全国卸流通特集
食品卸業界は足元ではコロナ禍による生活様式の変化や急激なコストアップ、中長期的には少子高齢化と人口減少の進行など、対応すべき課題が山積みだ。間近に迫った「2024年問題」ではドライバー不足による食品物流の破綻も危惧され、従来の延長線上の企業戦略では到底乗り切れない局面を迎えている。
コロナ影響に伴う原料・エネルギーなどの輸入物価高騰に拍車をかけたのが、2月に発生したウクライナ問題や昨今の急速な為替変動などだ。これを受け、食品メーカーは一斉に値上げへ動いているが、コスト環境の悪化は卸の収益も圧迫。「低温設備や機械化された物流センターの電気料金だけでも月3割増」(大手卸トップ)に加え、燃油価格高騰に伴う配送費、コロナ禍で落ち着いていた物流人件費も上昇へ転じる厳しい状況だ。(篠田博一)
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◆全国卸流通特集:従来の枠超え、機能領域拡大 未曽有のコスト高騰対応へ
特集 卸・商社 2022.09.29●デジタル活用、業界連携に活路 食品卸業界は足元ではコロナ禍による生活様式の変化や急激なコストアップ、中長期的には少子高齢化と人口減少の進行など、対応すべき課題が山積みだ。間近に迫った「2024年問題」ではドライバー不足による食品物流の破綻も危惧さ…続きを読む
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全国卸流通特集:巻頭インタビュー=日本加工食品卸協会・時岡肯平専務理事
特集 卸・商社 2022.09.29◆製配販5団体、持続可能な物流の構築へ連携 「FSP(フードサプライチェーン・サステナビリティプロジェクト)」始動 リードタイム延長問題を解決 業界が対応に苦慮してきたリードタイム延長問題の解決へ向け、製配販の5団体が連携して臨む画期的な取り組みが…続きを読む
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全国卸流通特集:大手卸 未曽有のコスト高騰、生き残りへ変革必至 集客・購買促…
特集 卸・商社 2022.09.29◆大手総合卸7社(21年度業績) 今年はコロナ禍がもたらした世界的なサプライチェーンの混乱にウクライナ問題が追い打ちをかけ、原料やエネルギーなどのコスト環境が急速に悪化。食品卸業界は未曽有の値上げラッシュとコストアップの難局をどう乗り切るか、正念場…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=日本アクセス・佐々木淳一社長 圧倒的競争優…
特集 卸・商社 2022.09.29日本アクセスは今年度、3ヵ年の第8次中期経営計画をスタートした。圧倒的な競争優位性の獲得と売上げ規模3000億円の上積みへ挑む。フルライン機能に磨きをかけると同時に、商品開発機能を軸とした差別化戦略を推進。業務用分野では1500億円の拡大を目指す。同…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=三菱食品・京谷裕社長 最優先は持続可能性
特集 卸・商社 2022.09.29三菱食品は昨年始動の「中期経営計画2023」で「食のビジネスを通じて持続可能な社会の実現に貢献する」をパーパス(存在意義)に掲げ、次世代を想定した機能領域の拡大を推進。DXによる既存業務の効率化や新需要創造に向けたデジタルマーケティング、SCM改革で…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=国分グループ本社・國分晃社長 共創圏、着実…
特集 卸・商社 2022.09.29国分グループ本社は昨年、第11次となる長期経営計画を始動。2年目を迎える今年は、共創圏の確立など5施策を重点に掲げ戦略を推し進めている。ウクライナをはじめ世界情勢が混迷の度合いを深める中、日本でも値上げラッシュが続き先行きは予断を許さない。食品業界の…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=加藤産業・加藤和弥社長 グループ営業が浸透
特集 卸・商社 2022.09.29加藤産業は今期(22年9月期)から収益認識に関する会計基準等を適用している。業績は前期実績ベースに照らすと第3四半期(21年10月~22年6月)を終えた時点で、増収増益で進捗(しんちょく)している。グループ営業が浸透しており、強みとする提案型営業を推…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=トモシアHD・荒木章社長 値上げ対応が最大…
特集 卸・商社 2022.09.29トモシアホールディングス(HD)の荒木章社長は、下期最大の経営課題を「拡大する値上げへの対応」と言い切る。メーカーの値上げを小売業へ適切に転嫁するとともに、店頭売価の上昇に対応した需要喚起策の提案へ尽力。3層の連携強化を従来以上に呼び掛け、未曽有の難…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=三井食品・柴田幸介社長 “差別化戦略”進め…
特集 卸・商社 2022.09.29三井食品は今期、差別化戦略を推し進めている。同業とは一線を画す自社のオリジナル商品や提案を強化することで、人口減少などの構造変化により競争環境が厳しくなる中でも生き残りを図っていく考えだ。就任2年目を迎え経営改革にまい進する柴田幸介社長に、食品流通の…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=伊藤忠食品・岡本均社長 デジタルサイネージ…
特集 卸・商社 2022.09.29伊藤忠食品は今期、20年度から推進してきた中期経営計画「Transform(トランスフォーム)2022 ~領域を超えて~」の最終年度を迎える。スタート時からコロナ禍に見舞われるという厳しい環境にありながら、デジタルサイネージをはじめとした各重点分野で…続きを読む
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全国卸流通特集:わが社の経営戦略=日本酒類販売・倉本隆社長 新たな領域開拓挑…
特集 卸・商社 2022.09.29日本酒類販売は6月、倉本隆社長が率いる新体制をスタート。加えて創業以来初となる中期経営計画を策定し、今期から始動した。酒類食品業界をめぐっては、コロナ禍により構造変化がさらに加速。そうした中で3年後に企業として在りたい姿を明確化、社内共有することで従…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=山星屋・猪忠孝社長 「PEOPLE'S菓…
菓子 特集 卸・商社 2022.09.29山星屋の猪忠孝社長は丸紅出身で、1995年の山星屋、丸紅資本提携時に丸紅側の担当者だった。ダイエーなど小売業や国分など中間流通への出向経験を持つ、食品流通の製配販3層を知るエキスパートだ。小西規雄会長が、「27年間社長を務めた中で、後継者候補として最…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=コンフェックス・昆靖社長 従業員満足度向…
菓子 特集 卸・商社 2022.09.292021年、100年以上の歴史を誇る企業の構造改革に着手したコンフェックスの昆靖代表取締役社長兼グループCEO。グループ会社の中部コンフェックス、中四国コンフェックス、九州コンフェックスをコンフェックス本体に統合。さらにコーポレートアイデンティティー…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=高山・高山時光社長 ローコスト運営とニー…
菓子 特集 卸・商社 2022.09.29高山は今期、ローコスト運営とニーズを創るの二つの重点項目に取り組むという。ローコスト運営では、具体的な定性・定量の目標を掲げた。ニーズを創るについては、ゼロから一を作る取組みが少しずつ成果になりつつある案件も出始めている。22年2月期の業績は、売上高…続きを読む
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全国卸流通特集:菓子卸トップに聞く=ハセガワ・眞壁政雄社長 「成長への道筋」…
菓子 特集 卸・商社 2022.09.29今年社長就任10年目を迎えたハセガワの眞壁政雄社長は、「確かな成長への道筋」が見えたと語る。人が集まるところにビジネスチャンスを見いだし、ハセガワとしての強みを最大限に生かした新たなビジネスモデル「新業態」を確立した。前期実績も増収増益を達成するなど…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸 量から質に変わる好機 難局が問う酒の真価
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29酒類業界が新型コロナウイルスの感染拡大を機に変容しようとしている。低価格品を主軸に「量」を追い求めていたコロナ禍前とは異なり、コロナ禍でも選ばれる「質」を重視する商品や取組みが目立つ。ただ、酒類の価値向上は道半ば。外飲み減少や大型値上げなど逆風が吹く…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く現状打破のキーワード
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29長引く新型コロナの影響に加えて、ロシアのウクライナ侵攻問題や酒類の大規模値上げなど課題が山積する酒類業界。現状を打破するためのキーワードを、全国系卸の酒類トップと各エリアの有力酒卸トップに聞いた(日本食糧新聞7月16日付「酒類流通の未来を探る」から再…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=国分グループ本社・東野聡執行役員 酒食の親和性が…
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇国分グループ本社・東野聡執行役員マーケティング・商品統括部酒類部長兼戦略推進室長 コロナ3年目を迎える中で最大の課題はやはり業務用となるだろう。長引くコロナ禍での生活様式の変容によって2、3軒目需要がなくなるな…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=日本酒類販売・村上浩二取締役 本業回帰、稼ぐ力高…
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇日本酒類販売・村上浩二取締役専務執行役員営業本部本部長 長引くコロナ禍で業務用市場が大きな打撃を受けたことから、コロナ流行前の市場規模に回復するとは考えにくいが、足元の状況を見ると明るい方向に進んでいるのは事実…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=三井食品・佐藤友治氏 質の良い商売を追求
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇三井食品・佐藤友治商品本部副本部長 外食市場を一言でいうとコロナ禍を経験したことで酒の飲み方が変わった。制約が緩和しても2次会に行かないし団体の会合も控えられている。リアルな飲酒の場が減っていることと、相次ぐ食…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=伊藤忠食品・福嶋義弘取締役 変化する生活様式へ対…
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇伊藤忠食品・福嶋義弘取締役常務執行役員 まずは「変化する生活様式への対応」を挙げたい。この2年半で生活様式が様変わりした。コロナ流行1年目は行動制限が発出されていた中で外飲みが難しかったことからアルコール度数の…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=日本アクセス・岡部友輔氏 「食酒連動」へ 酒だけ…
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード ◇日本アクセス・岡部友輔海外事業部長兼酒類MD部長 キーワードの一つ目は「食酒連動」を挙げたい。酒売場だけの提案では限界があり、食品とのペアリングが必須となろう。例えば冷食市場は20年の1兆円から25年には1兆4…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=秋田屋・浅野弘義社長 輸出事業など強化 外国人採…
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード 当社には全国規模の卸売業者と違って、きめ細かいサービスができる強みがある。例えば、食品スーパーの売場を個性的なものにすることや希少性の高い商品を取り揃えられることなど、お客さまのニッチなご要望に応えるなど、大手業者…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=名畑・名畑豊社長 飲食店向け提案 「テーブルオー…
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード 今後、コロナ禍は収束し外食産業は次の局面に向かうだろう。お客さまに適正価格でおいしいものを提供し、気持ちよく食事をしてもらうという外食産業本来の使命に立ち戻れば外食産業の未来は明るいはずだ。原価率など店側の立場にば…続きを読む
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全国卸流通特集:酒卸に聞く=新潟酒販・雫石明社長 「共創圏」の確立に挑戦
酒類 特集 卸・商社 2022.09.29◆酒卸に聞く現状打破のキーワード 22年度は国分グループのノウハウを生かしながら国分と一緒になって新潟の酒を県外・海外に売っていく。 一昨年作った特販部も充実させて、再開した全国の国分グループ各社の展示会にチームで対応できるようになった。品質の高…続きを読む
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全国卸流通特集:地域卸、特色ある売場づくり支援 成長分野へ果敢に挑戦
特集 卸・商社 2022.09.29地域卸は地域における食品流通の「毛細血管」の役割を果たしている。コロナ禍3年目となる22年は、過去に経験がないといわれるほどの値上げラッシュへの対応を最優先課題としてきた。商品価格の値上げだけでなく、電気代やガソリン価格などあらゆるコストが高騰してい…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=北海道 営業力など強め目標達成へ
特集 卸・商社 2022.09.29今年で3年目のコロナ禍を迎えた道内食品・酒類卸業界では、3月21日のまん延防止等重点措置の解除以降、3年ぶりに行動制限のない5月の大型連休など、人流は増加し業務用商品を中心に復調の兆しを見せ始めている。先行き不透明な環境の中、7~8月にかけて卸各社は…続きを読む
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全国卸流通特集:北海道酒類販売・伊関淑之社長 業務改善-カイゼン加速
特集 卸・商社 2022.09.29◇経営トップに聞く 北海道酒類販売は、会社全体の総合収支改善に向けて「売上・利益計画達成」を今年度の必須命題に掲げている。長期化するコロナ下、「業務改善-カイゼン」の取組みを加速させるほか、「後志フォーマット推進室」を立ち上げ新たな戦略拠点に位置づ…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=東北 競争から協調に実効性を
特集 卸・商社 2022.09.29食品卸売業はDX(デジタルトランスフォーメーション)や言葉としてのSDGs(持続可能な開発目標)が飛び交う昨今でも物流センター内での管理作業や商品の運送、納品など依然変わらぬ日々の業務が繰り返される。一方、労働環境への厳しい目も向けられ、改善へのさま…続きを読む
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全国卸流通特集:仙台水産・本田誠社長 不漁影響も加工品は好調
特集 卸・商社 2022.09.29◇経営トップに聞く 昨年4月に仙台水産の社長に本田誠氏は就いた。開催できなかった生鮮合同提案会を9月7日開催し、久しぶりに会った出展社や得意先とあいさつを交わし、あらためて水産流通業の重要さを認識したと語る。水産卸は柱となる国産大衆魚の不漁と輸入品…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=新潟 小売業の再編さらに加速
特集 卸・商社 2022.09.29新潟県内の小売業は再編が加速している。6月に福島県に本社があるリオン・ドールコーポレーション(リオン・ドール)が、新潟県内でにいつフードセンター8店舗を展開するカワマツの株式を100%取得する形で資本業務提携した。「この動きが県内の端的な状況を示して…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=関東 食品などDgS攻勢強まる
特集 卸・商社 2022.09.29関東地区の小売動向はドラッグストア(DgS)が出店加速や食品強化で攻勢を強める一方、食品スーパー(SM)は新たな店づくりに挑戦する動きも出てきた。新型コロナウイルスの影響に加え、原料高や商品の値上げ、エネルギーコストの増加の中で同業や他業態との競争で…続きを読む
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全国卸流通特集:ユアサ・フナショク 山田共之社長 今期は攻めの姿勢強化
特集 卸・商社 2022.09.29◇経営トップに聞く 千葉県地盤の総合卸であるユアサ・フナショクは独自の地域密着力を発揮し、首都圏一円の小売業と強固な取組み関係を築く。今期は名古屋市に初の営業所を開設したのに続き、24年の完成へ向けて千葉市内で新センターの着工に入るなど、攻めの姿勢…続きを読む
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全国卸流通特集:茨城県総合卸 常洋水産・増子幸吉取締役 「常洋らしさ」で差別…
特集 卸・商社 2022.09.29◇常洋水産・増子幸吉取締役営業本部長 今期の営業実績は4~8月で常洋水産全体が前年比4.4%増、食品部が1.4%増と、前年クリアで推移している。メーカーの値上げの影響で売上金額は伸びているが、数量ベースではやや落ち込んでいる印象だ。販促商品の発注量…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=甲信 地域密着機能で生き残り
特集 卸・商社 2022.09.29市場の規模縮小、基盤弱体化で足元が揺らぐ、甲信エリアの中間流通業界。コロナ禍で苦戦を強いられてきた業務筋は、今年春ごろから社会・経済の「ウィズコロナ」シフトが鮮明化したことで、観光需要や外食ニーズなどは回復基調にある。夏の観光シーズンは7月以降の感染…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=静岡 地元に根差した強み生かす
特集 卸・商社 2022.09.29静岡県が8月に発表した「同県内政令指定都市の消費者物価指数」の7月報(2020年=100)によれば、静岡市では、食料全般では3.9%増(前年比)、生鮮食品では9.6%増(同)、生鮮を除く食品では2.9%増(同)と、食料品の物価上昇が相次いでいる。他の…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=中部 地元小売、域外資本と競争
特集 卸・商社 2022.09.29新型コロナウイルス第7波の急拡大など、依然としてコロナ禍から抜け出せずにいるが、流通業界の巣ごもり消費による恩恵は「とうの昔」に終了したとみていい。これは中部の小売各社の業績を見ても明らかだ。直近の全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた販売統…続きを読む
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全国卸流通特集:カナカン・野村直紀専務取締役 地域密着で提案力発揮
特集 卸・商社 2022.09.29◇経営トップに聞く カナカンの2021年3月期売上げは1583億0200万円。22年度第1四半期(4~6月)は増収増益で着地した。要因はまん延防止等重点措置がなくなり、業務用が回復したことだ。業務用酒類が好調で売上げと利益に貢献している。同社は北陸…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=近畿 新サービスと価値創造を
特集 卸・商社 2022.09.29近畿エリアの食品卸売業各社は、長期化するコロナ禍の中、値上げや物流への対応を図ってきた。物流効率化に向けては、物流拠点の集約・再編が進んでいる。DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による総合力向上の成果が表れている。コロナ禍で得た知見を生か…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=四国 大手卸で進む支社の統合
特集 卸・商社 2022.09.29高齢化、人口減少が進む四国地区では今年、食品スーパー(SM)業態の積極的な出店は少ないものの、近年はマーケットの寡占化が進む。こうした状況下で大手卸では、支社の統合が進んだ。地域密着や地域産品の四国県外への販売強化を図る動きも目立つ。(藤林敏治) …続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=中国 激変環境対応へ機能強化
特集 卸・商社 2022.09.29新型コロナウイルス感染症の拡大が依然として続き収束が見えない状況だ。新たな変異株も出現し、新たな脅威として全国各地の社会生活に影響を及ぼし続けている。コロナ禍で社会生活は一変し、生活者の消費行動も変化し、新しい生活様式(ニューノーマル)が全体に浸透し…続きを読む
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全国卸流通特集:さんれいフーズ・門脇寛行常務取締役 人フォーカスの経営推進
特集 卸・商社 2022.09.29◇経営トップに聞く 山陰両県を中心に山口県から京都府北部に至る日本海沿岸エリアで事業展開しているさんれいフーズ。少子高齢化、人口減少に加え、コロナ禍で激変する市場環境に対応した挑戦を続けている。昨年、新体制がスタートし、次世代へ向けた組織改編や営業…続きを読む
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全国卸流通特集:エリア別動向=九州 他社コラボで新事業育成
特集 卸・商社 2022.09.29九州エリアの動向としては、業務用卸でコロナ禍による外食向け需要減が非常に大きく影響してきた。一時期よりは実績が戻ってきたものの、コロナ禍前の水準には回復できていない。政府による行動制限はかかっていないものの、消費行動として、特に夜遅い時間まで飲み歩く…続きを読む