緑茶特集

緑茶特集:関西地区動向=山城物産 プレゼント需要に対応 若年層など新市場開拓へ

飲料 2021.12.13 12336号 09面
「辻重行の一煎」容器入り(右)と袋入り

「辻重行の一煎」容器入り(右)と袋入り

 山城物産が20年春に発売した「茶師辻重行の一煎」は、ECサイトで売れ行きが良く、価格競争に頼らない差別化商品として存在感を高めている。プレミアムティーバッグの「宇治茶玉露ティーバッグ」「宇治茶煎茶ティーバッグ」は、アッパー層から支持を得ている。
 21年3月に岡本志津代氏が社長に就任。「脱薄利多売」を掲げ、売上げを伸ばすことはもちろんだが、売上げだけを目指すだけでなく、それに伴う粗利が会社をつくっていくことの大切さを説く。それでも単に粗利の高い商品を

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     ウィズコロナとなった21年のお茶の最需要期が到来した。20年は、巣ごもり需要拡大により、リーフ茶の消費量・支出額ともに増加し、微減傾向が続いていた同市場に光が差したが、21年はその伸長が一服した形だ。(本吉卓也)

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