中部流通特集

◆中部流通特集:中部地区 域外資本との競争激化 地元スーパー、商品力で対抗

小売 2022.09.24 12470号 01面
神奈川県に本社を置くロピアは、岐阜県内での相次ぐ出店で業界関係者の関心を集めている(写真は柳津店)

神奈川県に本社を置くロピアは、岐阜県内での相次ぐ出店で業界関係者の関心を集めている(写真は柳津店)

ヤマナカは、高質業態「フランテ」の品揃えを各店に展開するなど商品力で差別化を図る

ヤマナカは、高質業態「フランテ」の品揃えを各店に展開するなど商品力で差別化を図る

伊藤忠食品東海営業本部は取引先にデジタルサイネージの導入を推進中

伊藤忠食品東海営業本部は取引先にデジタルサイネージの導入を推進中

 ●卸との関係性をさらに深化
 中部の食品スーパーの多くが苦戦している。背景には内食需要の減少以外に、相次ぐ値上げによる節約志向の高まりも大きい。中部地区で低価格販売を売りにするドラッグストアや域外資本のスーパーの存在が大きくなっているのは、消費者の財布のひもが想像以上に固くなっているためだ。
 域外資本の食品スーパーとして昨今、話題に上っているのが神奈川県に本社を置くロピアだ。同社は関東や関西を中心に低価格帯のスーパーを展開し

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら