全国卸流通特集2023
22年の食品卸業界はウクライナ問題や円安影響による急激なコスト環境の悪化を受けつつも、近年まれにみる好業績となった。主要卸間では過去最高益更新が相次ぎ、これまで容易に到達できなかった経常利益率1%の壁を超えた企業も少なくない。(篠田博一)
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◆全国卸流通特集:持続可能な物流の構築急ぐ 適正なコスト転嫁は不可欠
卸・商社 2023.09.3022年の食品卸業界はウクライナ問題や円安影響による急激なコスト環境の悪化を受けつつも、近年まれにみる好業績となった。主要卸間では過去最高益更新が相次ぎ、これまで容易に到達できなかった経常利益率1%の壁を超えた企業も少なくない。 前期の卸の好業績を支…続きを読む
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全国卸流通特集:日本アクセス・服部真也社長 新体制下で「変革と挑戦、そしてス…
卸・商社 2023.09.30◆新社長インタビュー 日本アクセスは設立30周年を迎える節目の年に経営トップを交代し、4月から服部真也社長率いる新体制をスタートさせた。第8次中期経営計画(22年4月~25年3月)では「構造改革2024~新たなサービスと価値の創造~」をスローガンに…続きを読む
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全国卸流通特集:大手卸 22年は未曽有の好決算 価格転嫁・物流合理化が寄与
卸・商社 2023.09.3022年度の食品卸業界の傾向を示す指標として大手総合卸7社の直近業績を見ると、近年稀にみる好決算となったのが特徴だ。新会計基準適用の影響を一部除外すれば、実質全社が増収増益の着地となった。利益面では日本アクセスを除く全社が2桁の経常増益を達成し、7社中…続きを読む
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全国卸流通特集:食品卸を取り巻く8つの喫緊課題
卸・商社 2023.09.30改正労働基準法(19年4月1日施行)に基づく自動車運転業の労働時間規制が、いよいよ半年後に適用される。24年4月1日以降、トラックドライバーなどの時間外労働は年最大960時間に制限され、将来的には全職種と同様の720時間に引き下げられる。これに伴う輸…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=国分グループ本社・國分晃社長 食の価値創造…
卸・商社 2023.09.30国分グループ本社は、第11次長期経営計画の始動から3年目を迎え、共創圏の構築と拡大など、諸テーマに取り組み着実な成果を生んでいる。今期にはお取引先小売業の満足度調査で念願の目標達成を果たしたほか、スタートアップをはじめ多様な企業、自治体との連携が深ま…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=三菱食品・京谷裕社長 次世代食品流通業へ
卸・商社 2023.09.30三菱食品は、ビジョンに掲げる「次世代食品流通業への進化」に向け、新たな価値創出を軸とした成長戦略を加速する。協業によるコスト合理化などの「物理価値」を追求する一方、デジタル技術の活用やサステナビリティ対応が生み出す「情報価値」「ブランド価値」の最大化…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=加藤産業・加藤和弥社長 提案型営業で粗利を
卸・商社 2023.09.30加藤産業は、今期(23年9月期)の第3四半期(22年10月~23年6月)を終えた時点で、価格改定効果と物流費抑制により増収増益の進捗だ。提案型営業を推進し粗利の確保に努めるとともに、AIの活用などで物流の生産性向上を図る。「取組み関係の再構築」など三…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=三井食品・柴田幸介社長 さらなる物流改革を
卸・商社 2023.09.30三井食品は、経営戦略の柱に「差別化機能」と「物流力」の強化、「業務生産性の向上」を掲げ取り組みを加速している。物流では千葉・流山に首都圏東物流センターを開設。近年進めてきた拠点改革と効率化をさらに一歩先へと進めた格好だ。三井物産グループ5社の合併によ…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=トモシアホールディングス・荒木章社長 創立…
卸・商社 2023.09.302013年に有力地域卸の共同体として発足したトモシアホールディングス(HD)は本年、創立10周年を迎えた。節目の年をとらえて始動した「TGV(トモシアグループビジョン)2027」は「問屋、再起動(リスタート)!」をスローガンに掲げ、成長獲得へ向けた地…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=伊藤忠食品・岡本均社長 消費者起点、鮮明に
卸・商社 2023.09.30伊藤忠食品は今期、「中期経営計画Transform 2025~創造と循環~」(23~25年度)をスタート。これからの3年間を前計画から続く第2フェーズと位置付け、ここまでの成果を引き継ぐとともに、消費者起点のスタンスを堅持。その上で新たに「情報」「商…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=日本酒類販売・倉本隆社長 新領域への挑戦継…
卸・商社 2023.09.30日本酒類販売は事業領域の拡大を進めている。23年度に創業以来初となる中期経営計画をスタート。2年目を迎える今期は、酒類卸事業を軸に事業領域を拡大し、日本各地に根差す地域商材の発掘や日本産酒類の輸出拡大などに挑む。中計の意義を全社員と共有することで、個…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸=大手上位4社22年度売上高、全社増収
卸・商社 2023.09.30菓子卸市場が好調だ。21年9月30日に新型コロナの感染拡大防止対策のための19都道府県への緊急事態宣言と8県へのまん延防止等重点措置がすべて解除され、23年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザなどと同じ5類となり、水…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸団体トップに聞く=全国菓子卸商業組合連合会・二木正人理…
卸・商社 2023.09.30全国菓子卸商業組合連合会(全菓卸商連)の二木正人理事長は、原材料、エネルギーコスト、人件費などの高騰によって現在進行形で進む菓子の価格改定について、菓子業界全体の生産性および粗利益率向上につながる千載一遇のチャンスとする。適正な利益配分を製配販が受け…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=山星屋・猪忠孝社長 「価格の適正化」を
卸・商社 2023.09.302022年度売上高3019億6900万円で初めて3000億円を突破し、菓子卸トップの座を強固なものにした山星屋の猪忠孝社長に油断はない。菓子卸トップの規模であることの意味はあるが「卸は規模の大小でなくおのおのの顧客にどんな機能やサービスを提供できてい…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=コンフェックス・昆靖社長 総合人間力で成…
卸・商社 2023.09.30コンフェックスの昆靖社長兼グループCEOは「お菓子には、日常のさまざまなシーンで、私たちに小さな幸せを感じさせてくれる力がある」ことを信じる。「お菓子の力」と同じく「社員」を信じる。若手社員が自らのやりたいことを自ら考え、手を挙げメンバーを集めるプロ…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=高山・高山時光社長 業界発展向け貢献
卸・商社 2023.09.301923年、東京都荒川区町屋で「高山菓子店」を開業した高山は、2023年に創立100周年を迎えた。高山時光社長は、卸である当社は、商品を作る工場を持つわけでもなく、商品を売る小売店を持っているわけではない。社長に就任した15年に、メーカーさま、小売業…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=ハセガワ・青柳有社長 3軸で中計達成を
卸・商社 2023.09.302023年6月27日付で社長に就任したハセガワの青柳有社長は、全社員に過去の常識にとらわれない未来型卸を目指し「考動」することを呼び掛けた。昭和22年創業の同社は、戦後から令和まで流通の変化に対応して経営革新を続けた。青柳社長は、「今後も変化・進化す…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸=「量から質」への変革急ぐ 製配販連携を緊密に
卸・商社 2023.09.30新型コロナウイルス禍を経て、酒類業界が「量から質」への変革を迫られている。コロナの長期化で成人1人当たりの酒類消費量が落ち込み、今後も人口減少などを背景に消費量は減る。少人数での飲み会や自宅でゆっくり楽しむ飲み方などが定着し、求められる酒も変わってい…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く現状打破のキーワード
卸・商社 2023.09.303年以上にわたるコロナ禍は収束局面に入り、酒類市場では業務用の回復、インバウンドの復活が期待される。だが、10月の酒税改定や物流問題など課題も山積する。現状を打破するためのキーワードを全国系卸の酒類トップに聞いた(日本食糧新聞7月22日付「酒類流通の…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=国分グループ本社・東野聡氏 「量から質」を追求す…
卸・商社 2023.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇国分グループ本社・東野聡執行役員マーケティング・商品統括部酒類部長兼戦略推進室長 一つは「量から質」だ。成人1人当たりの飲酒量は今後も減る。そうした環境下で、売上げを維持するためには酒類の「質」を上げて単価の高…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=日本酒類販売・村上浩二取締役 共同物流推進で最適…
卸・商社 2023.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇日本酒類販売・村上浩二取締役専務執行役員営業本部本部長 まずは「量より質」を挙げたい。今後の酒類市場を考えると消費数量が増えるということはないだろう。値上げ基調の中にあって、メーカー・卸の販売実績を見ると、金額…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=三菱食品・細田博英取締役 協業広げコスト低減を
卸・商社 2023.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇三菱食品・細田博英取締役常務執行役員商品統括 当社としては、まず物流やバックオフィス業務といった「非競争領域の協業」を挙げたい。これ以外には「海外市場の開拓」、また「IT/デジタルの徹底活用」となろうか。 協…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=三井食品・佐藤友治氏 高単価売れる環境醸成
卸・商社 2023.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇三井食品・佐藤友治商品本部本部長 一つ目は酒の魅力をきちんと伝えること。二つ目は価格が高くとも良いものがしっかり売れる環境作りとなろうか。原料から資材、物流費まで上昇している中で、コストを反映させて価格が上がる…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=伊藤忠食品・福嶋義弘取締役 差別化図り消費者訴求
卸・商社 2023.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇伊藤忠食品 福嶋義弘取締役・常務執行役員営業統括部門部門長代行(兼)商品本部本部長 一つ目は「差別化」。10月には酒税の増減税が控えているが、同時にコスト増で実質値上げとなるところが多い。ただ「値段が上がります…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=日本アクセス・岡部友輔氏 潜在的需要掘り起こす
卸・商社 2023.09.30◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇日本アクセス・岡部友輔海外事業部長兼酒類MD部長 まず「マーケットイン」、次に「市場創造」、最後に「物流改善」を挙げたい。一つ目は消費者の生活防衛意識が高まり二極化が進む中で、どのような商品を提案するか。当社の…続きを読む
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全国卸流通特集:日食協・時岡肯平専務理事 サプライチェーン、全体最適化へ成果…
卸・商社 2023.09.30◇日本加工食品卸協会・時岡肯平専務理事 ◆物流・情報、業界共通基盤整備に手応え 日本加工食品卸協会(日食協)のサプライチェーン全体最適化への施策が着々と成果を上げている。昨春、日食協を含む製配販5団体が設立した会議体「フードサプライチェーン・サス…続きを読む
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全国卸流通特集:地域卸、メーカーと得意先つなぐ 業容拡大へ重点取組み遂行
卸・商社 2023.09.30●新たな業態挑み新規獲得へ 地域卸は、メーカーと得意先をつなぎ、販促提案や商品情報の提供に注力し、エリアの得意先の繁盛に貢献すべく地域密着の取り組みを進める。 価格改定は地域卸各社に売上げへの効果をもたらし、経費面についても昨年に比べると落ち着い…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=北海道 観光・外食復活に期待感
卸・商社 2023.09.30道内食品・酒類卸業界は、コロナの5類移行やイベント再開、インバウンド増加などで業務用中心に回復傾向にあり、アフターコロナで道経済復活への期待がさらに高まっている。各社は展示会で外食業界へのメニュー提案や物流の2024年問題対策、SDGsなどアフターコ…続きを読む
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全国卸流通特集:北海道酒類販売・伊関淑之社長 営業力、物流力を底上げ
卸・商社 2023.09.30◇経営トップに聞く 北海道酒類販売は、業務用市場の復調に加え、コロナ下戦略の根幹に据えてきた「業務改善-カイゼン」によるローコスト経営への意識改革と営業・物流体制再構築が大きな効果を上げ業績のV字回復につなげている。ポストコロナを見据える今年は、営…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=東北 潮目変わるか、消費注視
卸・商社 2023.09.30東北食品流通業界は今年に入ってから小売業界のM&A、経営破綻などで揺れ動いてきた。値上げによるプラス要因は否定できないが、諸コストの高騰は先が見えず、利益の足を引っ張っている。M&Aは経営改善として仕入れ先の見直しまで進み、当該卸の経営に大きな影響を…続きを読む
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全国卸流通特集:服部コーヒーフーズ・齋藤秀文常務取締役 販路広げ上期業績回復…
卸・商社 2023.09.30◇経営トップに聞く 外食産業を取り巻く市場環境は、コロナ5類移行やインバウンド需要を背景として回復基調となった。それに伴い、服部コーヒーフーズ(本社=仙台市)の今期業績は、8月まで右肩上がりで推移し、V字回復を続けている。業務用としての新たなチャン…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=新潟 2024年問題、鍵は製配販連携
卸・商社 2023.09.30広い県土を持つ新潟県で食品卸売業の果たす役割は大きい。同時に人口減少と高齢化が進み人手不足が深刻化、物流の2024年問題が大きく影を落とすエリアでもある。食品卸各社もそれぞれ対応に奔走しているが、自社単体で解決できる問題ではなく、メーカーや小売業もト…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=関東 大手小売、首都圏再編加速
卸・商社 2023.09.30関東地区の小売はイオングループ、セブン&アイ・ホールディングスの大手小売による首都圏再編が加速している。国内最大市場である関東でシェアをどれだけ確保できるか、グループの成長と収益を大きく左右する。DgSの出店攻勢も続いている中で、食品SMは低価格業態…続きを読む
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全国卸流通特集:常洋水産・大谷俊貴氏 茨城をコアに展開強化
卸・商社 2023.09.30◇大谷俊貴取締役水戸支店長兼営業本部長 今年の市場で一番感じるのは、食品値上げの影響で確実に買い控えが進んでいることだ。得意先のSM各社に話を聞いても、今期の売上高は5%前後の伸びで推移している半面、物量ベースでは90%台となっているケースが多い。…続きを読む
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全国卸流通特集:ユアサ・フナショク 山田共之社長 コロナ後変化に的確対応
卸・商社 2023.09.30◇経営トップに聞く 千葉県地盤の総合卸であるユアサ・フナショクは、地域密着力とフルラインの営業体制を武器に、首都圏一円の小売業と強固な取り組み関係を築く。今期はコロナの5類移行やコスト高騰に伴う環境変化も視野に、消費や市場の動きを的確にとらえた営業…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=甲信 マルイチ「再編」で新局面
卸・商社 2023.09.30●マルイチ、県水を吸収合併へ 経営資源を集約 歯止めがかからない市場縮小と流通再編を背景にした競合激化で足元が揺らぐ、甲信エリアの食品卸。コロナ禍も一定の落ち着きをみせる中、観光需要が地域経済を支える長野・山梨の両県はこの夏、富士山周辺や軽井といっ…続きを読む
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全国卸流通特集:マルイチ産商・柏木康全社長 新ビジョン、中計を策定
卸・商社 2023.09.30◇経営トップに聞く 水産事業を中心に一般加工食品、畜産、フードサービスをフルラインで展開するマルイチ産商。海なし県にありながら水産物の取扱量は国内トップクラスを誇り、グループ力を生かした原料調達、商品開発、加工、供給で独自のバリューチェーンを構築す…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=静岡 小売と卸の協調、重要に
卸・商社 2023.09.30静岡県が8月に発表した県内政令指定都市物価指数の7月報(20年=100)によれば、食料品全般は、静岡市では前年比8.3%増、浜松市は同8.1%増で推移しており、いずれの都市でも昨年に増して食料品価格の上昇が続く。他の市町村も同様で、物価高に伴う購買意…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=中部 低価格路線歩むSM好調
卸・商社 2023.09.30中部地区の主要SMであるマックスバリュ(MV)東海の2024年3~5月期、SMのバローを中核とするバローホールディングスとヤマナカの24年4~6月期の連結決算がこのほど出揃った。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う各種行動制限の解除などで消費が活…続きを読む
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全国卸流通特集:カナカン・野村直紀専務取締役営業本部長 個人消費「三極化」対…
卸・商社 2023.09.30◇経営トップに聞く 金沢市のカナカンは近年、独自の商品施策、コスト削減に取り組んでいる。商品面では地元酒米「百万石乃白」を使った清酒の拡販をはじめ、「まつや とりやさいみそスナック」「チャンピオンカレーお米チップ」など、ご当地グルメを生かした菓子、…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=近畿 価格改定と経費減が効果
卸・商社 2023.09.30近畿エリアの食品卸売業各社は、総じてここまで価格改定による売上げ増や業務用市場の回復の効果を受ける一方、物量減少により物流経費が抑制されることで利益面にプラスの状況となっている。こうした中、AIを活用した物量の需要予測を取り入れるなど、生産性の向上に…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=四国 支社統合で仕入れ力強化
卸・商社 2023.09.30四国エリアは高齢化・人口減少が顕著となっている。大手卸各社はこれまでに支社の統合を進め、すでに仕入れ力の強化など統合効果が見られる。一方で自社の幹線物流を生かした調達物流の取り組み強化でコスト減につなげるほか、生鮮強化、地元放送局とコラボしたものづく…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=中国 環境変化にスピード対応
卸・商社 2023.09.30新型コロナウイルス感染症が5類に移行して以降、多くの来場者が集うイベントなどが通常開催されるようになり、従来の活気が戻ってきている。しかし、予想をはるかに超えて続いたコロナ禍により、社会生活は一変し、消費者の消費行動、購買意識なども変化している状況だ…続きを読む
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全国卸流通特集:さんれいフーズ・門脇寛行取締役常務執行役員 次世代へ向け構造…
卸・商社 2023.09.30◇経営トップに聞く 山陰両県を中心に山口県から京都府北部に至る日本海沿岸エリアで事業展開しているさんれいフーズ。少子高齢化、人口減少に加え、コロナ禍による観光産業への影響、市場環境の変化が続く中、激変する環境変化への対応、次世代へ向けた構造改革、施…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=九州 連携進め新たな価値創出
卸・商社 2023.09.30九州エリアの卸動向として、まず業務用を振り返ってみると、コロナ禍では社内での業務効率化を図り、より利益を確保しやすい体質を目指す動きが目立っていた。コロナが5類に移行されて以降、イベント再開や観光復活などで人の流れも活性化。結果として、ホテルや外食な…続きを読む