中部外食・中食産業特集
外食産業界は、20年2月までは、好景気やインバウンド効果で、多くの単月で前年同月比を上回っていたが、新型コロナウイルスにより、学校の休校、外出自粛、外食店の営業自粛など、さまざまな影響を受け、食の需要が内食にシフトし、外食産業は大打撃を被った。4月から徐々に回復傾向にあったものの、7月下旬からの第2波といわれるコロナウイルスの再拡大で、8月は再び7月より減少した。それでもGoTo~などの国や地方自治体独自の政策も後押しし、9月から再び客足が戻っている。(海野裕之)
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◆中部外食・中食産業特集:新生活様式前提に取組み 新たな提案のきっかけに
外食 2020.11.27外食産業界は、20年2月までは、好景気やインバウンド効果で、多くの単月で前年同月比を上回っていたが、新型コロナウイルスにより、学校の休校、外出自粛、外食店の営業自粛など、さまざまな影響を受け、食の需要が内食にシフトし、外食産業は大打撃を被った。4月か…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:注目店舗=グリシーヌ 名古屋テレビ塔内フレンチが再オ…
外食 2020.11.27耐震工事を経て新しくなった名古屋テレビ塔内に10月1日、「THE TOWER HOTEL NAGOYA」がオープンし、レストラン「glycine(グリシーヌ)」も開店。名古屋を中心にレストラン・ウエディング関連事業を展開するアメーバホールディングス(…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:アコス・藤田亮一社長 より効率的な物流目指す
卸・商社 2020.11.27コロナ禍で業務用食品業界は大きな影響を受けた。業界ではどのような方向性を見いだしていくのか。中部圏の有力業務用卸トップに現在の状況から今後の取組みなどを聞いた。(海野裕之) * ●共同配送を他の業態でも構築 アコスの20年3月期決算は、売…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:浅地産業・浅地則夫社長 学給に次ぐ第2の柱育成
卸・商社 2020.11.27●保育園、メディカル堅調推移 浅地産業の20年7月期は、通期売上高は約8%減、経常利益は5~6%減にとどめた。上期は強化してきた保育園やメディカルルートが堅調に拡大して前年比4%増だったが、下期は学校休校などの影響で約2割減少した。 通期の業態別…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:大光・金森武社長 アミカ、長野進出で飯田店
卸・商社 2020.11.27●通期は売上高560億円計画 外食産業を取り巻く環境は新型コロナウイルス感染症の影響から厳しい状況が継続している。緊急事態宣言が解除されてから徐々に回復が見受けられているが、感染拡大の再燃が懸念されるなど引き続き予断を許さない状況が続いている。 …続きを読む
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中部外食・中食産業特集:きゅうざい・小川眞也社長 地域に根差した取組みを
卸・商社 2020.11.27●県内品掘起こし自治体で好評 きゅうざいの前年度(20年7月期)概況は、強化してきたキッズ市場が順調に拡大するなど、上期売上高は前年比3%増と順調に拡大したが、下期はコロナの影響で特に主力業態の一つ学校給食の3~5月の休校で2割減少となり、通期売上…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:黒地商店・黒地将典社長 小回り利かせ臨機応変に
卸・商社 2020.11.27●老健など新規得意先へ拡販を 黒地商店の20年9月期は、コロナの影響を大きく受け減少した。3月までは主に中国からのインバウンド需要があったが、4月以降はホテル・旅館の休業、飲食店への休業要請の影響など需要が減り、当社の売上げにも響いた。9~10月は…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三給・林元造社長 会員サービスの充実図る
卸・商社 2020.11.27●社員企画動画で商品紹介配信 三給の前年度(20年3月期)概況は、2月までの11ヵ月累計売上高は新たな取組みが始動するなど前年比3%増と順調に拡大し、利益面も低粗利商材の改善提案などが進み粗利額で2%増と増加していたが、3月からの休校に伴い給食が大…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:中部食糧・水井雅博社長 一気通貫の製造直販築く
卸・商社 2020.11.27●鶏肉加工のチルド工場が始動 中部食糧の今期の大きなトピックスは、かねてより計画していた鶏肉加工のチルド工場「中部南工場」が、4月から本格稼働したこと。最大の特徴は、製品の温度帯が「チルド」であることで、納入先現場では解凍などの手間がないなどで好評…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:プロン・山田哲司社長 地域密着化をさらに追求
卸・商社 2020.11.27●堅調なメディカル・工場給食 プロンの20年8月期は前年比5%減で着地。下期はコロナ禍で厳しい環境を強いられたが、上期に限定すればメディカル・工場給食が堅調で同3%と好調であった。エリア別では、酒・外食を含む浜松が苦戦するも、給食の取引増加で静岡は…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:名給・青木基博社長 今期経営方針は「進取果敢」
卸・商社 2020.11.27●新たなことへ積極的に挑戦を 名給の20年10月期は節目の70期。19年11月~20年2月まで順調だったが、その後は業務用業界全体が大きく落ち込み、売上高は前年比約1割減の見込み。 業態別売上高の見込みと概況は、主力業態の学校給食は約同1割減。3…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:山一商事・山下喜一郎社長 飛騨食材店ヤマイチ開設
卸・商社 2020.11.27●機能性表示食品ホウレンソウ発売 山一商事の20年3月期売上高は増収で着地した。3月までは主に中国からのインバウンド需要により高山のホテル・旅館など観光業にコロナ禍の影響はなかったため売上げは順調だった。4月以降は観光需要が減り、苦戦している。高山…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:味の素冷凍食品 強みのギョウザに注力
冷凍・チルド 2020.11.27●グループ4社、Web展示会開催 味の素冷凍食品西日本支社中部フードサービス営業部の今上期(4~9月)販売状況は、コロナ禍でも影響の少ない主力のギョウザやシュウマイは幅広い業態からの高い支持が奏功したが、外食ルートの売上構成比が高いこともあり、特に…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:極洋 ミールキット商品支持 高収益構造転換図る
水産加工 2020.11.27極洋名古屋支社の今期販売状況は、コロナ禍で外食・業務筋向け需要が減少し、エビの国内販売やホタテの輸出が低迷したが、サケマスの原料・加工品は増加。冷凍食品は、外食需要の減少、事業所・学校給食の休止で、切り身・煮魚、カニ風味かまぼこなどが減少したが、解除…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:理研ビタミン 小袋ドレッシング伸長 品揃え幅広く対応
調味 2020.11.27理研ビタミン名古屋支店業務用部門の今期販売状況は、学校の休校や外出自粛などの影響を大きく受けたが、主力商品と旬を訴求した季節提案を中心に毎月着実に回復傾向にある。 商品は主力商品を中心に安定して、簡便性や原料にこだわった品質で評価が高い「冷凍海藻」…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ケイエス冷凍食品 メディカルルート開拓
冷凍・チルド 2020.11.27●ソイリーボール好調 ケイエス冷凍食品名古屋支店の今期(20年1月~)販売状況は、コロナ禍で春先に休止した学給ルートは6月以降に落ち着いたものの、外食ルートが厳しく、中でも簡便商品のホテルバイキング向けの回復が遅れている。 新たな開拓として、中部…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:エム・シーシー食品 湯煎でプロの味、カレーソース7種
調味 2020.11.27エム・シーシー食品名古屋支店の業務用部門は、売上げの7割を占める主力部門。うち約7割の外食産業ルートは業界全体がコロナ禍の影響を受ける中、9~10月は前年同月で90%代まで回復し、残りの学校給食関連は同月で100%を超えるまでに戻っている。 商品で…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:プリマハム 流通の一貫体制構築 安全・安心・おいしさ…
乳肉・油脂 2020.11.272021年に創業90周年を迎えるプリマハムの強みは、歴史の中で培ってきた商品開発力や安全管理体制など独自の技術・ノウハウにある。その一つが、国産豚肉の種豚開発から繁殖、生産、解体、加工、物流、販売までの一貫体制による「安全・安心・おいしさ」の実現にあ…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:ニチレイフーズ 業態別役立ち情報発信 定番メニュー提…
冷凍・チルド 2020.11.27ニチレイフーズ中部支社業務用グループは、定番メニューの「ハンバーグ」「チャーハン」「カレー」を、秋の新商品としてブラッシュアップし、変化対応の提案を進めている。一方、コロナの影響で商品提案の機会が不十分なので、自社ホームページで業務用の業態別お役立ち…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:テーブルマーク 個包装と包み揚げ注目 個食ニーズ増で
冷凍・チルド 2020.11.27学校や病院などに加え、コロナ禍で個食提供を行う外食業態が増える中、テーブルマークの個包装パンが注目を集める。「DBミニメロンパン」は手作業だから実現できたサイズとバターを使った本格的な品位が特徴。「同食パンデニッシュ」はバターを練り込み、しっとりとし…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:マルハニチロ “かき揚げ”拡販強化 人手不足や効率向…
冷凍・チルド 2020.11.27マルハニチロの秋冬向け新商品は、コロナ禍の状況にある小売現場の人手不足対応や作業効率向上につながる惣菜として“かき揚げ”に注力していく。 11月全国発売の「ベジコーディ手作りサクサク野菜かき揚げ80」は手づくりで、プリフライかき揚げのマイナス要素で…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:六甲バター モッツァレラ、在宅で需要高まる
乳肉・油脂 2020.11.27●デザート系の確立を 六甲バターはコロナ禍で在宅料理需要の高まりにより「モッツァレラとろけるチーズ400g」が特に東海地区で好調だった。モッツァレラチーズを80%以上配合した同商品は糸引きがよく、ピザやグラタン、トーストなどで追加のトッピングとして…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:三島食品 「ゆかり」発売50周年 “おにぎり4姉妹”…
農産加工 2020.11.27東海地区で高く支持され、発売50年となる赤シソのふりかけ「ゆかり」を柱とする三島食品。今年は“減塩ゆかり”、カリカリ梅を使った「うめこ」を発売、好調に推移している。混ぜ込みご飯にも活用でき、幅広い用途で支持を広げた。 このほか、青じそを使った和風ハ…続きを読む
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中部外食・中食産業特集:アトム技研 注目の特殊低温保冷料「ICE ENERG…
機械・資材・IT 2020.11.27名古屋市に本社を構えるアトム技研が開発した特殊低温保冷剤「ICE ENERGY」が大きな注目を集めている。同品は3月に発売すると、食品や製薬関連企業などから注文が殺到。魅力は専用冷凍設備がいらず繰り返し使用でき、さらに従来品に比べて短時間での凍結と長…続きを読む