個性的な大醤ブランド商品で若年層ユーザー開拓にも力を注ぐ
●伝統継承と開発力で認知拡大へ
江戸時代から続く大阪・堺の醤油醸造メーカー、大醤の存在感が増している。創業から200年以上にわたり醸造を続けてきた醤油は近年、大阪・関西万博に向けた食材や土産品などに使いたいと原料共有需要を高めている。少量多品種製造で醤油を元に開発する調味料も品質の高さが評判となり、OEM、PB製造依頼を増やしている。23年9月期は売上げが前年比5~6%のプラス。一方、22年春に続き、23年春も値上げに踏み切ったが価格改定が追い付か