明日をよむ インテージ・マーケティングコラム(3)売れた食品〈上〉 内食で簡便調理品伸びる

総合 連載 2020.07.22 12086号 01面

 コロナ禍で食品購買の潮目が変わったのは2月の第4週からだ。きっかけは政府の小中高休校の発表とSNS発のトイレットペーパー不足のデマ騒ぎだった。「買いだめ」はコメやスパゲティなどの食品へも広がり品薄状態となった。その後の外出自粛の広がりに伴い、長い巣ごもり消費が続いていく。2~5月の期間にどのような食品が売れ、その背景には何があったのかを2回に分けて振り返りたい。
 当社のSRI(全国約4000店舗から収集している小売店販売データ)で、同期間の食品品目

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