中部外食・中食産業特集2023
中部地区の外食産業は昨年、3年ぶりに営業制限のないゴールデンウイークやお盆、年末の繁忙期を迎えることができ、客足は回復傾向にある。足元の状況を見ても愛知・名古屋の繁華街をはじめ、各地の飲食店がにぎわいを取り戻しつつあり、明るい兆しが見えてきた。(中部支社編集部)
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◆中部外食・中食産業特集:外食客数増も利益面で不安 業務用卸、現場の課題解決…
特集 外食 2023.03.30●卵不足で代替商品に注目 中部地区の外食産業は昨年、3年ぶりに営業制限のないゴールデンウイークやお盆、年末の繁忙期を迎えることができ、客足は回復傾向にある。足元の状況を見ても愛知・名古屋の繁華街をはじめ、各地の飲食店がにぎわいを取り戻しつつあり、明…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:アコス・藤田亮一社長 福井の食の集積地へ
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 福井県全域を営業エリアとするアコスは、給食やメディカル、食品スーパーの惣菜など幅広い分野に向けた業務用商品を取り扱う。県内の食品の集積地を目指し、カテゴリーの枠にとらわれないきめ細やかな物流に取り組む。(磯貝岳) …続きを読む
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中部外食・中食産業特集:浅地産業・浅地則夫社長 地域により深く根差す
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 浅地産業は、学校給食やメディカルの領域を中心に商品を取り扱い、石川県全域で自社配送を行っている。営業力の強化や働き方改革の観点から4月をめどに販売システムを一新し、より深く地域に根差した企業を目指す。(磯貝岳) ●…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:大光・金森武社長 若手社員を積極登用
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 大光は昨年夏、執行役員制度を導入した。業務執行の機動性を高め、経営環境の変化に迅速かつ柔軟に対応していくことが狙いだ。同時に若手社員を積極的に登用し、円滑な世代交代を進めていく考えだ。(横山卓司) ●外商・アミカは…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ジーケーエス・竹尾匡利社長 採算性重視の経営に
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く ジーケーエスは今期(23年6月期)、節目の70期を迎える。期初から新たな経営理念「3S」(進化・真価・深化)を掲げて取り組み、組織をより強固にしている。従業員の成長を他社との差別化、会社の発展につなげていく考えだ。(…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:黒地商店・黒地将典社長 値上げ対応は業績貢献
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 岐阜県高山市で顧客と関係を深めてきた黒地商店は、観光・外食需要の変動があったコロナ禍で踏ん張っている。学校給食・老健へ販路を広げ、在庫削減や物流効率化を進めてきた。黒地将典社長に話を聞いた。(藤田順也) ●外食・学…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三給・林元造社長 キッズ給食好調に推移
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 三給は、前22年12月期の売上げが前年比3.9%増と好調に推移した。今期は細かい提案と対応を武器に、好調に推移しているキッズ給食とメディケア給食に注力していく方針だ。(後藤温子) ●3月リアル展示会実施 業態別で…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:中部食糧・戸田宗幸社長 鶏肉焼成工場が始動
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 中部食糧の前22年12月期の売上高は、前年比6%増となった。利益面では加工製品の原材料費や水道光熱費が従来よりも大幅に高騰したため、当初の目標数値は下回ったが、下方修正した目標には到達した。(坪内美奈) ●製造卸の…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:名給・青木基博社長 3つの改革を進める
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 名給の前22年10月期は、全社の総売上高が前年比2.2%増の307億7900万円、中部管轄が同3.0%増の171億7700万円で着地した。今期は経営方針に「改革考動」を掲げて取り組んでいる。(後藤温子) ●社会貢献…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:山一商事・山下喜一郎社長 増員で攻める展開に
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く 「スタミナ1番」「牛まん喜八郎」などオリジナル開発商品を持つ山一商事は、岐阜県高山市を中心に「ヤマイチセレクション」、飛騨食材を強みとしている。岐阜営業所を開業し、地方卸の生き残りを模索する山下喜一郎社長に話を聞いた…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:プロン・山田哲司社長 筋肉質の経営目指す
特集 卸・商社 2023.03.30◇地元有力業務用卸トップに聞く プロンは地域密着と信頼獲得を主眼に据えた営業戦略で、特に老健メディカル領域での伸長が目覚ましい地域卸だ。さまざまなニーズに柔軟な姿勢で臨み、常に顧客満足度を高めている。(宇佐見勇一) ●自社便生かし地域密着 当社…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:味の素冷凍食品 スイーツ使い方提案を
冷凍食品 特集 2023.03.30味の素冷凍食品の国内統括営業部中部フードサービス営業部の今期(23年3月期)販売状況は、外食に関しては前年をクリアしているが、コロナ前にはまだ戻り切れていない。学校給食は前年並み、産業給食は商品の値上げに伴い前年割れ、メディカルは前年増で推移している…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:エム・シーシー食品 外食メニューを中食に
調味料 特集 2023.03.30エム・シーシー食品の名古屋支店の業務用部門の今期(2023年9月期)は、ここまで好調に推移している。外食、中食、学校給食、産業給食に加え、ヘルスケア向けの商品も展開。特に、外食・中食の垣根がボーダーレスになったことで、今後は外食メニューを中食に積極的…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ニチレイフーズ ホテル需要増など好調
冷凍食品 特集 2023.03.30ニチレイフーズ中部支社業務用グループの今期(23年3月期)状況は、コロナ前の2019年の業績に近づいている。外食は新型コロナによる行動制限がなかった昨夏と年末年始も追い風に前年比2桁増で推移。海外からの旅行客が増えてホテル需要が復活してきた点も大きい…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:六甲バター チーズソースに期待大
乳製品 特集 2023.03.30六甲バター名古屋支店の前期(22年12月期)と今期ここまでの業務用部門の業績は、昨春、外出規制が大幅に緩和されたことを背景に、外食ルートを中心に回復基調にある。ただ、4月に価格改定を控えており、値上げを2回実施した昨年22年と同様、取引先との調整が課…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:テーブルマーク 唯一無二の存在目指す
冷凍食品 特集 2023.03.30テーブルマーク名古屋支社の業務用領域での前期(22年12月期)と今期ここまでの業績は22年の2回の値上げの影響もあり、売上げは順調に推移している。一方、価格改定幅が原材料費や光熱費などのコスト上昇分に追い付かず、営業利益は厳しい状況だ。そのため、同支…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:理研ビタミン 取引先との調整が課題
水産乾物・塩蔵他 特集 2023.03.30理研ビタミン名古屋支店の今期(23年3月期)業務用領域のここまでの業績は、22年に3回の価格改定を実施したものの、主に学校給食部門を中心に堅調に推移している。さらに、外食ルートが回復基調にあるため、前年を上回る見込みだ。ただ、3月にも値上げを行うため…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:極洋 「だんどり上手」畜肉追加で規模拡大
冷凍食品 特集 2023.03.30極洋の名古屋支社の今23年3月期の販売状況は、食品部門は昨比2桁増で推移し増収増益で着地した。値上げ効果もあり売上高は増えたが、数量の伸びがそれを下回ったことは課題である。 業態別では、中食は昨比20%増、外食は昨比増収もコロナ前の8割強の売上げで…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三島食品 「ゆかり」さらに広げる
調味料 特集 2023.03.30三島食品は名古屋支店の2022年12月期売上げが前年を上回って着地。業務用は2桁減となっている一方、家庭用は10%伸長している。今年は2月と4月に値上げを計画。家庭用は内容量変更の実質値上げだが、商談は順調だ。業務用は以前から価格訴求重視の傾向で、値…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:にしはらグループ 「野菜マシマシ」完売続く
特集 外食 2023.03.30●産学官で野菜摂取推進の一環 静岡県東部を中心に、ラーメン店「一番亭」やとんかつ店「かつ銀」などを運営している、にしはらグループは、店頭の自動販売機と無人販売店で、1日から期間限定で県や料理研究家らと共同開発した「野菜マシマシ餃子」(36個入り・税…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:スジャータめいらくグループ 「TOMIスジャータシル…
アイスクリーム 特集 2023.03.30●海外の新たな新規顧客開拓進める スジャータめいらくグループは昨年6月から販売を開始した「TOMIスジャータ シルクアイス」の自動巻きマシンの積極提案を実施するなど、「TOMIスジャータ シルクアイス」のさらなる販売拡大を狙う。 同商品はソフトク…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:マルハニチロ中部支社 人手不足で和惣菜伸長
冷凍食品 特集 2023.03.30●一般向けも中容量品で強化 マルハニチロの中部支社は2022年の売上げ増収だったが、値上げに追われた一年だった。外食は回復傾向の一方、産業給食はテレワークが浸透し、食数が減少している。最近、物価が上がり、生活防衛意識が高まり、低価格志向が続く。その…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ヤヨイサンフーズ クリームコロッケ刷新
冷凍食品 特集 2023.03.30●介護食、協業で差別化を ヤヨイサンフーズ中部支店の今23年3月期の1月までの業績は、昨年二度、実施した価格改定も影響し、売上げは前年をクリアしている。一方、営業利益は、原材料費とエネルギー価格などの生産コストの著しい上昇を受け、厳しい状況だ。これ…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:イースタンフーズ 夏場へかけてが勝負に
冷凍食品 特集 2023.03.30●「味付けとろろ」の強み訴求 主に冷凍のとろろ芋や大根おろしなどを取り扱っているイースタンフーズの今期(23年7月期)ここまでの業績は、前年から3回の値上げを実施したことで、売上げは2桁増で推移している。半面、昨今の急激な円安による輸入コスト上昇な…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:静岡動向=地元の食産業振興を 外出規制緩和の影響に格…
特集 外食 2023.03.30外出規制の緩和を受けて、熱海や久能山などの行楽地はかつてのにぎわいを取り戻しつつある。しかし、多くの飲食店やテークアウト店などはコロナ禍前の水準に回復しておらず、苦しい状態だ。そこで地元企業や自治体らは地域産業振興に努めている。また、学校給食でも変化…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:次世代フード最前線 「植物肉」の現状と展望を読む
特集 総合 2023.03.30◇フードテック開発競争が熾烈化 畜産消費の3%に無風で到達か 世界的なミートショックや世代・性別を問わない健康志向、環境配慮への関心増を受け、動物肉のおいしさを植物由来で再現する「植物肉」の認知・人気が高まっている。肉ならではのジューシー感や噛み応…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:データでみる外食産業動向 12月は13ヵ月連続で回復…
特集 外食 2023.03.30●3年ぶり制限なき年末が寄与 日本フードサービス協会が発表した外食市場動向調査によると、2022年12月度の売上高は前年同月比8.6%増と13ヵ月連続で増加した。客数は同0.8%増、客単価は7.7%増だった。コロナ第8波が懸念材料ではあったが、3年…続きを読む