漬物特集2024

◆漬物特集:安全・安心・安定供給を コスト対応も急務

農産加工 2024.07.06 12785号 01面
スライスカップや個食対応の人気が引き続き伸長する漬物売場、ニーズに応える価値を見いだし需要喚起を図る(コープみらい調布染地店)

スライスカップや個食対応の人気が引き続き伸長する漬物売場、ニーズに応える価値を見いだし需要喚起を図る(コープみらい調布染地店)

キムチは人気が横ばい傾向にあるが依然漬物市場のトップをけん引する(マルエツ上井草駅前店)

キムチは人気が横ばい傾向にあるが依然漬物市場のトップをけん引する(マルエツ上井草駅前店)

全日本漬物協同組合連合会主催の「漬物グランプリ2024」(4月開催)では試食審査が再開、会場は消費者に直接漬物の魅力を発信するBtoCの場として盛り上がった

全日本漬物協同組合連合会主催の「漬物グランプリ2024」(4月開催)では試食審査が再開、会場は消費者に直接漬物の魅力を発信するBtoCの場として盛り上がった

総会を終え、会場の外で記念写真を撮る全日本漬物協同組合連合会の役員

総会を終え、会場の外で記念写真を撮る全日本漬物協同組合連合会の役員

 2023年の漬物生産量は前年を下回ったが、出荷金額は値上げの効果で前年比1.4%増の3653億円だった。新型コロナウイルス感染症の位置付けが変わり、国内の人流とインバウンド需要の増大による外食や観光土産向けの業務用製品が回復傾向にある。値上げにより売れ行きが順調な一方、数量では微減か前年並みに推移した企業も多い。24年の環境は物価上昇に加え、近年の異常気象により全国各地で生鮮野菜など被害が発生。長引く円安で輸入原料も高騰しており、各社は原料調達に苦慮している。さらに物流の2

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