酒類流通の未来を探る2024

酒類流通の未来を探る:輸出動向=過去最高水準を維持 ウイスキー・清酒がけん引

酒類 2024.07.20 12791号 05面
日本産酒類の輸出は拡大が続く

日本産酒類の輸出は拡大が続く

輸出額の品目別シェア

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小正嘉之助蒸溜所は「嘉之助」ブランドの世界市場開拓を進める

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モトックスが輸出に力を入れる日本酒

モトックスが輸出に力を入れる日本酒

 日本産酒類の輸出の拡大基調が続いている。国内酒類市場が縮小する一方で、23年の輸出金額は前年比3.4%減の1344億円と、過去最高を記録した22年に次ぐ水準となった。減少要因は、世界的な物価高や一部の国・地域における消費減退、米国における長引く在庫調整などの影響を受けたため。品目別ではウイスキーと清酒が全体の輸出金額の68%を占めるなど、全体の輸出をけん引している。
 輸出先の国別で見ると、首位の中国が18%減の322億円、2位の米国が11%減の23

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