チーズ特集2024
2024年度上期のチーズ市場は、家庭用で消費の潮目が再び変わりつつある一方、業務用は引き続き好調な推移となり、消費は総じて回復基調にあるようだ。生活者の財布のひもはますます固くなっており、支出の選択基準は厳しさを増している。(小澤弘教)
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◆チーズ特集:市場は回復基調 新たな食体験価値の発信を
乳製品 特集 2024.12.182024年度上期のチーズ市場は、家庭用で消費の潮目が再び変わりつつある一方、業務用は引き続き好調な推移となり、消費は総じて回復基調にあるようだ。生活者の財布のひもはますます固くなっており、支出の選択基準は厳しさを増している。ナチュラルチーズ(NC)、…続きを読む
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チーズ特集:国産ナチュラルチーズ 世界的評価高まる
乳製品 特集 2024.12.18国産ナチュラルチーズ(NC)の世界的な評価が高まっている。工房数も増え、国際大会への出品も増加傾向にあり、受賞するチーズも増えてきた。自由貿易協定の関税撤廃まで折り返し地点にさしかかる中、国産NCの競争力向上が注目される。 23年度の国産NC生産量…続きを読む
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チーズ特集:ル・コントワール 厳選チーズをサブスクで
乳製品 特集 2024.12.18●本場「コンヴィヴィアリテ」紹介 ル・コントワールは、本場フランスから選りすぐりのチーズを毎月セレクトして届けるサブスクリプションを展開している。日本国内ではまだ認知度が低い、珍しいラインアップも提供し、チーズに詳しい顧客にも新たな食体験を提供。東…続きを読む
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チーズ特集:主要チーズ輸出国・地域の動向=世界的需要増に 産地シフトも現実味
乳製品 特集 2024.12.18世界のナチュラルチーズ(NC)相場は、主要産地それぞれの外部環境の変化が影響している。欧州では気候変動による環境規制から酪農家に厳しい目が向けられがちだが、米国のようにサステナブルな産業としての理解醸成が進むことで乳量を伸ばしているところもある。NC…続きを読む
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チーズ特集:注目されるバルトの銘品 リトアニア「ジュガス」
乳製品 特集 2024.12.18リトアニアのハードタイプチーズ「ジュガス」は、同国産チーズのフラッグシップだ。栄養の豊富さや、ラクトースフリーなどの食べやすさから、さまざまな食材との組み合わせが楽しめることが特徴。同国では農業政策の革新に力を入れており、生乳生産でも品質向上へさまざ…続きを読む
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チーズ特集:チェスコ 業務・直販積極策が奏功
乳製品 特集 2024.12.18◇チーズ輸入商社動向 チェスコは今期(25年2月期)、主力4業態のうち業務用、直販の積極策が業績に貢献している。小口チェーンへのアイテム提案や、外食などへのメニュー提案が進んで、全体の業績を押し上げた。 9月からはプレミアム白カビチーズ「ル・フォ…続きを読む
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チーズ特集:ラクト・ジャパン 産地多角化で安定供給
乳製品 特集 2024.12.18◇チーズ輸入商社動向 ラクト・ジャパンの24年11月期チーズ事業は、物量面で安定的に推移したもようだ。インバウンド需要が下支えした一方、値上げによる小売チャネルへの影響は大きかった。 多くのコスト増はチーズサプライヤーに大きくのしかかっているが、…続きを読む
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チーズ特集:エフ アール マーケティング カリフォルニア産攻勢
乳製品 特集 2024.12.18◇チーズ輸入商社動向 エフ アール マーケティングは、カリフォルニア州産ナチュラルチーズの攻勢を強める。これまでの日本市場にはなかった特徴あるチーズを展開し、地政学的リスクをヘッジする意味からも、さまざまなラインアップを紹介する。 ギデッティ社の…続きを読む
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チーズ特集:東京デーリー 「おつまみブルー」好調
乳製品 特集 2024.12.18◇チーズ輸入商社動向 東京デーリーの24年度上期は、ほぼ前年並みでの推移となった。青カビは「ゴルゴンゾーラ ピカンテ」「同ドルチェ」が前年を割り込んだ一方、「おつまみブルーチーズ ゴルゴンンゾーラ」が好調。下期も引き続き売り込みを強化し、主軸の「チ…続きを読む
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チーズ特集:野澤組 アソート切り口に拡大
乳製品 特集 2024.12.18◇チーズ輸入商社動向 野澤組は、国際情勢や為替変動の影響を受け、苦戦が続く輸入チーズの消費拡大へ向け、「チーズの良さを伝えて、使う・食べる意識を浸透させる」(宮崎竜範食品部長)ための施策展開を進める。 エントリーアイテムとして、人気の2点アソート…続きを読む
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チーズ特集:日本マイセラ コト消費で価値訴求を
乳製品 特集 2024.12.18◇チーズ輸入商社動向 日本マイセラの24年度販売実績は、前年を上回って推移している。引き続き全方位展開戦略を基本方針に、スペシャリティーチーズの価値発信に注力。「コト消費」にフォーカスした売り方・食べ方提案も進める。オーセンティックな欧州産チーズの…続きを読む
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チーズ特集:欧州生乳産地、東へシフトか IFCN調べ
乳製品 特集 2024.12.18100ヵ国以上の酪農乳業関係の団体・企業や大学教授・研究者などからなる国際酪農比較ネットワーク(IFCN)によると、欧州における生乳産地は東側諸国にシフトが進む可能性がある。 IFCNの長期予測では、英国とEU27ヵ国のうち、2030年までに15ヵ…続きを読む
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チーズ特集:雪印メグミルク 体験価値の訴求で先陣
乳製品 特集 2024.12.18雪印メグミルクは24年度下期、次年度に控える創業100周年の記念の年に向けて、チーズ事業拡大で弾みをつけたい考えだ。市場シェアの拡大を達成した上期の勢いを維持しながら、ロングセラーブランド「さけるチーズ」などの継続拡大と、「torochi(トロチ)」…続きを読む
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チーズ特集:明治 「十勝」「サンモレ」集中展開へ
乳製品 特集 2024.12.18明治は24年度下期、屋台骨である「明治北海道十勝」ブランドの訴求を強めるとともに、新商品のデザート系チーズ「サンモレ」の店頭回転率向上に力を入れていく。モッツァレラとデザート系チーズの二つの成長市場への効果的販促活動を推進し、食シーンの幅や新たな価値…続きを読む
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チーズ特集:森永乳業 「モッツァレラ」リマインド効果で拡大へ
乳製品 特集 2024.12.18森永乳業は下期、モッツァレラの拡大に向けてリアル、デジタル、店頭での活動に力を入れる。調理用途提案が奏功した上期の流れを受け、商品とのタッチポイントをさらに増やし、「リマインド(remind=気付かせる、思い出させる)」効果で消費者の購買意欲を刺激す…続きを読む
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チーズ特集:六甲バター ベビー・デザート6Pの高付加価値化推進
乳製品 特集 2024.12.18六甲バターは、既存事業成長戦略の一環としてコア製品となるベビーとデザート6Pの高付加価値化を推進している。ベビーは素材や製法へのこだわりを強めた「プレミアム」シリーズを拡充し、デザート6Pではより上質で本格的な味わいを追求した「まるで、ケーキ屋さんの…続きを読む
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チーズ特集:協同乳業 長野の特産品とコラボ
乳製品 特集 2024.12.18協同乳業の24年度上期チーズ部門は、金額・物量ともほぼ前年並みで推移した。クリームチーズは計画未達となったが、長野県の特産品とコラボした販促活動を実施するなど、新たな食べ方の提案など、調理用途での訴求を強める。 上期は、家庭用ではカッテージが微減と…続きを読む
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チーズ特集:宝幸 新機軸商品で活性化を
乳製品 特集 2024.12.18宝幸ロルフ事業部の24年度足元の業績は、業務用・家庭用合わせて前年を超えての推移が続いている。下期は、業務用では甘味系アイテムによるチャネル拡大を進めるとともに、家庭用では成長カテゴリーの「チーズドルチェ」や、新機軸商品の「そのまま使えるチーズソース…続きを読む
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チーズ特集:マリンフード 「スティリーノ」業務用需要拡大
乳製品 特集 2024.12.18マリンフードが独自開発したチーズ代替素材「スティリーノ」の業務用需要が広がっている。業務用に販売する「スティリーノブロック」の売上げは前年比146.0%増、「スティリーノ」配合の「とろ~りとろけるゴーダチーズブレンド」も同103.9%増を達成。チーズ…続きを読む
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チーズ特集:ヨシダコーポレーション 家庭用PCが前年比15%増
乳製品 特集 2024.12.18ヨシダコーポレーションの今上期(24年4~9月期)は前期後半から取り組んだ営業活動が奏功し、物量、金額ともに前年を10%近く上回った。家庭用商品では売上構成比6割のNCが金額ベースで5%増、PCが15%増となった。PCではベビーチーズが10%以上伸長…続きを読む
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チーズ特集:伊藤ハム 下期の巻き返しに注力
乳製品 特集 2024.12.18伊藤ハムが輸入販売するベル社チーズの24年1~10月累計実績は、価格改定の影響により、金額で前年比3.8%減、重量で0.3%減といずれも前年実績を下回っている。 同社が取り扱うベル社チーズは競合商品より高価格帯であることから、価格改定による個数減の…続きを読む
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チーズ特集:パリ・東京チーズ2都市物語 支持される個性豊かな拠点
乳製品 特集 2024.12.18フランスのシャルル・ド・ゴール将軍はかつて、「258種類ものチーズがある国を、どうやって治めろというのだ」と言ったという。フランスのチーズは多様性に富み、現在は3390種カウントされるほど(本紙10月17日付既報)。チーズはフランスの文化として長い歴…続きを読む
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チーズ特集:東京=SHIBUYA CHEESE STAND ファン大切に情報…
乳製品 特集 2024.12.18◇パリ・東京チーズ2都市物語 「街に出来たてのチーズを」をコンセプトに、2012年に東京都渋谷区にオープンしたSHIBUYA CHEESE STANDは、気軽にチーズを楽しめる場所として歩みを続けてきた。都心に工房を構え、モッツァレラなど新鮮なチー…続きを読む
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チーズ特集:東京=フロマージュ・デュ・テロワール 青梅のテロワール体現
乳製品 特集 2024.12.18◇パリ・東京チーズ2都市物語 東京都青梅市のフロマージュ・デュ・テロワールは、フランスの製法で青梅の風土から生まれたチーズを提供する。生乳をはじめ、地元産の原材料にこだわり、まさに「青梅のテロワール」を体現。使用する乳酸菌も生乳から手作りで抽出し、…続きを読む
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チーズ特集:パリ=フロマジュリー・デュ・ルーヴル 各国チーズに一手間を
乳製品 特集 2024.12.18◇パリ・東京チーズ2都市物語 38万点の美術品を所蔵するルーブル美術館の近くにあるフロマジュリー・デュ・ルーヴルは、欧州各国から厳選したスペシャリティーチーズを集めている。各国のチーズの販売はもちろん、一手間工夫した同店オリジナルのチーズも販売する…続きを読む
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チーズ特集:パリ=フロマジュリー・ゴンクール “自然”をコンセプトに
乳製品 特集 2024.12.18◇パリ・東京チーズ2都市物語 フロマジュリー・ゴンクールは、「ナチュラル(自然)」をコンセプトにチーズを提供する。自然農法など、屋外で育った動物の乳を原料とした手作りのチーズにこだわっている。大量生産のチーズとは一線を画すこだわりの品々を揃え、地元…続きを読む
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チーズ特集:パリ=インタラクティブな博物館「ミュゼ・ド・フロマージュ」
乳製品 特集 2024.12.18◇パリ・東京チーズ2都市物語 ●ツアーやワークショップなど ミュゼ・ド・フロマージュは、24年6月にオープンしたばかりのチーズに関する博物館だ。市中心部にある、ノートルダム大聖堂の隣の島・サン=ルイ島に位置し、チーズの伝統や歴史を学べるスペースだ…続きを読む