チーズ特集2024
2024年度のチーズ市場は、家庭用では前年からの価格改定が一巡し、金額・物量ベースの開きが縮小、業務用では本格的な商品開発スピードが加速する一年になりそうだ。(小澤弘教)
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◆チーズ特集:食シーン・スタイル提案 新機軸商品続々と登場か
乳肉・油脂 2024.08.282024年度のチーズ市場は、家庭用では前年からの価格改定が一巡し、金額・物量ベースの開きが縮小、業務用では本格的な商品開発スピードが加速する一年になりそうだ。折からの先が読めない世界情勢や、為替の円安進行などの影響で、原料チーズは高止まりが続いており…続きを読む
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チーズ特集:主要チーズ輸出国・地域の動向=国際相場は上昇基調 安定供給確保に…
乳肉・油脂 2024.08.28日本国内で新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行して人流が回復したのと同様に海外でも人流が回復し、経済では各国のインフレ進行に伴う製造コストアップによって世界的に乳価は上昇、チーズの国際相場は上昇基調にある。今後も物流費や人件費などの固定コスト…続きを読む
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チーズ特集:アイルランド=チーズ、輸出成長エンジンに 対日物量は12%増
乳肉・油脂 2024.08.28アイルランドの2023年対日輸出量の伸長に、チーズが大きく貢献している。バター、ホエーとともに伸びを見せ、物量ベースで前年比12%増。生乳の高栄養価や、それを支えるサステナブルプログラム「オリジングリーン」をバックボーンに、引き続き成長エンジンとして…続きを読む
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チーズ特集:チェスコ 主力4業態別に集中販促を
乳肉・油脂 2024.08.28チェスコは今期(25年2月期)、デパート、直販、業務用、量販店の主力4業態別に、同社の強みを生かした重点商品を展開する。フランスの「無形文化財企業(PV)」認定を受けているイズニーサントメール社商品のブランディングに注力するなど、独自性を発揮。秋冬向…続きを読む
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チーズ特集:野澤組 「大人のマリアージュ」アソート好調
乳肉・油脂 2024.08.28野澤組の24年9月期チーズ部門売上高は、ほぼ前年並みをキープして推移する見通しだ。物量面でも外食、製菓・製パンチャネルが徐々に回復しており、前年をとらえそうだ。小売向けには、食シーン拡大を狙い投入した「大人のマリアージュ」をテーマにしたアソート品が好…続きを読む
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チーズ特集:ラクト・ジャパン ベストプライスを適時提案
乳肉・油脂 2024.08.28ラクト・ジャパンは、物量回復を主軸に、最適価格のタイムリーな提案を進める。製造適性の高い機能性原料も引き続き注力し、国内ニーズに対応。調達ネットワークの強化も継続し、安定供給体制をさらに盤石なものにしていく。 前期(23年11月期)の取扱物量は、小…続きを読む
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チーズ特集:東京デーリー おつまみ・シュレッド商品拡充で巻き返し
乳肉・油脂 2024.08.28東京デーリーの23年度チーズ販売業績は、価格改定の影響が想定より大きく、売上高・数量ともに前年を下回った。ただし、下期からセミハード、ハードタイプなどは回復基調にある。今期も引き続き主力品の販売拡大と育成商品の訴求に注力。 新商品では好調のおつまみ…続きを読む
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チーズ特集:エフ アール マーケティング 唯一の“洞窟熟成”ゴルゴン
乳肉・油脂 2024.08.28エフ アール マーケティングの2023年業績は、メーカー出荷ベースで前年を下回った。値上げによる回転の低下で、冬場の受注が苦戦。「ル・ルスティック」ブランドもマイナス推移となった。24年は、イタリアの「マウリ」ブランドから唯一の洞窟熟成ゴルゴンゾーラ…続きを読む
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チーズ特集:日本マイセラ 多彩なアイテムで裾野拡大
乳肉・油脂 2024.08.28日本マイセラは24年度、全方位での施策展開方針を継続し、特徴ある多彩なラインアップでチーズ市場の裾野拡大を目指す。 業務用ではコモディティー系商材での攻勢を強めると同時に、差別化アイテムの提案を推進。小売向けにも細やかな営業活動を継続し、エンドユー…続きを読む
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チーズ特集:雪印メグミルク 新たな食シーン根付かせ市場底上げへ貢献
乳肉・油脂 2024.08.28雪印メグミルクは24年度下期に向けて、日本のチーズ食文化に新たな食シーンを根付かせ、市場の底上げへの貢献を図る。チーズソースでは家庭での常備調味料としての立ち位置獲得を目指し、リニューアルと新商品投入を実施。プラントベースフード(PBF)からも新たな…続きを読む
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チーズ特集:明治 「十勝」でワクワク感を
乳肉・油脂 2024.08.28明治は24年度下期、「明治北海道十勝」ブランドで企画品を投入、市場に「ワクワク感」を喚起し、物量回復に向けて買上点数アップを図る。市場が低迷気味のカマンベールに刺激策を投じ、新たな楽しみ方を提案。若年ユーザー獲得を進め、消費拡大を目指す。 23年度…続きを読む
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チーズ特集:森永乳業 変化見極めて接点創出
乳肉・油脂 2024.08.28森永乳業は、生活環境に応じた食卓の変化を見極め、需要を喚起するタッチポイントの創出を進める。「クラフト 小さなチーズケーキ」では、中心コンセプトをあらためて発信することで「失敗しない」消費を刺激。下期も食シーンを広げる新たなアイテムを上市する。今年で…続きを読む
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チーズ特集:六甲バター 発売15周年6Pを拡充
乳肉・油脂 2024.08.28六甲バターは、今年9月に発売15周年目を迎える「Q・B・Bチーズデザート6P」のさらなる成長に向け、「まるで、ケーキ屋さんのスウィーツ」をコンセプトにした新シリーズの展開を開始する。複数のフレーバーを合わせて創り出した斬新かつ繊細な味わいで高付加価値…続きを読む
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チーズ特集:宝幸 新たなジャンルに挑戦
乳肉・油脂 2024.08.28宝幸ロルフ事業部は24年度下期、スモーク、ベビー、カップの主力アイテムに加え、「そのまま使えるチーズソース」を新ジャンルとして定着させていくことに注力する。業務用チーズで培った技術を生かし、新しい食べ方を訴求する。伸長基調の「チーズドルチェ」の新味や…続きを読む
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チーズ特集:協同乳業 用途訴求をさらに強化
乳肉・油脂 2024.08.28協同乳業の23年度チーズ類販売実績は、価格改定の影響もあり、金額ベースでは前年比7%増、重量ベースでは同3%減で着地した。クリームチーズは売上高で前年を下回ったものの、サワークリームとカッテージチーズは上回った。迎えた24年度は、2月に刷新した「生乳…続きを読む
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チーズ特集:マリンフード 業務用好調、海外展開も
乳肉・油脂 2024.08.28マリンフードが独自開発した代替チーズ「スティリーノ」の業務用販売が好調だ。チーズより安定的かつ安価な提供が可能なことに加え、チーズの食味や物性を高度に再現した品質の高さから原料としての出荷量も伸長している。今秋には「スティリーノ」を活用した家庭用製品…続きを読む
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チーズ特集:ヨシダコーポレーション 物量減少も売上げ最高
乳肉・油脂 2024.08.28ヨシダコーポレーションの前期(24年3月期)は物量が減少したものの、売上げは過去最高を記録した。上期は値上げや猛暑などの影響で伸び悩んだが、下期はマイナス分を取り戻すため営業活動に一層力を入れた。それが奏功し後半は金額、物量とも好調に推移した。 特…続きを読む
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チーズ特集:伊藤ハム キリフルーツブレンド2品追加し拡大へ
乳肉・油脂 2024.08.28伊藤ハムが輸入販売するベル社チーズの前年実績(23年1~12月)は、価格改定・容量変更の影響に加え、増量販促の減少もあり、金額ベースで前年比7.0%減、重量ベースで同18.5%減と前年割れとなった。 金額ベースで構成比80%超を占める主力のキリシリ…続きを読む
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チーズ特集:北海道工房紹介 本場の技取り入れ 独自の創意工夫も
乳肉・油脂 2024.08.28国産ナチュラルチーズの世界的な評価が高まっている。国際的なチーズコンテスト「World Cheese Awards」では2022年に18品、23年に22品が受賞。そのうちの多くは牧場に併設されたチーズ工房などが独自の創意・工夫を経て製造している。さら…続きを読む
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チーズ特集:北海道工房紹介=美瑛ファーム フランスの製法で高評価
乳肉・油脂 2024.08.28北海道美瑛町の美瑛ファームは、フランスでコンテチーズの生産に生乳を使うモンベリアード種を含めた、4種の乳牛を放牧酪農で飼育している。美瑛ファームで作られる「フロマージュ・ド・美瑛」はフランスのコンテ地方の製法を取り入れたハードチーズで、2年連続で日本…続きを読む
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チーズ特集:北海道工房紹介=富良野チーズ工房 手作り体験や工程見学を
乳肉・油脂 2024.08.28富良野チーズ工房はバター、アイス、チーズなどの手づくり体験会を開催している。富良野チーズ工房では、ガラス越しに白カビ軟質チーズの「セピア」など富良野産の生乳を使用した「ふらのチーズ」の製造工程の見学が可能。さらにパネル展示などで乳製品の文化・歴史を紹…続きを読む
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チーズ特集:海外注目チーズ 伝統食材、日本に熱視線
乳肉・油脂 2024.08.28海外から新たなチーズが日本に熱視線を送っている。各国で伝統的な食材として古くから食されてきたチーズは多く、日本国内ではまだその認知が行き届いていない製品も多い。中東と東欧から、日本市場進出へ動く2品を紹介する。(小澤弘教)
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チーズ特集:海外注目チーズ=開門 ブルガリア発「シレネ」広める
乳肉・油脂 2024.08.28●ブルガリア発・シレネ 国民食「スノーチーズ」広める バルカン地方に古くから伝わるチーズ・シレネ。ブルガリア産チーズなどの輸入販売を手掛ける開門は、同国の伝統的食材であるシレネの日本普及を進めている。手でほろほろと砕け、雪のように真っ白な「スノーチ…続きを読む
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チーズ特集:海外注目チーズ=西亜 イラン発「ペルシアンパニール」を安定供給
乳肉・油脂 2024.08.28●イラン発「ペルシアンパニール」クリームチーズ安定供給 数千年以上前に芽生えた中近東のチーズが、日本市場へ向けてPRを続けている。西亜は、イラン産の「ペルシアンパニール」など、ゲラ社ブランドのクリームチーズを中心に市場展開を進める。これまで輸入門戸…続きを読む