漬物の安定成長に黄信号がともっている。22年の国内生産量は前年比0.5%増の82万0721t(食品需給研究センター調べ、以下同)で着地。かろうじて5年連続のプラスを保った格好だが、コロナ禍での巣ごもり需要の反動に円安や原料需給のひっ迫などが追い打ちをかけ、同年半ば以降は息切れが目立つ。正念場の今年は、農林水産省の大型PR施策「漬物で野菜を食べよう!」などの好材料も見られるが、業界は消費減速とコストアップの狭間で難しいかじ取りを強いられている。コスト環境に合わせた適正価格販売
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漬物市場の復調が進んでいる。インバウンド消費や飲食店の回復で業務用市場はコロナ禍以前の水準へ戻りつつあり、家庭用漬物はSMのPOS販売実績で昨年10月以降、8ヵ月連続のプラスで推移。昨年は巣ごもり需要の反動に加え、値上 […]
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