調味 2022.10.14にんべんは今期、鍋つゆ商品をリニューアルした。 ストレートタイプの鍋つゆ「鶏だし醤油鍋つゆ」「海鮮だし塩鍋つゆ」は同社の強みである「だし」と、江戸時代から続く東京・日本橋の鰹節専門店という点をパッケージで表現。小分けタイプの「だしが世界を旨くする」…続きを読む
-
鍋物調味料特集:日本丸天醤油 「天翔ぽん酢」に存在感 発売20年目も堅調推移
調味 2022.10.14日本丸天醤油の「天翔ゆずぽん酢」は、発売20年目の今季も堅調に推移。健康志向層に向けた姉妹品「天翔減塩ゆずぽん酢」とともにぽん酢市場で存在感を示している。今季はぽん酢、鍋つゆともに新商品を発売せず、既存品で値上げの冬の鍋つゆ市場を下支えする。 「天…続きを読む
-
鍋物調味料特集:ヤマキ 「豚しゃぶ野菜鍋つゆ」追い風期待2品追加
調味 2022.10.14ヤマキは「豚しゃぶ野菜鍋つゆ」シリーズを強化する。コロナ禍による内食機会の増加により、しゃぶしゃぶは、鍋つゆカテゴリーの中で最も大きく伸長している。鍋つゆの販売を開始してから今年で20周年を迎える同社は、これらの市場ニーズを踏まえ、新たに「豚しゃぶ野…続きを読む
-
鍋物調味料特集:キッコーマン食品 「具鍋」が最高業績に 支持された“おかず鍋…
調味 2022.10.14キッコーマン食品は具入り小分け鍋つゆの「具鍋」を昨年から展開し、ほかにない商品力で過去最高業績を更新した。ご飯が進む“おかず鍋”と提案して支持された。今季は鍋つゆの王道メニュー「丸鶏だし鍋」を新発売。シリーズで液量を増やすなど改良し、TVCMの投下、…続きを読む
-
鍋物調味料特集:旭食品 「旭ポンズ」販路拡大 商品開発年間2品目標
調味 2022.10.14旭食品の看板商品「旭ポンズ」は発売55年を迎えた今も配荷を広げている。「喰べてびっくり!」なぽん酢として関西で長年愛されてきたが、大手DgSや大手CVSなどの展開で関東、九州へも販路を広げた。創業75年を迎える今期は“旭ポンズの最大化と新商品開発”を…続きを読む
-
鍋物調味料特集:マルトモ 好評「だし小鍋」充実 低濃縮も常温流通可能
調味 2022.10.14マルトモは、秋冬商戦に向けて昨年新発売し好評の「だし小鍋」シリーズの販売に注力していくとともに、今シーズンも「万能白だし」を使用した鍋メニューやおでんなどの提案営業にも注力する。 「だし小鍋」シリーズは、だし本来の風味が生きた鍋つゆを1人前(小鍋)…続きを読む
-
鍋物調味料特集:モランボン 鍋囲むきっかけ提案 料理研究家とコラボも
調味 2022.10.14モランボンは、2022年の秋冬鍋物商戦に向け、精肉売場用に「コク旨」シリーズで完熟濃厚トマト鍋用スープやクリームフォンデュ鍋の素など新商品3品を販売。「韓の食菜」シリーズでカルビタン用スープ、青果売場用に糀ニンニク鍋用スープ、「Well-Being …続きを読む
-
鍋物調味料特集:鍋関連商材=サトウ食品 「シングルパックミニ」注力 もち全体…
調味 2022.10.14サトウ食品は、包装もちの中で最も需要が大きくなる秋冬に向けて、鍋物料理利用を想定した「サトウのしゃぶしゃぶもち」や「シングルパックミニ」などに注力する。バラエティー商品を拡大し、レギュラー品の包装もちを日常使いにまで普及させたい考え。 同社では、鍋…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区 フレーバー開発に難しさ 小売店舗に新商品育成のチャ…
調味 2022.10.14九州鍋物調味料市場の動向として、生鮮売場とも連動しつつ市場を広げたダイショー、さらに各地域の醤油メーカーが供給する商品も目立っている。全国メーカーもひしめく中、広く顧客に受け入れられる「もつ」「寄せ」などのベーシックな商品は売場に行きわたっている。新…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区=ダイショー しゃぶ鍋商品を充実 「名店監修」シリー…
調味 2022.10.14ダイショーの前期鍋スープ実績では、前々期での家庭内需要の高まりの反動を受け、主力商品が苦戦したという。一方で「名店監修鍋スープ 一風堂博多とんこつ赤丸新味」が想定以上の売れ行きとなりけん引。同品は、ラーメンの名店「一風堂」監修のもと、人気の「赤丸新味…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区=ニビシ醤油 濃縮タイプへシフト 幅広いメニューに対…
調味 2022.10.14ニビシ醤油は、濃縮タイプの品揃えを強化している。昨年は「博多もつ鍋の素しょうゆ味」「同 みそ味」を発売。同2品は発売以降、売上げは堅調に推移しているという。 今期の新商品でも、博多地鳥スープを使った2品「ちゃんこ鍋の素しょうゆ味」「同みそ味」を発売…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区=チョーコー醤油 「味わい素材」に注力 ピリ辛系で差…
調味 2022.10.14チョーコー醤油が特に力を入れている商品群が、「味わい素材 だし旨」シリーズ。濃縮タイプで1人前×4袋入り。商品ごとに色分けしたパッケージデザインも評判がよいという。このシリーズは20年に「九州だし寄せ鍋つゆ」「香り立つゆず鍋つゆ」からスタート。21年…続きを読む
-
鍋物調味料特集:鍋物関連商材=マルタイ ゆで伸びしにくい棒状麺「お鍋にラーメ…
調味 2022.10.14マルタイの創業の礎にもなった即席棒状ラーメンの麺は、ノンフライ、ノンスチーム製法で仕上げた生麺に近い風味が特徴のストレート麺。ロングセラー商品「マルタイラーメン」のスープは、ポークとチキンをベースにした風味豊かなあっさり醤油味となっている。今年誕生1…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区=マルヱ醤油 専門店監修品が堅調 九州外での採用広が…
調味 2022.10.14マルヱ醤油の商品では、昨年発売した「博多もつ鍋やま中 もつ鍋スープ醤油味」が、九州だけでなく、広域で採用が広がっているという。同品は、福岡のもつ鍋有名店「やま中」監修のもと、店舗の味に近づけたもつ鍋スープ。お酒とも相性がよい濃いめの味が、評価されてい…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区=宮島醤油 コラボ商品で新提案 「岩下の新生姜鍋」増…
調味 2022.10.14宮島醤油は、九州市場全体について、もつ鍋、寄せ鍋の売上構成比が依然高いとみている。商品に着目すると、他社製品を含め改廃が激しい点も難しさを感じているところ。業界全体で、包材も手に入りにくくなっているのが現状。これを踏まえた商品開発ペースを模索する必要…続きを読む
-
鍋物調味料特集:九州地区=富士甚醤油 個性際立つ「鍋つゆ」 「生ぽん酢」根強…
調味 2022.10.14富士甚醤油は、昨シーズン市場動向について、寒くなるのが例年に比べ遅く、これが商品の動きに大きく影響したとみている。加えて昨年、新型コロナの家庭内感染が広がったことも家庭内消費を左右したととらえている。 現在は、値上げ定着を図る食品市場全体の動きもあ…続きを読む