近畿中四国卸売流通特集

近畿中四国卸売流通特集:米穀卸動向=相場高も市中価格は前年並み

特集 卸・商社 2019.08.31 11934号 14面

 今18年産米は、減反による生産調整が廃止されたものの、主食用米生産量は増加せず、4年連続の高値でスタートを切った。だが、コメ離れが進むマーケットにあって、末端価格への転嫁は困難を極め、市中価格はほぼ前年並みで推移している。
 コメ流通を担う卸業者は、仕入れ高の販売安に陥り、収益確保に苦慮している。大手の木徳神糧(12月期決算)の今第2四半期は、営業利益が前年比55.6%減、経常利益同52.7%減、四半期純利益同54.9%減の大幅減益を余儀なくされた。

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