●産地多角化進む
世界的なコロナ禍の長期化は、チーズ輸出国・地域の対応にも大きな影響を与え続けている。20年は「ジェットコースター状況」と呼べる相場の乱高下を招いたが、21年に入って以降は各地域の人流や需要の激変、為替影響などの情勢に翻弄(ほんろう)され、生産量だけではないさまざまなファクターにより世界的な値上げ基調にあるようだ。一方で米国のように安定した供給量を維持するケースもあり、現在も進む産地の多角化が、今後は国内市場の安定的成長の鍵を握りそうだ。
21年1~6月の
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