人材開発と地域活性化を同時に実現する「梅収穫ワーケーション」
●需要拡大に向け新たな価値提案
和歌山県は全国の梅収穫量の6割以上を占める主要梅生産地だ。今年は豊作型で、適度な降雨もあったことから実太りのよい良質な梅が確保できている。2020年は4万1300tと凶作だったが、21年6万7500t、22年6万4400tと豊作が続き、23年を含めると3年連続高水準の出来高となる。主力加工品の梅干しは、和食離れや減塩志向の高まりから需要が伸び悩む状況にある。持続可能な生産と消費を支えるための施策が求められる中、中田食