酒類流通の未来を探る2024

酒類流通の未来を探る:東北 ビールに多様な選択肢を 消費者との接点づくり強化

酒類 2024.07.20 12791号 12面

 「人口減少など地方の課題が浮き彫りになる中で、単純に販売数量を増やすのは難しい。仮に量が減っても価格を落とさずに、品質による価値を高めていく努力が必要だ」。あるビールメーカー幹部は、縮小が懸念される東北6県の酒類市場についてこう私見を述べた。2030年までに50万人以上の人口が消失するとされる東北では、シェア争いが激しさを増している。
 コロナ禍で拡大した酒類の家庭用需要は、新型コロナが感染症法上の5類に移行した昨年5月以降も堅調に推移している。昨年

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら