全国卸流通特集
全国卸流通特集:エリア別動向=甲信 地域密着機能で生き残り
コロナ禍による1年延期で今年4~6月に開催された長野市・善光寺の「善光寺御開帳」。期間中の参拝客数は約640万人で前回2015年より10%減ったものの、潜在的な観光需要の大きさを示した(5月3日撮影)
市場の規模縮小、基盤弱体化で足元が揺らぐ、甲信エリアの中間流通業界。コロナ禍で苦戦を強いられてきた業務筋は、今年春ごろから社会・経済の「ウィズコロナ」シフトが鮮明化したことで、観光需要や外食ニーズなどは回復基調にある。夏の観光シーズンは7月以降の感染拡大第7波に阻まれ、地域卸各社にとって売上げは期待ほど伸びなかったもようだが、シルバーウイーク以降の秋の行楽需要に期待を寄せている。ナショナルチェーンの勢力拡大と並行した中間流通の再編、ナショナル卸の台頭など地殻変動が続く量販な
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