九州支局開設70周年特集

総合 2022.07.23
九州支局開設70周年特集

 日本食糧新聞社九州支局(福岡市博多区奈良屋町1-1、092・291・1790)ができたのは1951年(昭和26年)年8月29日。節目の70年目は日本食糧新聞創刊80周年を控える年でもある。残すところあと1ヵ月、締めくくるに当たって九州支局開設70周年特集を発行する。
 当時の場所は旧極楽寺町の食糧会館内。福岡支局として開設し、下関支局(現在は九州支局に統合)と2支局体制で、九州全域をフォローしていた。
 1951年の食品関係に関する出来事を振り返ると、「全国パン類粉卸協同組合連合会創立」「日本冷凍鮪協議会設立」「水産資源保護法公布」「食糧庁払い下げの業務用砂糖で第1回入札実施」などが並んでいる。第3次吉田茂内閣の時代で、米価など食関連についても連合国最高司令官総司令部(GHQ)からの勧告を受ける事例など、戦後日本の色彩がいまだ強い時期でもあった。
 当時から現在に至るまで百貨店の隆盛、スーパーマーケットの繁栄、大型小売店の登場、ドラッグストアやディスカウントストアの台頭など。九州での小売業の構造も劇的な変化を遂げてきた。(大屋良太)