漬物特集2023
◆漬物特集：適正価格実現待ったなし 市場復調もコスト高騰苦慮
昨年の巣ごもり需要の反動や値上げラッシュの買い控え影響から復調に転じた漬物市場。需要喚起へさらなる付加価値訴求が待たれる（サミットストア川口青木店）
全漬連主催の「漬物グランプリ2023」（4月開催）では、新たに「学生の部」を新設。若年層と漬物の接点拡大を図り、次世代へつなげる
政府与党も原料生産・加工業者を応援（6月14日開催の梅振興議連総会）
秋本食品が6月に開催した展示会は、漬物業界のSDGs訴求に重点を据えた。 政府与党も原料生産・加工業者を応援（6月14日開催の梅振興議連総会）サステナビリティ対応は企業や製品の社会的価値の向上に寄与する取り組みだ
●料理用途の開発を 若年層の利用拡大図る
漬物市場の復調が進んでいる。インバウンド消費や飲食店の回復で業務用市場はコロナ禍以前の水準へ戻りつつあり、家庭用漬物はSMのPOS販売実績で昨年10月以降、8ヵ月連続のプラスで推移。昨年は巣ごもり需要の反動に加え、値上げの影響で消費が落ち込む場面も発生したが、漬物メーカーや専業卸の活発な需要喚起の取り組みが市場の底上げに寄与している。
一方で長期化する原材料・エネルギー価格や物流費
