酒類流通の未来を探る2024
酒類流通の未来を探る:中部 想定以上の回復スピード インバウンドで観光地盛況
行動制限の解除に伴う人流回復を受け、中部地区の酒類をめぐる市場環境は想定以上のスピードでコロナ禍前の水準までに回復し、おおむね活況を呈する。インバウンド需要の回復に伴い、観光地である伊勢(三重県)や高山(岐阜県)、ターミナル駅のある名駅周辺の飲食店も盛況だ。
一方、若年層のビール離れと値上げに伴い、酒類の出荷数は微減基調にある。これを受けて、各卸・飲食店は酒類と飲酒機会など魅力を主にSNSで継続的に発信。地域の醸造所などが若年層の取り込みに成功した