6月開催の「日本酒フェア2023」では多くの日本酒ファンと訪日外国人観光客が来場し日本酒を味わった
新型コロナウイルス禍を経て、酒類業界が「量から質」への変革を迫られている。コロナの長期化で成人1人当たりの酒類消費量が落ち込み、今後も人口減少などを背景に消費量は減る。少人数での飲み会や自宅でゆっくり楽しむ飲み方などが定着し、求められる酒も変わっている。物価高でも選ばれる「質」重視の高単価商材の提案が急務だ。物流危機にも対応しながら需要を創出しなければならない難局を前に、酒卸各社は製配販3層の連携をより一層緊密にするべきだと訴える。(岡朋弘)